海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





仕事納め。大掃除とくじ引き大会。
2016.12.30
 今日、12月30日が、今年の仕事納めでした。来月出荷の商品のオーダーをたくさんいただいていることから、午前中は通常通り仕事、午後から大掃除、くじ引き大会となりました。

 大掃除。といっても、今年は掃除時間が少なめだったのですが、いつもなかなかできない細かいところまで丁寧に掃除しまました。


 天井の扇風機の埃を落とします。


 網戸も取り外して洗いました。


 この後、くじ引き大会をして、今年の業務はすべて終了しました。

 景品は、炊飯器、電気ポット、アイロン、電気すき焼鍋などの電気製品、豆乳などの食料品などのです。皆さん、当然、電気製品の欲しいのですが、、、 食料品の中には1000バーツ(日本円で3200円くらい)のお札が入っていたりします。

 電化製品はこんな感じ。。。


 その他の景品と女性職員。


 このくじ引は毎年の恒例で、勤務年数が短い順に引いていきます。勤務年数が短い職員は上のその他の景品、勤務年数の長い職員は上の電化製品があたります。

 くじびき前の様子はこんな感じです。


 こんな感じでクジをひいていきます。


 勤務年数が長い職員(6年以上勤務)は、クジを引く前に、皆の前に並び、工場長からの感謝の言葉がありました。写真に写っている職員が、率先していつも丁寧に綺麗な縫製を手がけてくれたり、縫製後の製品を厳しく検品してくれています。また、新しく入ってきた職員に、日本の縫製基準を伝えてくれてもいます。


 くじ引きを景品をもって記念撮影。

 
 ビンゴ大会で今年一年も締めくくられましたが、実は、ラオス正月は4月で、この年末年始は「ピーマイ・サコン(世界のお正月)」なんて呼ばれていて、ラオス人たちにとって関心はあまり高くありません。年明けも3日から通常通り業務開始です。

 最後になりましが、今年一年大変お世話になりました。また、より一層、丁寧で綺麗な縫製をしていけるよう努めていきますので、2017年もよろしくお願いいたします。

 
友好橋を自転車で渡ってみよう!!
2016.12.26
 まったく縫製工場や縫製のこととは関係ありませんが、先日、ラオス・ヴィエンチャンとタイ・ノンカイの間にかかるタイ・ラオス友好橋を自転車で渡ってきたので、その渡り方(?)を紹介します。

 タイ・ラオス友好橋を自転車に渡れるかは、人によって、「できない」「自転車の登録書類があればできる」「できる」など言うことが違っていてどうなのかと思っていましたが、いざ渡ってみるとあっさりと簡単に何の問題もなく渡ることができました。ただ、タイ・ノンカイ側からラオス・ヴィエンチャン側に渡る時に、自転車で橋を渡るのは禁止の看板があったので、少し前までは渡ることができなかったのだと思います。

■ラオス・ヴィエンチャン(ターナレン)からタイ・ノンカイへ
1.ターナレンのイミグレーションには、国境バス利用者用のレーンと自動車用のレーンがあります。そのうち自動車用のレーンの適当なところに自転車おきます。
※国境バスとは、徒歩でイミグレーションを通った後、橋を渡るときに使うバスのことです。
2.国境バス利用者用の窓口に行き、出国の手続きをします。
3.ボーダーパスを購入する。土日などは10,000kip、平日は無料です。
4.ボーダーパスを、電車や地下鉄の改札口のような機械に「ピッ」とさせますが、その改札機のようなものは通ってはいけません。この説明は分かりにくいかもしれませんが、イミグレーションの職員の人も自転車通ることが分かっているので、上手に案内してくれます。
5.自転車のところに行って、自転車に乗り、橋をわたります。
 ※1から5の手続きは、そこにいた警察官の方の指示にしたがっておこなっています。
6.タイ側につくと、イミグレーションの建物の外に自転車をおき、国境バス利用者用のイミグレーションで入国の手続きをします。入国手続き後、税関職員の横の入口から入国せずに、建物の外に戻り、自転車で自動車のレーンからタイに入国します。日本人であれば、ビザ無しで入国することができます。

(ラオスの国境)


■タイ・ノンカイからラオス・ヴィエンチャン(ターナレン)へ
1.イミグレーションの建物の外に、自転車を置き、国境バス利用者と同じように出国の手続きをします。
2.税関職員の横の入口から入国せずに、建物の外に戻り、自転車で自動車レーンを通り、橋を渡りラオス側に行きます。少し前まで、自転車やバイクで橋を渡れなかったのか、自転車やバイクで橋を渡ってはいけないという道路標識がありますが、気にせずに安心して渡ってください。
3.ラオス側に着くと、適当なところに自転車をおき、出国のときとは違い、自動車で国境を渡る人の窓口で入国の手続をします。日本人であれば、ビザ無しで入国することができます。
4.出国手続き後、ラオスへ自動車用のレーンを通って、入国します。

(タイの国境)


 ここからは私見ですが、ラオス側で出国するときは国境バス利用者ようの窓口、入国するときは自動車で渡る人用の窓口でというように出国時と入国時で違うのかというと、ボーダーパス購入の有無のような気がします。

 是非、機会があれば、自転車でタイとラオスの国境を越えてみてください!! 自転車に乗って、メコン川にかかる橋を渡るのは格別です。特に、行きのときにノンカイの街を左手に眺めながら渡るのはとても気持ちが良いですよ。
モン族のお正月で故郷に帰っています。
2016.12.22
 ラオスは、多民族国家で48種類の民族の人々が住んでいるそうです。一番多いのは約6割を占めるラオ族で、その後カム族、モン族と続きます。CBC Laoも、一番多いのはラオ族の職員ですが、モン族の職員も15人ほどいます。CBC Laoに限らず、縫製工場で働く、モン族の女性は多いようです。

 さて、このモン族の職員たちは、この時期になると、休みをとって故郷に帰ります。

 なぜなら、モン族の正月は12月前後だからで、「◯◯さんいないけど、今日休み?」なんて、近くの人に聞くと、「正月で帰ってるよ」なんて答えが返ってきます。モン族と言っても、首都の特別市ヴィエンチャン特別市出身の人、少し南のボリカムサイ県の出身の人、少し北のヴィエンチャン県出身の人、一番北のサムヌア県出身の人と出身はバラバラです。そして、モン族の正月の時期もバラバラみたいです。12月の初めくらいに正月を迎える県から、12月末に正月を迎える県もありようです。

 正月から戻ってきた職員に写真をみせてもらったところ、とても綺麗な衣装を着飾っていました。
 
 そこで、モン族の正月について、調べてみたところHISさんのホームページに詳しく載っていたので、そこから記事や写真等を使って紹介します。HISルアンパバン支店には、モン族のスタッフがいるようです。

※参考HP
http://blog.his-j.com/vientiane/2015/11/post-58ff.html
http://blog.his-j.com/vientiane/2015/12/post-8c0d.html
http://blog.his-j.com/vientiane/2015/12/post-8c0d.html

 大晦日の日は、朝に餅つきをして、夕方から卵を鶏を使って家族の魂を呼ぶ儀式をするそうです。

(お父さんが家族の魂を読んでいる様子)


 そして、正月が始めるとモン族の衣装を来て、まり投げをします。このまり投げは、カップルはカップルでしますが、独身の人は、このまり投げを通して、恋人なり、結婚相手を見つけるということで、若者はとてもこの正月を楽しみにしているようです。

(モン族の民族衣装)


(まり投げをしているところ)


(まり投げのときに使うまり)


 HISさんに問い合わせると、ホームページにも書いてないこともいろいろ教えてくださるそうなので、興味のある方は、連絡してみると良いかもしれませんね。

 そうそう。正月から戻ってきたモン族職員に、「まり投げをしたの?」と聞いたところ、「もちろん」との返答が。また、皆さん、地方から出てきて縫製工場で働いているので、正月に故郷に戻り、家族や友人と会えて楽しく、またリフレッシュできたようでした。

 モン族女性は、とっても手先が器用です。ルアンパバンやヴィエンチャンのナイトマーケットでは、モン族の人々が作った可愛らしい小物やバッグやたくさん売っています。CBC Laoは、そんなモン族職員が、丁寧な縫製や、最後の品質チェックをしてくれています。
柄物の生地のカッティングは大変です。
2016.12.19
 現在柄物の生地の裁断の真っ最中で、裁断場は大忙しです。

 無地の生地であれば、延反(生地を必要な長さに切りながら、重ねていくこと)をした後に、裁断機を使って、一気にパターンの大きさそのままに切って、完成です。

・延反の様子(小さな縫製工場なので、延反機と呼ばれる機械は使わず、手で行っています。)


・延反後に生地をパターン通りに切る機械(裁断機)


・延反後に裁断機で生地をカッティングしているところ


 しかし、チェックやボーダーなどの横や縦にラインの入った柄物の生地のカッティングは大変です。

 チェックやボーダーのシャツなどで、縦のラインと横のラインが曲がっていたらかっこ悪いし、とても目立ちます。ボーダー柄のシャツの横ラインが、右から左へ平行ではなく、斜め下に落ちていく。チェックなどの縦のラインが、前たてと並行ではない。などがあると、せっかくのデザイナーさんのデザインも台無しです。

 そこで、縫製工場では、生地を裁断するときに、横のラインと縦のラインが曲がらないようにいくつか工夫しながら、生地を裁断しています。

1.横のラインが曲がらないように、生地の同じ部分を、「針」の大きなもので指しながら生地を重ねていきます。生地をそのまま、上の写真のようにどんどん重ねていくと、横のラインが、少しずつ歪んできます。そのために、下の写真の「針」の大きなものを裁断台に固定をして、ボーダーの同じポジションに刺しながら、生地を重ねていきます。



2.また、シャツの前の部分などを裁断機でパターンの大きさに切るときには、シャツの左の部分と右の部分を合わせてパターンの大きさよりも少し大きめにきります。そのあと、左側と右側の間のラインを手で裁断していきます。この用に裁断することで、縦のラインをまっすぐ切ることができます。その後、真ん中の線に合わせて生地を再び合わせ重ね合わせ、周りをパターンの大きさに裁断機で裁断していきます。

 ということで、ボーダーやチェックの生地の裁断には、無地の生地の裁断と比べてたくさんの時間がかかります。しかも、無地の生地であれば、例えば、赤、青、緑、黒などの生地も一緒に重ねてきっていくことができますが、ボーダーやチェックの生地は、1種類ずつ裁断していかなければなりません。

 さらに、縫製時も、チェックやボーダーなどの柄の部分をつかみながら縫っていきます。油断するとすぐにラインがずれます。生地って、物凄く伸びたり縮んだりするんです。

 ボーダーやチェックのシャツを、店頭等で見かけた時は、縫製工場では一手間も二手間もかけて裁断して、縫製しているんだなと感じもらえればとてもうれしいす!!

 
2016.12.19 08:00 | 固定リンク | 縫製のこと
バンコクからヴィエンチャンへの貨物輸送方法は
2016.12.15
 今週、タイ工場に手配してもらった生地やその他の資材が届きました。
 
 ということで、タイ・バンコクからラオス・ヴィエンチャンまでの貨物の輸送手段を今日は紹介します。人の移動手段としては、飛行機があり、電車があり、バスがあり、インターネット上に多くの人がその手段を紹介してくれています。しかし、大きな貨物をどのように移動するかについてはほとんどありません。知りたい人もほとんどいないと思いますが、紹介します。

 タイ・バンコクから、ラオスからのヴィエンチャンまで、荷物を運ぶ手段は大きく、1.専用トラック、2.電車、3.混載トラックの3通りがあります。郵便局のEMSやDHLなどもありますが、荷物の良が多くなると使えなかったり、何より料金がとても高くなります。

1.専用トラック
 タイ工場で運送会社で専用のトラック(荷主はCBC Laoだけ)を手配してもらいます。専用なので、曜日を気にすることなく、荷物を欲しい時に送ってもらうことができるのが最大のメリットです。しかし、トラック代が15,000B(4万8千円)前後に、タイからラオスへの輸出通関に2,000〜2,500B(6500円〜8,000円)がかかります。トータルで、日本円で5万5千円くらいでしょうか。
 大きな工場であれば毎回専用トラックで荷物を運べるかもしれませんが、CBC Laoのように小さな縫製工場では、専用トラックをチャータするほどの量になることはなかなかありません。
 どうしても早急に欲しい時は、専用トラックをチャーターすることもありますが、けっこう大きな出費となります。ただ、運良く、荷物をタイから送って欲しいときに、他の荷主さんも見つかれば、トラック代が安くなったりします。

2.混載トラック
 タイ工場で、運送会社に頼んで混載(いろいろな会社の荷物を積む)のトラックに載せてもらいます。荷物がおおければタイ工場まで荷物を取りに来てくれます。メリットはなんといっても価格の安さです。1kgあたり4〜5B(13〜16円)くらいに、タイからラオスへの輸出通関に2,000〜2,500B(6500円〜8,000円)ですみます。1000kgぐらいの荷物を、バンコクからヴィエンチャンまで運んでも、2万円から2万5千円くらいでしょうか。
 しかし、最大のデメリットは、土曜日にしか、定期便の混載のトラックがないことです。といっても、小規模な縫製工場にとっては、もっとも使い勝手の良い手段で、もっともよく使う輸送手段です。今週、入ってきたタイから生地なども、この混載トラックを利用しています。

3.電車
 タイ工場の職員が、バンコク市内の鉄道の駅まで荷物を持っていき、そこから鉄道に荷物を載せ、ラオスとの国境の駅であるノンカイ駅まで荷物を運びます。その後、運送会社がトラックに荷物を積み、タイからラオスへの輸出通関をします。ノンカイ駅からラオスの国境までは、1kmぐらいでしょうか。もの凄く近いです。
 料金は、バンコク市内の駅からノンカイ駅まで料金は1kgあたりは量にもよりますが20〜30B(65〜100円)ぐらいで、これにノンカイ駅から国境までトラックと輸出通関に4000B(13000円)くらいかかります。
 あまり使うことはありませんが、ごくまれに生地を数本だとか緊急に必要なときなどに使うことがあります。

 1.〜3.のいずれの方法でラオス側に入ってきても、CBC Laoでは、輸入通関を自ら行い、トラックで荷物を受け取り、工場まで生地等を持ってきます。

 縫製に必要な資材は、ラオスでは何も生産されていないので、すべてを外国から輸入する必要があります。その分、輸送費や通関費用がかかってしまいます。

 ですので、CBC Laoは、そのコスト上昇分にも、帳消しにできるくらい品質の良い衣類や布団カバーなのでベッティンググッズを縫製できるよう日々努めています!!
2016.12.15 07:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易

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