海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





中国からラオスへ輸送料は1kgあたり140円です。
2018.10.15
 チャイナ・プラス・ワンという言葉が、何年か前に少しブームになり、中国から縫製業が東南アジアなどに移っていくような動きがありました。しかし、なんだかんだ言っても、何十年もの間、巨大な縫製業界を持っていた中国、今でも資材の中には中国でしか手に入らない資材、あるいは中国の方が安価で手に入る資材なんていうのもあると思います。

 ラオスは、そんな中国から1kgあたり140円くらいで荷物を運んで来ることできます。
(容積などにより高くなることもあります。)

 具体的には、中国の広州からラオスのビエンチャンに向けて1kgあたり10,000kip(日本円で140円くらい)で荷物を送ってくれるサービスがあります。中国の各地から、中国の広州にある運送会社の倉庫に荷物を送るとラオスのビエンチャンまで荷物を転送してくれます。日数は大体3日から5日くらいです。

 しかも、この中国・広州とラオス・ビエンチャンを結び輸送トラックは、ほぼ毎日広州からでています。また、送り状の番号(これは広州の倉庫までの輸送手段の送り状の番号と同じです)で追跡サービスが利用できたり、ビエンチャンに荷物が届いたときには登録された電話番号に荷物到着のメッセージが入ったりととても便利です。

 下が、中国の広州にあるラオスまで荷物を運んでくれる会社です。

 
 
 例えば、生地を20ロールみたいに大きな荷物をこのサービスを使って送ることはできませんが、小さな副資材関係であれば、このサービスを使ってラオスまで送ってくることができます。

 このサービスは中国語のできるラオス人やラオス在住の中国人がよく利用しています。特に中国語のできるラオス人は、中国のアマゾンと呼ばれる淘宝網や天猫などで商品を購入し、それをオンラインで売っていたりいたりしています。

 チャイナ・プラス・ワンでラオスでの縫製をお考えの方は、是非、お声掛けください。中国と陸路でつながったラオスへは、中国からラオスへの輸送が便利なので、中国で手配していた資材をそのままラオスに持ってきて使うことも可能です。

 最後に、ラオス在住で、この輸送サービスに興味のある方もいるかもしれないので、少し詳しくこのサービスの利用を紹介します。

1.送り状の書き方
 例えば、下の淘宝網のフォームに記入する場合には次のようになります。まず、「转老挝电话」の部分に、名前と電話番号を書きます。中国語で「转」は転送、「老挝」はラオスです。例えば、CBC Laoに送るときには、「转老挝 (CBC Lao 021-770312)」のようにかきます。また、「收货人姓名」の欄には、CBC Lao 021-770312と、名前と電話番号をかきます。
 「广州市白云区石井鸦岗大道庆民物流旁鸦岗仓库A16」は中国の集荷倉庫の住所、「13725215461」は中国の集荷倉庫の電話番号になります。

 

※その他の場合の送り状の書き方は次の通りです。
地址:广州市白云区石井鸦岗大道庆民物流旁鸦岗仓库A16转(名前とラオスの電話番号)
收件人: 名前とラオスの電話番号
电话:13725215461

2.受け取り場所
 この荷物の受け取り場所は、下の地図の場所です。ちょっとわかりにくい場所です。日本のファミリーマートにそっくりなFamily超市の向かいにあります。「中老快递」という大きな看板があるので、日本のファミリーマートにそっくりなFamily超市の場所が分かれば、すぐに分かります。日本雑貨等を販売する「Sakura」から北のバスターミナルに道路の途中にあります。


3.連絡先と営業時間
電話番号:020-98000013, 020-77808117
営業時間:午前8時半から午後6時まで、月曜から日曜まで休み無し

 パンフレット



 陸続きの国同士でのトラックでのものの輸出入は、船や飛行機の輸出入とくらべて比較的楽です。
2018.10.15 15:59 | 固定リンク | 輸出入や貿易
輸出時に税関への提出書類が増えました。
2018.05.21
 輸出時に税関への提出書類が増えました。しかも、突然に。金曜日に説明があって、次の週の月曜日から実施という感じです。CBC Laoはアナログな部分が多いので、柔軟に対応して、無事に商品を輸出することができました。海外の縫製工場は、こんな突然の変更などにも、柔軟に対応していかなれば、商品を出荷できなくなるので、常に新しい情報を手に入れるようアンテナを張り、対応していくことが求められたりします。

 さて、何が増えたのかというと、下の写真のような書類です。



 どんなことが書かれているのかというと、、、、

・商品名(女性用のロングパンツ)
・女性用のロングパンツのHSコード
・綿100%という生地の混率
・商品の写真
・どんなものをどれくらいつかっているか
 (ファスナー1本、金属製の釦4つ、糸180cm、商品を入れる袋1枚など)

 内容のほとんどは原産地証明を申請するときに必要な原材料一覧表(List of Row Materials)と生産プロセス表(Working Process)と同じです。

※(参考)原産地証明申請に必要な書類については、次のブログの記事をご覧ください。
「Form AJ(原産地証明)の申請書類が減りました。」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00008.html

 では、何がこの書類の特徴かというと、それは、商品の写真です。どこまで厳しくチェックされるかはまだわかりませんが、おそらく商品の写真と中の商品があっているか、また、原材料一覧表(List of Row Materials)と生産プロセス表(Working Process)にかかれている資材が本当に使われているかなどチェックされるものと思います。

 書類の作成自体は難しくはありませんが、CBC Laoは小ロット・多品種を得意とする縫製工場で、一度の出荷にいろいろな種類の製品を輸出することが多いので、種類が多いときには少し時間がかかりそうです。

※(参考)輸出時に必要な書類については、次のブログの記事をご覧ください。
「海外縫製工場は輸出書類も作成します!!」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00011.html
「Form AJ(原産地証明)の申請書類が減りました。」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00008.html
2018.05.21 10:00 | 固定リンク | 輸出入や貿易
輸出時にはダンボールへの記載も大切です。
2018.03.26
 縫製工場では、出荷のときにはダンボールを使って出荷します。そのときのダンボールというのは、下の写真です。



 下のダンボールにどんなことが書いてあるのかというと、、、、

1.ひし形:この中に出荷先の会社の名前、例えば「CBC」などと書き込みます。
2.Tokyo, Japan:どこに出荷するかを書きます。「大阪」に出荷する場合には、Osakaに書き換えます。
3.Made in Lao:ラオス製であることを書きます。
4.Intransit from Laos, Nongkhai Bangkok Thailand.: ラオスからタイのノンカイとバンコクを経由することを記載します。航空便で、韓国のソウル経由で出すときには、「Intransit from Laos, Seoul South Koea」に書き換えます。

5. Style No.:中にどんな商品が入っているかを書きます。
6.N.W:ネットウエイトを書きます。
7.G.W.:グロスウエイトを書きます。

 そして、1〜4の事項は、インヴォイスという書類上にダンボールと同じ記載がされています。これで、通関の職員や運送会社さんなどが、たくさんあるダンボールの中から、どれがどの会社の荷物かを簡単に見分けることができるようになります。

 また、5〜7は、パッキングリストというそれぞれのダンボールに何が入っているかを示す書類と同じ内容、同じ重さを書かなければなりません。

 1.から7.をしっかり書くのは、アパレル会社さんなどのお客さんが、ダンボールの中に入っているものがすぐに分かるようにするためだけではありません。通関のときには、通関の職員がダンボールを開いて荷物の中身を確認するかもしれません。また、混載のコンテナで荷物は出荷されるので、コンテナの中にはたくさんの会社の荷物があります。その中から、すぐに荷物を見つけてもらうことで、通関手続きをスムーズに行うことができます。

 ダンボールの記載事項なんて、大したことではないように思われるかもしれませんが、きちんと書くことで、出荷からお客さんの手元まで届くまでのスムーズに行うことができます。

 
2018.03.26 10:00 | 固定リンク | 輸出入や貿易
韓国経由のエアーで出荷しました。
2018.02.05
 先週、韓国経由のエアー(航空便)で出荷しました。これまでも、何度もバンコク経由のエアーでの出荷はありましたが、今回が初めての韓国経由のエアーの出荷でした。

 ちょうど、先月、大韓航空を利用するフォワダーさんが営業に来て、「是非使ってください」という話がありました。そして、先週、ちょうどエアーでの出荷があったので、まずは試しに使ってみました。

 その感想はというと、、、

1.安い。
 当初はそれなりの価格でしたが、「エアアジアより安くしてもらえるのなら使いたい」と申し入れたところ、フォワダーさんが頑張ってくださり、エアアジアより安い価格を提案していただくことができました。エアアジアも、他の航空会社の航空便よりも料金が安いので、それよりも安い価格を提示していただけて、とても助かりました(CBC Laoが支払う訳ではありませんが)。

2.飛行機の時間帯がよい。
 韓国行きの飛行機は、21:55にビエンチャンを出発するので、出荷日に通関することができます。これまで一番値段の安かったエアアジアは価格は安いのですが、早朝に飛行機がビエンチャンを出発するため、飛行機の出発1日前に出荷し、通関手続きをする必要がありました。しかし、大韓航空便を利用すれば、出荷日当時に出荷できるので、1日早く日本に荷物を届けることができます。エアーを使う時は、すぐにでても商品が欲しい時なので、1日でも早く着くのが助かることが多いです。

ちなみに今回の荷物のフライトスケジュールは次のような感じでした。

ジンエアLJ52 21:55ビエンチャン発 04:45ソウル着
大韓航空KE551 13:30ソウル発  15:50成田着
※ジンエアは大韓航空グループのLCCということです。

 エアーでの出荷だと、どこのフォワダーさんにお願いするのか、どの航空会社の飛行機を使うのかで、かなり料金が違ってきます。日々、いろいろなところにアンテナをはって、CBC Laoが送料を負担しないとしても、できるだけ安く日本に向けて出荷できるよう努めています。
2018.02.05 09:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ライブ船舶マップで輸出した商品の場所を確認!!
2017.08.07
 ラオスの縫製工場で縫製された商品は、飛行機で日本まで輸送されることもありますが、ほとんどの場合、タイ・バンコクまでトラックで輸送され、その後、タイ・バンコクから日本までは船で輸送されます。タイ・バンコクから日本まで、船でおよそ10日間です。
 
 その間、船がどこにあるかを知るのに役立つのが「ライブ船舶マップ」です。このライブ船舶マップを使うと船がどの辺りを航行しているかがわかります。

 ライブ船舶マップURL:https://www.marinetraffic.com/jp/

 下写真のトップページの左上の虫眼鏡マークのところに船の名前を入れると、その船がどこにあるか分かります。今回は試しに、前回の輸出で縫製した商品を運んたGUANGZHOU TRADER号と入れてみました(BL等にどの船に商品が載っているか記載があります)。下の画像だと、大きすぎて分かりませんが、縮小していくと船が台湾の近くを航行していることがわかります。



 また、なんと場所が分かるだけでなく、その船の情報も一緒に分かります。



どんなことが書かれているのかというと、船籍国、建造年、総トン数、船の平均速度、船の最新の位置など書かれています。商品の輸出入にはまったく関係ありませんが、どんな船で商品が運ばれているのかわかり面白いです。

 また、船の画像もあります。下の写真がGUANGZHOU TRADER号です。コンテナ船であることしか分かりませんが、この沢山のコンテナの中に、CBC Laoで縫製した商品があるんだなと思うと、少し感慨深いです。



 船の予約表やBLを見返してみて、どんな船に載って荷物が運ばれたか調べてみました。名前のあった船のすべてに、その写真がありました。本当にくだらないですが、こんなこともできます。コンテナ船以外にも、客船や自衛隊の船なども調べることができるようです。

KYOTO TOWER号


TS BANGKOK号


BOX ENDURANCE号


NORDLEOPARD号


 CBC Laoは縫製工場ですが、上で紹介したライブ船舶マップなどで商品の位置を確認すると、いろいろな業種の方が関わり合って、貿易というのが成り立っていて、ラオスで縫製した商品が、日本のアパレル会社、そして消費者の方に届くのだなと改めて感じます。
2017.08.07 09:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易

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