海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





モン族のお正月(キンチアン)が始まっています!!
2017.11.27
 ラオスで、もっとも大きな割合を占めるのがラオ族ですが、ラオ族以外にも多くの民族の人々が住んでいて、それぞれの文化を持っています。それらの民族の1つであるモン族のキンチアンと呼ばれる正月が先々週くらいから始まっています。といっても、ラオス国内にいるモン族の人々が、同時に正月を迎えたというわけでなく、それぞれの地方でお正月の時期は違います。モン族の正月は、稲刈りが終わった月の次の月に行われるかららしいのです。(モン族の正月がどのように決まるか分かる人がいれば是非教えてください!!)

 ちなみにモン族の人々の民族衣装は次のような感じです。刺繍がとても綺麗です。銀色の丸い部分は、「貨幣」だそうです。ただ、昔は、本当の貨幣を使っていたそうですが、今は、ただ貨幣っぽいものということです。





 縫製工場でも、先々週に、モン族の職員がお正月なので「お休みをください」を有給休暇を申請していました。戻ってきてから聞いた所、近くの親戚の皆で、お正月の儀式とお祝いをしたとのことでした。

 モン族の人々がどのようにお正月を祝うのかというと、まずお正月の前にはその準備として、お餅をつくそうです。そして、大晦日の日には、鶏を殺して、お供えをして、また、鶏肉を使ったごちそうを作ってお祝いするそうです。餅をつくことなど、日本とお正月と少し似ていますね。

 また、お正月期間は、1週間から1ヶ月くらいあり、その期間中に闘牛があったり、ボール投げがあったり、歌や踊りがあるそうです。こういうときには夫婦やカップルなどは、おそろいの民族衣装をお祭りに参加します。モン族の女性は、皆、民族衣装を手作りで作れるそうです。



 これらのお正月行事の中でも有名なのが、ボール投げです。男女が一列に並び、女性が作ったボールをお互いに投げあいます。たったこれだけのことですが、これはモン族の独身の男女にとっては、お見合いのようなものらしいです。ここで、良い相手を見つけることを楽しみにしている人も多いらしく、アメリカなど海外からもお嫁さん探しなどのために、ラオスに来る人もいるらしいです。



 さて、昨日、ビエンチャンのドンパニャー村(母子保健病院の近く)で、モン族のお祭りをやっているのを見にいったので、それを紹介します。モン族の縫製工場の職員も、皆、行くと言っていましたが、行った時間が遅かったため誰にも会うことはできませんでした。

 まず、入り口付近では、コマをやっていました。1人がコマを回して、それを他のグループの人々がコマを投げて、そのコマを倒すというルールのようです。分かりにくいですが、下がその写真です。

 

 メイン会場ではは、闘牛があったようです。行った時間が遅く、すでに終わっていて、残っていた牛の写真しか撮れませんでした。

 

 闘牛については、一度も見たことがないので、来年こそは、見てみたいです!! モン族の闘牛がどんなものかは、「各国紹介ラオス」とうwebsiteに詳しい説明があったので、紹介します(以下、引用)。

《血たぎる闘牛》
「ターディンデーン地域では60頭ほどが集まり、4時間近く約30試合が行なわれた。半野生の去勢していないオスで、闘牛専用の牛を使う。闘牛にメスは使わない。普通の牛より角(つの)が長めだが、水牛より短い。水牛の角は二本が内側に大きく弧を描くが、この牛はほぼまっすぐに斜め前方に向かって伸びる。また首の皮が大きくたるんでおり、首の上には必ずコブが1つある。

組み合わせは審判員が決める。対戦する牛の年齢が同じになるようにし、また同じ村の牛とは対戦しないように組んでいる。2頭ずつの一騎打ちで、一本勝負。総当り戦やトーナメント戦ではないため、勝ち進んだり、一日に二度試合をしたりことはなく、優勝とか2位、3位とかいう順位はない。また賞金とか記念品といったものもなく、飼い主が手に入れるのは「名誉」だけである。試合の勝敗をみながら賭博をする人はいなかった。

人垣で作られた闘牛場の両サイドから飼い主が鼻輪を引いて登場する。濡れた布巾で牛の角を清める。ジョッキ1杯のビールが振舞われ、飼い主が飲む。金属でできた鼻輪の代わりに鼻にひもを通して牛を引き、徐々に牛の顔を先方の牛の顔に近づける。するとある瞬間に突然に頭突き合いになる。飼い主は鼻のひもを抜く。どちらか一方が逃げ出すか、ひどく傷つくか、あるいは死んだら負け。」
(参考URL:http://www.e384.com/imadoki/33laos/laos_12.html)

 もちろん他の場所では、有名なボール投げもやっていました。この中でカップルは誕生したのでしょうか。。。



 明日の夜には、モン族の伝統芸能の発表があるらしく、そのリハーサルをしていました。



 また、いろいろな方に写真を撮らせていただいたので、それを紹介します。皆さん、とてもきれいな民族衣装をきています!! カップルの場合には、女性が、男性用の服も一緒に作るそうです。











 これから、ラオスに来る方で、モン族の正月に興味の有る方におすすめなのが、ビエンチャン近郊でもっとも大きなモン族の人々が住むうラク・ハーシップ・ソーン(LAK52)のモン族のお正月です。12月18日からお正月が始まるそうで、その後の週末などには、ボール投げなどモン族のお正月の様子を見ることができると思います。ラク・ハーシップ・ソーン(LAK52)は、ビエンチャンから北へ向かう国道13号線に向かって52キロメートルにあります。
海外縫製工場は何でも修理します。門を塗り直しました。
2017.11.20
 先日、裁断場の男性陣が中心になって入り口の門を補強し、色を塗り直しました。裁断場の男性陣は、裁断の仕事だけでなく、縫製工場の環境整備にいつも大活躍です!!

 まずは、補強のために、下の写真のような縦に棒を、左右に一本ずつ加えました。最初に地面に、インパクトで穴を開け、そこに鉄の棒を刺し、それから写真にあるような四角い鉄の棒を立て、溶接します。日本人で、ここまでできる人はなかなかいませんが、ラオス人の多くは、溶接まで器用にこなせる人がたくさんいます。



 その後、デコボコをグラインダーや金属のブラシで表面のデコボコを取っていきます。ペンキに塗ったときに、できるだけ平らにした方が、見栄えが良いです。



 その間、塗料にシンナーを入れて、薄めて、塗料の準備をします。



 最後に、塗料を塗って完成です。ラオスは暑いので、あっという間に容器の中の塗料が乾燥していくので、急いで塗っていきます。その変わり、塗り終わった後も、すぐに乾くのでそこは良いところでもあります。



 

 こんな感じで、とても綺麗になりました。門に色を塗り直すだけで、縫製工場の工場の入口の雰囲気がぐっと引き締まりました。



 縫製工場も、年月が経つとともに、少しずつ傷んだでくるところがでてきます。そんなところを、時間を見つけて少しずつ補修・修繕しています。
2017.11.20 09:55 | 固定リンク | 縫製工場の日常
クラッシュ加工(洗い加工)をしてみました。
2017.11.13
 お客さんに提案するために、クラッシュ加工のスワッチ(小さな生地の見本)を作ってみました。

 どのようにクラッシュ加工を施していくのかというと、、、

1.はじめに下の写真のようにクラッシュ加工を施した場所に、チョークで5mm間隔で切り込みをいれる位置にマーキングをしていきます。定規で測りながら、ある程度正確に線を書いていきます。



2.カッターで1.で書いたチョークのラインに沿って切り込みを入れていきます。このとき切るのは、縦糸だけで緯糸は残っています。
 
 
 切り込みを入れた後は、こんな感じになります。


3.そして、洗い加工を施します。今回は、ブリーチ加工で、濃い色と淡い色の2色を作ってみました。両方共、縦糸がなくなって、横糸だけになっています。

濃い色はこんな感じです。


淡い色はこんな感じです。


 クラッシュ加工とブリーチ加工を組み合わせることで、こんな雰囲気になります。実際に商品では、アタリを出したい部分をヤスリで加工したり、スプレーを少しいれてみると凄くかっこいい商品が出来上がります。

 デニムは、洗い加工にもたくさんの種類があり、どの加工を選ぶかによって、雰囲気がまったく変わってくるのが面白いです。同じパターンに、同じ生地を使って縫製しても、ワンウォッシュの商品と、バイトブリーチにクラッシュ加工・ヤスリ加工などを加えたのではまったく違う雰囲気の商品が出来上がってきます。
2017.11.13 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと
タートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。
2017.11.06
 11月3日はタートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。今年は、偶然にも日本の文化の日と重なり、日本とラオス共に休日と珍しいパターンでした。

(参考)2017年のラオスの祝日・祭日を紹介:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00025.html
タート・ルアン祭りで工場はお休みでした。(2016年の記事):http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00018.html

 このお祭りはタートルアンと呼ばれる仏塔を中心に行われます。この仏塔は、元々は16世紀中頃にランサン王国のセタティラート王によって建てられたもので、現在は、国を代表するシンボルとなっています。また、仏陀の遺物が塔の中に残っているとも言われています。

 そして、タートルアン祭りは、旧暦12月の満月の日に行われます。ラオスの首都ビエンチャンの人々にとっては、先月行われたボートレースと並んでもっとも大きな祭りの1つです。このお祭りのクライマックスは11月3日の最終日に行われた托鉢ですが、お祭り自体は10月27日の夜から始まっていて、いろいろな出店がでていたり、ビアラオの企業がステージを作っていたりとこの約1週間タートルアン周辺は大変盛り上がっていました。縫製工場の職員同士でも、「タートルアン祭りに行った?」みたいな会話が繰り広げられるのがこの時期です。また、お坊さんもこのお祭りのときに、全国から集って来るそうです。

 まず、27日の夜にはたくさんの人々が白い服(仏教徒にとって神聖な服?)を着て、タートルアンの祭りに集まってお祈りを捧げます。



 この後から本格的に出店がでたり、ステージでいろいろな企画が始まっていきます。今年は行かなったので、写真で紹介できないのが残念ですが、まだまだ遊ぶ場所の少ないビエンチャンの人々は、ここで服を買ったり、ご飯を食べたり、ステージでショーを見て楽しみます。もとも、こういうところで遊びだけでなく、タートルアンの仏塔を、花などをもって3周します(本来は3周するらしいですが、1周して終わる人も多そうです)。

 最終日の11月3日の朝から始まる托鉢には、たくさんのビエンチャンの人々参加します。大統領や首相も参加したようです。もの凄い人なので、暗いうちに出発しないといけないそうです。また、ある程度きちんとした服装で行くことが求められ、特に女性はスアと呼ばれるシャツと、シンと呼ばれる巻きスカートを着飾ってこの托鉢にします。
 
 私は行かなかったので、下の写真は、Lao Simply BeautyというFaceBookのページからもらって来たその托鉢の朝の日の写真です。びっくりするくらいたくさんの人が参加しているのが分かります。

- CafeNote -