海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





ラオスのDHLの閉まる時間が早くなりました。
2018.08.21
 ラオスでDHLで日本向けの、荷物を出すとタイ国際航空のビエンチャン−バンコク便で運ばれていくことになります。

 このタイ国際航空のビエンチャン−バンコク便が今年の5月から1時間早くなって、次のような時間になりました。

 20:30ビエンチャン発 ⇒21:35バンコク着

 ビエンチャンから日本に、タイ国際航空の夜便を使って行く場合には、この飛行機が1時間くらい遅れることもよくあり、この飛行機が1時間早くなることは良いことだな〜と思っていました。

 しかし、、、

 この飛行機にDHLの荷物を載せなければならないために、なんと最終集荷の時間が17時に早まってしまいました。

 この飛行機の時間変更前は、自分たちでDHLのオフィスに持っていく場合には19時まで荷物を受付けてくれていました。5月に飛行機が1時間早まってからも18時までは荷物を集荷を受け連れてくれていました。

 しかし、先週くらいから荷物の集荷を依頼する場合には16時までに、自分たちでDHLのオフィスに持っていく場合でも17時までに持っていかなければならないことになりました。

 今までサンプル等をお客さんに送るときに、急ぐ場合には、午前中に洗い加工に出して、午後に釦をつけて、QCの過程を経て、ギリギリ17時過ぎにサンプルを完成するということがしばしばありました。

 たった1時間の差ですが、午前中に洗い加工に出して、そのまま洗い屋さんで洗い加工が終わるのを待って、そのまま持って縫製工場に持って帰って、残りのボタン付けなどの過程をするとなると1時間はとても大切な時間です。

 急ぎのサンプルはできるだけ早くお客さんにお送りするようにしていますが、さらにスケジュールが詰まることが多くなりそうです。早めにサンプルを仕上げれば良いと言えば、口では簡単ですが、急ぎのサンプルがあるのも事実。時間が少しタイトになり、ときどき大変になりそうです。
インターンシップの学生が来ています!!
2018.08.20
 先々週から立教大学の学生さんが1名、インターンシップに来ています。CBC Laoは縫製工場ですが、インターンシップん目的は貿易を学ぶということです。ラオスにも貿易の手続きを代行してくれる会社はありますが、多くの縫製工場は輸出入担当の職員がいて、その職員が輸出入時に必要な書類を作ったり、輸出入に関連する書類を関連省庁に作成・提出したりしています。CBC Laoにも輸出入担当の職員がいて、自前でインヴォイスやパッキングリストだけでなく、ラオス特有の書類(ストックコントール、生産過程表など)を作っています。インターンシップの学生さんは、このような実務を約1ヶ月とちょっとに渡って学んでいくことになっています。

 実際に、学生さんは、次の輸出に向けて、オーダー表名を参考にしてインヴォイスやパッキングリストなど輸出の基本となる書類を作っています。また、ストックコントールや生産過程表などラオス独自の書類も作っています。HSコードを丁寧にしらべながら、一生懸命作ってくれています。また、輸出時には、輸出入担当の職員と一緒に、国境にある税関にいって、実際にどのような過程を経て、輸出手続きが行われるかも学んでいます。

 また、縫製工場の職員は、日本人の若い人が来たということで、みんなインターンシップの学生さんに興味津々です。少し英語の話せる人でも、みんな恥ずかしがり屋なので、直接は聞きたいことは聞きませんが、その学生さんがいなくなると、「何歳なの?」「どこに泊まってるの?」「どれくらいいるの?」「結婚してるの?」といろいろ私に質問をしてきます。

 そして、その学生に聞いて、その答えを皆に伝えると、みんな「そうなんだ!!」とちょっとうれしそうな顔をします。

 ラオス人は初対面の人に対してはシャイな人が多く積極的に自分から話していこうとすることはあまりありませんが、学生さんにはせっかくラオスに来たのだから、少しでもラオス人と関わりをもってもらえたらと思います。

 学生さんがCBC Laoでインターンシップするのは9月半ばまで、あと3週間くらいです。興味のある貿易のことだけでなく、ラオスの文化・社会・法律など観光で来たのではわからない部分も経験して、視野を広げてもらえたと思います。
 

 
 
2018.08.20 10:00 | 固定リンク | 縫製工場の日常
輸入に必要な書類が増えました。
2018.08.13
 ラオスで輸出企業として、輸入関税免除などの特典を受けるためには、政府に年間生産計画書を提出して、輸入計画と輸出計画を承認してもらう必要がありました。毎年、パンツやスカートなどどのような商品を年間どれくらい作るのか、そのためにどれくらい生地や資材を使うのかを、ビエンチャン特別市の商業産業局に提出していました。

(参考)縫製工場は年間生産計画書を作成しなければなりません。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00099.html

 しかし、数ヶ月前に法律が変わり、輸入許可を得るまでに、さらに2つのプロセスを得ることが必要になりました。

 1つは、通称FIMCと呼ばれる計画投資省の一部門の許可です。ここでは、商業産業局で許可を得た年間生産計画をもとに、HSコードごとに、生地や副資材をどれくらい輸入する予定なのかをまとめ、輸入の許可をもらいます。

 例えば、商品をポリ袋はラオス製のものを使えないのかなどが聞かれるなど、できるだけラオスで商品を購入するように改善を求められたりしました。もっとも、ポリ袋はとっても、ボタン付きのものやしばらくすると土に還るものはラオスでは手に入らないので、1つ1つラオス製のものを使えないことを説明していったりします。FIMCの職員だけでなく、私達もできるだけラオス製のものを使いたいのですが、なかなか手に入らないです。こんなやり取りもあり、けっこうここで時間がかかってしまいました。

※FIMC:Foreign Investment Management Committeeの頭文字をとったもので、日本語ではラオス国投資事業・対外経済協力委員会となります。

 もう1つは、財務省税関の許可です。ここでは、FIMCの許可を得た書類を元に輸入の許可申請を行います。

 ということで、今年からは、1.ビエンチャン特別市の商業産業局、2.計画投資省のFIMC、3.財務省税関の許可が必要になり、少し輸入許可を得るまでに今までより時間がかかるようになりました。

 現在は、無事にすべての書類を申請・許可を得ることができたので通常の輸入手続きをしていますが、これらの書類を申請中は一時輸入許可という形で生地や副資材を輸入していました。

 こんな感じで、CBC Laoに限らず、海外の縫製工場は、いろいろな法改正等に柔軟に対応しています!!



2018.08.13 10:00 | 固定リンク | ラオスの法律
パッチワークのシャツを縫製しました。
2018.08.06
 パッチワークのシャツの縫製がありました。オーダー数は、けっして多くはありませんでしたが、とても時間がかかりました。

 なぜなら、パッチワークのシャツには、他のシャツと比べて工程がとても多く手間がかかるからです。

 まず、すべての生地を10センチくらいの正方形にカットしていきます。しかも、今回はチェックの柄だったので、一枚一枚手で裁断していかなければなりませんでした。縦と横に線がはいっていなければ、裁断機で一気に何十枚でも裁断できます。しかし、縦と横に線があるチェック柄の場合には、少しでもその線と平行あるいは垂直でなければ見た目がとても悪くなります。そこで、一枚一枚、チェック柄に対して、平行あるいは水色になるように丁寧に裁断していきます。

 その次に、そのカッティングした正方形の生地1枚1枚をつなげるために、縫製していきます。数種類の生地を使っていて、きめれた場所に決められた柄を縫ってつないでいきます。1枚のシャツあたり、450枚以上のカッティングしたものをつねげていきます。けっこうな時間がかかります。

 そして、そのつなげたものを、パターンに合わせてカッティングしていきます。普通のチェックの生地であれば、そのチェックの柄に合わせて大きな針のようなもので刺しながら重ねていき、何十枚でも重ねて一気に裁断していくことができます。しかし、パッチワークシャツでは、一枚一枚ずつミシンで小さな正方形の生地をつなげていくので、どうしてもこの正方形の生地をつなげた布も微妙に大きさが異なってしまいます。そこで、1枚ずつパターンに書いてあるそれぞの柄のポジションを確認しながら、袖、前身頃などのパターンを一枚一枚ずつ裁断していきます。

 この後は、基本的に通常のチェックのシャツとおなじ縫製です。横のラインと縦のラインお柄がしっかり合うように縫製していきます。

 このようにパッチワークのシャツは、かなり人海戦術的な縫製プロセスで完成していきます。

 CBC Laoは小さな縫製工場で、職員の配置などを柔軟に移動させるなどして、このような普通のシャツの何倍もの手間がかかるパッチワークシャツを、小ロットから縫製することができます。

 パッチワークシャツに限らず、手間のかかる工程数の多い縫製も小ロットからお受けできますので、是非、お声掛けください!!
2018.08.06 10:00 | 固定リンク | 縫製のこと

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