海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





モン族のお正月で故郷に帰っています。
2016.12.22
 ラオスは、多民族国家で48種類の民族の人々が住んでいるそうです。一番多いのは約6割を占めるラオ族で、その後カム族、モン族と続きます。CBC Laoも、一番多いのはラオ族の職員ですが、モン族の職員も15人ほどいます。CBC Laoに限らず、縫製工場で働く、モン族の女性は多いようです。

 さて、このモン族の職員たちは、この時期になると、休みをとって故郷に帰ります。

 なぜなら、モン族の正月は12月前後だからで、「◯◯さんいないけど、今日休み?」なんて、近くの人に聞くと、「正月で帰ってるよ」なんて答えが返ってきます。モン族と言っても、首都の特別市ヴィエンチャン特別市出身の人、少し南のボリカムサイ県の出身の人、少し北のヴィエンチャン県出身の人、一番北のサムヌア県出身の人と出身はバラバラです。そして、モン族の正月の時期もバラバラみたいです。12月の初めくらいに正月を迎える県から、12月末に正月を迎える県もありようです。

 正月から戻ってきた職員に写真をみせてもらったところ、とても綺麗な衣装を着飾っていました。
 
 そこで、モン族の正月について、調べてみたところHISさんのホームページに詳しく載っていたので、そこから記事や写真等を使って紹介します。HISルアンパバン支店には、モン族のスタッフがいるようです。

※参考HP
http://blog.his-j.com/vientiane/2015/11/post-58ff.html
http://blog.his-j.com/vientiane/2015/12/post-8c0d.html
http://blog.his-j.com/vientiane/2015/12/post-8c0d.html

 大晦日の日は、朝に餅つきをして、夕方から卵を鶏を使って家族の魂を呼ぶ儀式をするそうです。

(お父さんが家族の魂を読んでいる様子)


 そして、正月が始めるとモン族の衣装を来て、まり投げをします。このまり投げは、カップルはカップルでしますが、独身の人は、このまり投げを通して、恋人なり、結婚相手を見つけるということで、若者はとてもこの正月を楽しみにしているようです。

(モン族の民族衣装)


(まり投げをしているところ)


(まり投げのときに使うまり)


 HISさんに問い合わせると、ホームページにも書いてないこともいろいろ教えてくださるそうなので、興味のある方は、連絡してみると良いかもしれませんね。

 そうそう。正月から戻ってきたモン族職員に、「まり投げをしたの?」と聞いたところ、「もちろん」との返答が。また、皆さん、地方から出てきて縫製工場で働いているので、正月に故郷に戻り、家族や友人と会えて楽しく、またリフレッシュできたようでした。

 モン族女性は、とっても手先が器用です。ルアンパバンやヴィエンチャンのナイトマーケットでは、モン族の人々が作った可愛らしい小物やバッグやたくさん売っています。CBC Laoは、そんなモン族職員が、丁寧な縫製や、最後の品質チェックをしてくれています。
ドライバーの妹の結婚式に行ってきました。
2016.12.05
 先週末にドライバーの妹の結婚式に行ってきました。

 ドライバーのことは、一緒に働いてるのでもちろん知っています。でも、ドライバーの妹なんて、会ったこともないし、写真も見たこともないし、名前も知らないです。

 そんな赤の他人とは言わずも、名前も知らない人の結婚式に、招待状をもらったら行くのがラオス流です。ラオスの結婚式は、人が多ければ多いほど良いという部分もあるので、とにかく配れるとろこには、招待状を配ります。私も、これまで何十回とラオスで結婚式に出席していますが、新郎あるいは新婦を知っている結婚式は数回です。

 今日は、ラオスの結婚式を紹介します。

 まず、ラオスの結婚式は、バーシーという儀式と披露宴の2部構成です。バーシーという儀式は、親類と本当に親しい友人だけで行います。披露宴は、呼べるだけ人を呼んで盛大に行います。私が今回参加したのも、披露宴だけです。

■バーシーの儀式
 新婦の家で行います。新郎が、家族・親類を引き連れて、新婦の家に行きます、そこで、バナナの葉で作ったオブジェ(?)の周りに新郎新婦、その両親などが座ります。このときおまじない(?)を唱える人が、おまじないを唱えて、新郎新婦の幸福を祈っってくれます。ラオス人のほとんどは仏教国ですが、このバーシーの儀式は、土着の宗教になります。

 この下の写真が、バーシーの儀式です。但し、ドライバーの妹のバーシーの儀式には参加していないので、写真はドライバーの妹ではありません。


■披露宴
 披露宴では、会場の入口で、新郎新婦が迎えてくれます。ドライバーの妹さんは、とても綺麗でした☆


 会場に入るとテーブルが並べられているので、好きなところに座ります。招待状に19時からと書いていますが、20時前に行くのが丁度よいくらいです。それでも、実際にはじまるまでけっこう時間があります。

 この下の写真は縫製工場の面々です。「早く始まらないかな〜、お腹減ったな〜」という感じでしょうか。


 20時半くらいになると新郎新婦が会場に入ってきて、親戚代表がスピーチをして披露宴のスタートです。下の写真は、会場の一番前に新郎新婦と親戚一同が並んでいるところです。


 この後、待ちにまった食事の時間です。料理は下のような写真です。豚の煮付けに、野菜炒め、米の麺をココナッツベースの食べる料理、牛肉を小さく切っていためたものなどが並びます。



 ラオス名物のビアラオを飲みながら、これらの料理を楽しみました。
※飲み食いに夢中になり、盛り上がっているところの写真を撮り忘れました。

 私は22時くらいに帰りましたが、縫製工場の職員の中には0時まで飲み続けた人もいたようです。。

 最後にドライバーとその奥さんの写真。奥さんは、縫製場で働いています。
明日はラオスの建国記念日です。
2016.12.01
 明日は、ラオスの建国記念日で工場はお休みです。祝日が日本に比べてずっと少ないラオスですが、10月からは月に1回ぐらいずつ祝日があります。

 12月2日は、ラオス人民民主共和国(ラオスの正式名称)の建国記念日です。ラオス人民民主共和国は、1975年12月2日に成立し、明日で41年目を迎えます。去年は、ちょうど建国40周年ということで、さまさまなイベントがラオス中で開かれてたのに比べると今年は静かです。

 今日は、ラオス人民民主共和国ができまでのラオスの歴史を少し紹介します。

 1353年 ファーグム王により、ランサン王国が成立する。
 ラオス語で「ラン」は「100万」、「サン」は「象」を意味するので、ランサン王国は「100万もの象の王国」という意味になります。

 1905年 フランスの植民地になる。
 このとき、フランスはラオスに対して愚民化政策を行います。政府の重要な役職は、同じくフランスの植民地だったベトナム人が担ったそうです。

 1949年 フランスから独立し、ラオス王国が成立する。
 しかし、フランスやアメリカの影響下におかれ、国民の中には不満に思う者も多かった。その中から、ラオス共産党が生まれ、内戦になり、1975年の革命へと向かいます。その間、ベトナム戦争に巻き込まれたりと混乱の時代でもありました。

 1975年 ラオス人民民主共和国が成立する。
 現在のラオスの大統領などは、最初はとても勝てる見込のない中、真のラオス人の国のための着くために命がけで戦ったメンバーです。建国のために力を尽くした人々が、政府の中枢にいるというには、新しい国ならではです。

 ラオスは、現在、フレッシュな国らしく、経済成長の真っ只中です!! CBC Laoも縫製業を通じて、ラオスの経済発展に少しでも、貢献していきます!

※ウィキメディアにラオス国歌の日本語訳が載っていたので紹介します。「帝国主義者や売国奴に妨害はさせない」という部分に、ラオスが大国に振り回されてきた歴史を感じます。フランスには植民地され、アメリカにはベトナム戦争のときに、クラスター爆弾を落とされ、今だに苦しんでいます。
(参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/ラオスの国歌)

ラオス民族はいにしえより 全てのラオ人は心たからか
ちからを合わせ心をつどい 一つの力として協力する
絶対に一緒に前進し ラオスの名誉をたたえる
主権者たるをうながし 全てのラオスの民族は平等である
帝国主義者や 売国奴に妨害はさせない
ラオス人はみな統一と ラオス民族の独立をかかげる
勝利を決心し 民族を繁栄に導く
タート・ルアン祭りで工場はお休みでした。
2016.11.14
 今日は、タート・ルアン祭りで工場がお休みです。

 タート・ルアン祭りとは、旧暦12月の満月の日に、ラオスの首都ヴィエンチャンにあるタート・ルアンを中心に開かれるお祭りで、縫製工場の皆がとても楽しみにしてます。

 このお祭りの中心となるタート・ルアンは、16世紀に建てられた仏塔で、ラオスのシンボルです。今でこそ、このタート・ルアンよりも高い建物がたくさんありますが、少し前までは約45mのタート・ルアンよりよりも高い建物は建てることができなかったそうです(と言う人もいます。)。

(タート・ルアン)


 1週間位前からお祭りが始まり、多くの人がこの仏塔の周りを花を持って、いろいろな願い事をしながら三周します。周りのショッピングセンター等でも、特別なイベントなどが開催されるなど、首都ヴィエンチャンが1年で一番盛り上がる時期でもあります。

 ヴィエンチャンっ子たちは、タート・ルアンに行ってお参りをした後、ショッピングにご飯にと楽しみます。そのため、周辺は、大渋滞。普段は、30分でいける場所も、タート・ルアン付近を通らなければいけないと3時間以上かかることもあるようです。

 そして、今日の朝に、ラオス全土から集まったお坊さんに、托鉢をしてフィナーレを迎えました。ラオス人の多くは、敬虔な仏教徒なので、たくさんのお坊さんに托鉢をして徳を積むのを楽しみにしています。

(ラオスのお坊さん)

※ラオス人の友人が今朝撮ったものです。

 何もないのが良いのがラオス観光と良く言われますが、是非、この時期にヴィエンチャンを訪れ、ラオス人と一緒に盛り上がってみるのも良いのではないでしょうか。

 ここまでタート・ルアン祭りのことを紹介しつつ、人混み嫌いな私は、少し田舎の方へ、のんびりこの祝日を満喫中です。
国勢調査と縫製業
2016.10.31
ラオスで2015年に行われたラオスの国勢調査の結果が、先週、ラオス統計局から発表されたようです。

ラオス国の人口は6,492,228人、うちの縫製工場があるヴィエンチャン特別市の人口は820,940人です。
(※国土の広さは、日本の本州と同じくらいです。)

縫製業と関連のあるところで、工場で働くひとの人数は、123,060人で、就業者の3.5%を占めています。他方で、農林水産業に就業している人数は、250,000796人で、就業者の72%を占めています。
(※75.4%の人々が農地をもっているようです。)

この統計を見てみると、縫製工場に限らず、工場の工員がなかなか集まらないと言われているラオスですが、まだまだ工業発展のポテンシャルはありそうな気がします。

また、高齢者(65歳以上)も4.2%と少なく、10歳から24歳が31.9%を占めており、まだまだ若い人が多く、これから国が大きな発展をしていきそうです。

CBC Laoも縫製業を通して、少しでもラオスの発展に寄与していきます!!


※さらに興味のある方、詳細を知りたい方は、以下のリンクから報告書をご覧ください。

http://www.lsb.gov.la/PDF/PHC-ENG-FNAL-WEB.pdf

- CafeNote -