海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





ビエンチャンでは麺料理の上限は200円になるようです。
2018.05.28
 ラオスでは、新聞やテレビなどのマスメディアがあまり発展しません。では、どのようにラオスの人々がニュースなどを知っているのかというと、ネットメディアの役割が大きくかったりします。ネットメディアの中には、ホームページを持っているところもありますが、ほとんどのニュースはフェイスブックを通していろいろな人に伝えられています。

 なので、今、ホットな話題は何かは、フェイスブックの中で、「シェア」されているニュースで分かったります。興味深いニュースがあると、多くの人がそのニュースを「シェア」するので、そのニュースを見る機会が多くなります。

 先週、もっともラオスの人々の話題になったのは、カオピヤック、フーと言った麺料理、チャーハンなどの一皿料理のビエンチャンでの上限は1,5000kip(日本円で200円くらい)になるというニュースでした。いろいろなネットメディアがこのニュースを紹介し、多くの人がこのニュースをファイスブックの中でシェアしていたので、このニュースを見かける機会が何度もありました。

※また、Support Prime Minister Thongloun Sisoulithという「ラオスのトンルン首相を応援しよう」というファイスブックのページでも紹介されていました。

 今月からラオスの最低賃金があがります。いつも最低賃金があがるときには、その賃金上昇率を超える物価の上昇がよく見られるので、それを防ぐためという目的があるのでしょうか。ラオスは社会主義国で、豚肉の値段の上限などが定められていましたが、このような一品料理の値段の上限が定められたのははじめてのような気がします。

 最後に、Support Prime Minister Thongloun Sisoulithのページに、上限200円の料理の例として、ラオスの代表的な麺料理が紹介されていたのでこでも紹介します。(写真は、このページからもらいました。)

・フー(ベトナムから麺料理)
 

・カオピヤック(米のもちもちの麺で、ラオスを代表する麺料理)


・カオソーイ(ラオス北部で有名な麺料理)


 ついでに、下が、商工省から発表された文書です。



輸出時に税関への提出書類が増えました。
2018.05.21
 輸出時に税関への提出書類が増えました。しかも、突然に。金曜日に説明があって、次の週の月曜日から実施という感じです。CBC Laoはアナログな部分が多いので、柔軟に対応して、無事に商品を輸出することができました。海外の縫製工場は、こんな突然の変更などにも、柔軟に対応していかなれば、商品を出荷できなくなるので、常に新しい情報を手に入れるようアンテナを張り、対応していくことが求められたりします。

 さて、何が増えたのかというと、下の写真のような書類です。



 どんなことが書かれているのかというと、、、、

・商品名(女性用のロングパンツ)
・女性用のロングパンツのHSコード
・綿100%という生地の混率
・商品の写真
・どんなものをどれくらいつかっているか
 (ファスナー1本、金属製の釦4つ、糸180cm、商品を入れる袋1枚など)

 内容のほとんどは原産地証明を申請するときに必要な原材料一覧表(List of Row Materials)と生産プロセス表(Working Process)と同じです。

※(参考)原産地証明申請に必要な書類については、次のブログの記事をご覧ください。
「Form AJ(原産地証明)の申請書類が減りました。」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00008.html

 では、何がこの書類の特徴かというと、それは、商品の写真です。どこまで厳しくチェックされるかはまだわかりませんが、おそらく商品の写真と中の商品があっているか、また、原材料一覧表(List of Row Materials)と生産プロセス表(Working Process)にかかれている資材が本当に使われているかなどチェックされるものと思います。

 書類の作成自体は難しくはありませんが、CBC Laoは小ロット・多品種を得意とする縫製工場で、一度の出荷にいろいろな種類の製品を輸出することが多いので、種類が多いときには少し時間がかかりそうです。

※(参考)輸出時に必要な書類については、次のブログの記事をご覧ください。
「海外縫製工場は輸出書類も作成します!!」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00011.html
「Form AJ(原産地証明)の申請書類が減りました。」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00008.html
2018.05.21 10:00 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ラオスではスコールがあります。
2018.05.14
 ラオスは、亜熱帯地方にあります。そのため、スコールがあります。中学校や高校などの社会の授業などで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 4月のラオス正月前は、いつもの年は違って、気温はあまり上がらず(といっても30度はあります)、「今年は涼しいな」と思っていましたが、5月に入ってから例年通り暑い日が続いています。天気予報の最高気温は35度異常あります。

 こんな暑くて暑くてたまらないときに、急に気温が下がって、空が一気にくらくなって、さらにこれに強風がでてきて、突然、びっくりするくらい強い雨が降り出します。そして、通常30分くらい降ると一気に空が晴れ渡ります。そんなとき、これが中学高校で習った「スコール」」か、なんて思ったりします。

 このスコールのときには、気温が下がるので、日本人的にはこの気温の低下はとても気持ちよかったりします。また、スコールの後に、また気温が上がるのはつらいところですが、真っ暗になっていた空が、再び青く晴れ割ったたのを見ると心もリフレッシュします。

 ところで、最近はほとんどなくなりましたが、数年前まではこのスコールが降ったときの恒例のラオス人の行動がありました。

 それはというと、携帯電話の電源を切ることです。

 スコールのときには、強い雨とともに雷がなることも多いです。ラオス人の多くは、携帯電話の電源が入っていると、そこに雷が落ちると信じていました。それは室内にいても一緒です。スコールのとき、雷が鳴り出すと「携帯電話の電源を切って!!」と誰彼となく少し前までは言っていました。

 日本人の中には、雷がなったからと言って携帯電話を切るのは馬鹿げていると考えて(しも室内で)、携帯電話の電源を切らずいて、本気でラオス人に怒鳴られた人もいたようです。

 今は、雷が鳴ったからといって、みんなが一斉に携帯電話の電源を切るという風景は見られなくなりました。

 こんな小さなことでも、ここ最近のラオス社会の変化を感じたりしています。
停電で移動オフィスを設置(?)
2018.05.07
 なんと出荷予定日の前日に停電になりました。しかも朝から夕方までの1日いっぱい。朝一番に、工場に行くと電気が来ておらず、また少し待っても電気が来る気配がないので電気局に電話すると、なんと朝から夕方の5時まで停電するとのことでした。しかも、この停電は、もともと計画されていたのものらしいものだったのですが、停電の通知書を配るのを忘れていたとのことでした。

 パッキング自体は終わっていたのですが、ダンボールに貼るシッピングマークなどはまだ印刷しておらず(ダンボールにどこの出荷するのか、中に何が入っているのかなどをしっかり書くことが必要です)、またバンドリングも終わっておらず、役所への輸出のための書類もできていませんでした。

 日本であれば想定外のことでバタバタするかもしれませんが、ここはラオスです。これくらいの想定外は予定の範囲内です。

 冷静にパソコン、コピー機、などをピックアップトラックに積んで、タイ人職員の家に持っていって、臨時オフィスを作ります。そこで、1つずつ書類を作っていって、必要な書類をプリントアウト、コピーをしていきます。何度か過去にもこういうこともあるので、皆、通有情業務のようにこなしていきます。

 しかも、次の日に来る予定だった荷物を取りに来る予定だったトラックが、なんと1日早くタイから来てしまったということで、出荷日も1日早くなるというハプニングも。そのため、工場の小型トラックで、バンドリングの機会とダンボールも、タイ人職員も家の裏に運び込み、ダンボールにシッピングマークなどを貼り、バンドリングして、タイへ輸出するトラックに載せたのでした。

 こんな感じで、突然の停電、なぜか予定よりも1日早くトラックなど、予定外のことに見舞われた1日でしたが、予定外のことを予定して冷静に状況に応じて対応するのが海外の縫製工場では必要だったりします。
2018.05.07 09:55 | 固定リンク | 縫製工場の日常

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