海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





先週はオークパンサーとボートレースがありました。
2018.10.29
 先週、縫製工場のあるラオスは、オークパンサーと呼ばれる仏教の日でした。オークパンサーは、安居明けのことを言い、お坊さんが厳しい修行を終える日です。この日は国が定める国民の祝日という訳ではありませんが、ほぼすべての企業や学校がお休みになります。もちろんCBC Laoもこの日もお休みです。

 安居期間中は、結婚式などの行事が控えられたり、お酒を飲むのを控える人がいたりと、節操な生活をするイメージです。そして、このオークパンサーを境に、結婚式シーズンに入っていったりします。その意味に出、盛り上がり方と言っては語弊があるかもしれませんが、ラオス人の中でも気持ち的に開放されて盛り上がる日のようです。

 このオークパンサーの日は、ラオス人は結構忙しく過ごします。まず、朝、お寺に托鉢に行きます。そこで、お経を唱えて、お坊さんに托鉢をします。

 夕方からは、家の門などにろうそくを灯します。

 

 

 このときに、ロケット花火
のようなものや爆竹を一緒に鳴らしたりします。このため、この日の夕方からは、ずっと爆竹やロケット花火の音が響いています。

 この部分は、仏教というよりは精霊信仰のような部分です。ラオスは、仏教と精霊信仰のようなものの両方が混じり合っていたりします。

 このことに前後して、お寺に再び行き、花とろうそくを持ってお寺のお堂の周りを3周する人もいます。

 最後に、若者、とくにカップルにとってクライマックスになるのが、ローイカトンと呼ばれる、バナナの木の枝で作った船を川を流す行事です。この日は、いたるところで、下の写真のような船がたくさん売られています。

 

 

 上の船を買って、近くの川に行き、流しにいきます。カップルは、2つのローイトカトンを流し、ずっと一緒に流れたらずっと一緒にいることのできるという言い伝え(?)があるそうですが、皆その結果を恐れてか、ほとんどのカップルが二人一緒に1つの船を流しています。

 

 

 この日は、こんな感じでどこもかしこもラオスは明るい雰囲気に包まれています。

 また、CBC Laoのある首都ビエンチャンでは、オークパンサーの日とその次の日には、メコン川でボートレースが行われます。首都ビエンチャンは、オークパンサーの盛り上がりに加え、ボートレースの盛り上がりも加わり、大変な賑わいでした。

 ボートレースはオークパンサーの次の日も行われるため、この日もCBC Laoを含めほぼすべての企業や学校などがお休みとなりました。

 
台風21号の影響がまだまだ。
2018.10.22
 先週エアーで成田空港への出荷がありました。

 ここ最近は、ずっと韓国経由で荷物を出荷していましたが、エージェントの方に問い合わせると韓国経由のでの出荷はできないとのことでした。

 その理由は、台風21号で関西国際空港で貨物の取扱が制限されて以来、名古屋と東京への荷物の急増しているためとのことです。
 
 台風21号がきた直後は、OCSで出した荷物がなかなかお客様に届くかず、OCSに問い合わせると、「関西国際空港が使えないため成田空港への荷物が集中していて荷物がさばきけれていない」との返答がありました。

 それから1ヶ月経ち、ニュースでは関西国際空港の貨物の扱いも9割ぐらいまで戻ってきているとのことでしたが、まだまだ影響は残っているようです。

 ラオスという外国にいながら、日本への輸出を通じて改めて台風21号の影響の大きさを実感しました。
 
2018.10.22 10:00 | 固定リンク | 縫製工場の日常
中国からラオスへ輸送料は1kgあたり140円です。
2018.10.15
 チャイナ・プラス・ワンという言葉が、何年か前に少しブームになり、中国から縫製業が東南アジアなどに移っていくような動きがありました。しかし、なんだかんだ言っても、何十年もの間、巨大な縫製業界を持っていた中国、今でも資材の中には中国でしか手に入らない資材、あるいは中国の方が安価で手に入る資材なんていうのもあると思います。

 ラオスは、そんな中国から1kgあたり140円くらいで荷物を運んで来ることできます。
(容積などにより高くなることもあります。)

 具体的には、中国の広州からラオスのビエンチャンに向けて1kgあたり10,000kip(日本円で140円くらい)で荷物を送ってくれるサービスがあります。中国の各地から、中国の広州にある運送会社の倉庫に荷物を送るとラオスのビエンチャンまで荷物を転送してくれます。日数は大体3日から5日くらいです。

 しかも、この中国・広州とラオス・ビエンチャンを結び輸送トラックは、ほぼ毎日広州からでています。また、送り状の番号(これは広州の倉庫までの輸送手段の送り状の番号と同じです)で追跡サービスが利用できたり、ビエンチャンに荷物が届いたときには登録された電話番号に荷物到着のメッセージが入ったりととても便利です。

 下が、中国の広州にあるラオスまで荷物を運んでくれる会社です。

 
 
 例えば、生地を20ロールみたいに大きな荷物をこのサービスを使って送ることはできませんが、小さな副資材関係であれば、このサービスを使ってラオスまで送ってくることができます。

 このサービスは中国語のできるラオス人やラオス在住の中国人がよく利用しています。特に中国語のできるラオス人は、中国のアマゾンと呼ばれる淘宝網や天猫などで商品を購入し、それをオンラインで売っていたりいたりしています。

 チャイナ・プラス・ワンでラオスでの縫製をお考えの方は、是非、お声掛けください。中国と陸路でつながったラオスへは、中国からラオスへの輸送が便利なので、中国で手配していた資材をそのままラオスに持ってきて使うことも可能です。

 最後に、ラオス在住で、この輸送サービスに興味のある方もいるかもしれないので、少し詳しくこのサービスの利用を紹介します。

1.送り状の書き方
 例えば、下の淘宝網のフォームに記入する場合には次のようになります。まず、「转老挝电话」の部分に、名前と電話番号を書きます。中国語で「转」は転送、「老挝」はラオスです。例えば、CBC Laoに送るときには、「转老挝 (CBC Lao 021-770312)」のようにかきます。また、「收货人姓名」の欄には、CBC Lao 021-770312と、名前と電話番号をかきます。
 「广州市白云区石井鸦岗大道庆民物流旁鸦岗仓库A16」は中国の集荷倉庫の住所、「13725215461」は中国の集荷倉庫の電話番号になります。

 

※その他の場合の送り状の書き方は次の通りです。
地址:广州市白云区石井鸦岗大道庆民物流旁鸦岗仓库A16转(名前とラオスの電話番号)
收件人: 名前とラオスの電話番号
电话:13725215461

2.受け取り場所
 この荷物の受け取り場所は、下の地図の場所です。ちょっとわかりにくい場所です。日本のファミリーマートにそっくりなFamily超市の向かいにあります。「中老快递」という大きな看板があるので、日本のファミリーマートにそっくりなFamily超市の場所が分かれば、すぐに分かります。日本雑貨等を販売する「Sakura」から北のバスターミナルに道路の途中にあります。


3.連絡先と営業時間
電話番号:020-98000013, 020-77808117
営業時間:午前8時半から午後6時まで、月曜から日曜まで休み無し

 パンフレット



 陸続きの国同士でのトラックでのものの輸出入は、船や飛行機の輸出入とくらべて比較的楽です。
2018.10.15 15:59 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ホームページ開設2周年!!
2018.10.08
 今日(10月8日)は、ラオスの学校はお休みです。昨日、10月7日が教師の日で、この日が日曜だったため、月曜の今日は振替休日でお休みです。教師の日は、教師だけが休むことができるので学校はお休みですが、それ以外は官公庁・民間企業問わずいつもどおり仕事をしています。そういう意味で、今日は、一部の人だけが祝日になるというラオス的な祝日です。 

 ところで、このホームページは、2016年10月8日に解説したので、今日でちょうど2周年を迎えました!!

 2年目からは、1年目よりもお問い合わせの数を数が増え、お問い合わせからサンプル作成、オーダーとつながっていくことも少しずつできるようにきました!! 

 情報をけっして多くはありませんが、少しずつでも情報を発信していくことは大切ですね☆

 百貨店やショッピングモールなどで衣服を売っているのを見たことがない人はいない思います。そういう意味で、衣服を販売しているところは、誰もが知っています。しかし、その衣服が、縫製工場で、特に衣服の生産を大半を占める海外の縫製工場でどのように作られているかの情報はとても少ないように感じます。

 このような状況の中、海外の縫製工場に興味を持つ人はけっして多くはないと思いますが、日本の衣服販売の生産に寄与している海外の縫製工場の一端を紹介してこれたとしたらとても嬉しいです。

 また、村上春樹さんの本のタイトルになって少しは知られたかもしれない「ラオス」という国についても、日本人在住者も周辺国と比べて少なく、発信される情報も限られています。ラオス人とはどのような人々で、どのような文化を持っているのかを伝えることで、CBC Laoの縫製を支えるラオス人職員のことを知ってもらえたらとも考えています。

 せっかくの機会なので、CBC Laoで働く職員たちがどのような文化を持っていて、どのような社会を暮らしているかを、このホームページを知ってもらう機会となれば良いと考えております。

 これからも少しずつですが、海外縫製工場のこと、ラオスのことを伝えていきますので、よろしくお願いいたします。

 


 
 
2018.10.08 10:00 | 固定リンク | 縫製工場の日常
ブンホーカオサラークでした。
2018.10.01
 先週の月曜はブンホーカオサラークという仏教のお祭りの日でした。この日は、国が定める祝日というわけではありませんが、慣習的にほとんどの会社などで職員がお寺に行ってから、出勤できるように午前中が休みになっていたりします。CBC Laoも例年は午前中は職員がお寺に行ってから出勤できるように休みになっていますが、今年はちょうど仕事が空いた時期と重なったことから1日お休みとなりました。

 ラオスでは、もっとも大きな仏教のお祭りの日の一つであるブンホーカオサラークは、日本に直すと「ご飯をくじ引きで選んでいただく日」となります。紙に自分の名前と亡くなったご先祖さまの名前を書いてもっていきます。その紙がお坊さんに引いていただくクジとなります。

 このブンホーカオサラークは、なくなった両親やご先祖様が、戻ってくる日であると信じられています。そういう意味で、日本のお盆の相当するのはこのブンホーカオサラークなります。

 お寺にもっていくご飯にも、クジと同じご先祖さまの名前が書いてあり、お坊さんに引いていただくくじを通じて、なくなったご先祖様に、ご飯などを食べていただくという意味があるそうです。
 
 ラオスは、仏教のお祭りの日には、仏教徒の多くの人々がお寺に行くような敬虔な仏教徒が多い国です。CBC Laoも、そんな敬虔な仏教徒の職員が多く働いています。

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