海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





モン族のお正月が始まっています。
2018.12.17
 ラオスには、大多数を占めるラオ族の他にたくさんの少数民族がいます。その中でも、ある程度人数が多いのがモン族の人々で、ラオスに住んでいると少数民族と言いつついろいろなところで出会うことが多いです。モン族の人々は刺繍などを得意としてして、とても手先が器用です。CBC Laoも含めて多くの縫製工場で、モン族の人々が働いています。

 彼らのお正月は、地域によって異なるらしいですが、大体12月から1月くらいにおかけて行われます。首都ビエンチャン近郊では、12月7日が大晦日、8日が元旦だったようです。7日は、鶏を殺し、その血を家の周りにかけたり、卵を食べる儀式があるそうです。また、日本人と同じように、もち米から餅を作ります。ちなみにモン族の人々は精霊信仰です。

 モン族の正月は、キンチアンと呼ばれ、モン族の人々が多くの住んでいる地域では、正月のお祭りが開かれます。

 今回は、ビエンチャンから52キロにある村であるという意味であるラク52でおこなれていたお祭りの様子を紹介ます。

 まずは、とてもきれいなデザインで有名な彼らの民族を紹介ます。

 

 

 

 

 こんな感じで、それぞれの服にとても細かな刺繍が入っているのが特徴です。モン族の女性は、皆この衣装を手作りできるそうです。彼氏や旦那さんがいる人は、その分も縫ってあげるそうです。また、人によってはコインのようなものが服についています。今は、イミテーションですが、昔は本物コインを使い、ある意味富の象徴だったとのことです。

 このお祭りで一番有名なのでは、女性と男性がボールを投げ合って、口説きあう行事です。女性と男性が一列に並び合って、ボールを投げあいをしながら、口説きあうそうです。アメリカなどからわざわざ女性を口説きにくる海外にいるモン族の人々もいると聞きますが、モン族の友人によるとそこまで本気に口説くひとはほとんどいないそうです。



 また、モン族のお祭りにしかないのが、モン族の衣装を着ての撮影コーナーや、モン族衣装の販売会場です。

 こんな感じでモン族の人々が記念撮影をしていました。モン族の衣装をもっていない人用に貸出衣装もあるようでした。



 モン族の衣装も売っています。デザイン等によりますが、一式で、男性用で7,000円くらい、女性用で14,000円になるそうです。



 また、普通のお祭りと同じように(とってもラオスのお祭りですが)、いろいろな出店があります。ただ、店員がモン族の衣装を着ている人が多いので、特別な感じがします。

 風船を、ダーツを投げて割って、すべて割れると景品がもらえます。ラオスでは定番の出店です。



下は、缶に珠を投げて缶を倒すというゲームです。ここのお祭りは、一番人気のようで、同じようなお店がたくさんありました。



また、こんな感じでゴーカートがあったり、小さな観覧車があったりもします。



 このようにラオスは、他民族国家なので、ラオス族の正月があり、モン族の正月があり、そのほかの民族もそれぞれの暦があったりします。1つの国に住んでいながら、いろいろ民族に文化に触れ合う機会があります。
タートルアン祭りで縫製工場は祝日でした。
2018.11.26
 CBC Laoは、ラオスの首都ビエンチャンに位置しています。ラオス、そして、ビエンチャンの代表する建物が、タートルアン寺の仏塔です。そのお寺のお祭りは1週間くらい続き、11月22日の朝に托鉢が行わ、お祭り期間が終わります。なので、この1週間くらいは、「タート・ルアン寺にもう行った?」という会話が至るところで、聞かれます。多くのビエンチャンの人々が、この1週間のどこかのタイミングで、家族、友人、あるいは恋人とタート・ルアン寺に訪れます。

※下の写真がタート・ルアン寺の仏塔です。


 そして、11月22日は、朝から職員がタートルアン寺に托鉢に行くために、縫製工場はお休みになっています。もちろんCBC Laoだけでなく、ほぼすべての企業がこの日はお休みになります。官公庁は、一応仕事のようですが、この日は皆さん自主的に休んでいる人が多いようです(そもそも仏教の大切な日には、ラオスの文化的にも社会的にも、仏教行事が優先されるので特に問題はなさそうです。)

 この11月22日の朝には、多くの一般市民が托鉢に参加するだけでなく、首相などの政府高官も多く参加していて、国家的行事の様相があります。首相を応援するFace Bookのページ(https://web.facebook.com/ThonglounSISOULITH/)でも、首相が托鉢に参加する様子が載っていました。現在のトンルン首相は、国民の人気が高いだけでなく、このように上手にFace Bookを使っていたります。
(大切な情報が、この首相を応援するFace Bookのページから発せられることもあります。)

※首相を応援するFace Bookのページに乗っていた写真



 もちろんこのお祭りでも仏教的な側面は大切にされますが、特に若者や子どもにとって楽しみは屋台や出店だったりします。タート・ルアン寺の金色の仏塔の周りを花を持って回って、から屋台などへ流れていくのが定番のコースです。多くの人々がそして写真をFace Bookにあげていました。ラオス人のFace Book利用率は、日本人に比べてかなり高いように感じます。また、ラオスは、日中は気温が暑いので、11月22日の托鉢の日以外は、夜にこのタート・ルアン寺を訪れる人々がほとんどです。

※夜のタート・ルアンの様子
  

 

 このような感じで、オークパンサーと呼ばれる安居明けからは、ビエンチャン全体が明るい雰囲気になっていき、その明るい雰囲気の中で行われるがこのタート・ルアン寺のお祭りです。
ラオス人は電話の声が小さいです。
2018.11.19
 ラオス人職員に頼らずに、他の企業に電話をしたり、ときどき電話を受けたりすることがあります。

 そんなときに困るが、ラオス人の電話の声の小ささです。特に女性は、びっくりする小さな声で話します。ラオス人なら、ともかく外国人の私にはとっては、ただでさえ難易度が少し高めの電話でやり取りが、さらに難易度が上がります。

 「もっと大きな声で話してくれませんか?」というと、少し大きな声で話してくれます。しかし、少しするともとの小さなに戻ってしまうので、ちょっと困ってします。(そんなときにラオス人職員に電話をバトンタッチ!!)

 ラオス人職員に、電話になるとなぜあんなに小さな声で話すのかときくと「電話で大きな声で話すのは、礼儀正しくない」と言っていました。ただ、「声が小さすぎて、相手が理解することができないのは問題だから、しっかり話すことが大切」とのことです。

 そんなやりとりをしたにもかかわらず、その職員が外部に電話するときは、とっても小さな声で電話しています。そのちょっと前まで、しっかりハキハキ話していたのが、信じられないほどです。家族や友人等に電話しているときには、普通の声の大きさで電話しているので、声の大きさを聞くだけで、外部の会社等に電話しているのか、家族等に電話しているのかわかります。

 こんな感じなので、外国人はもちろんのこと、ラオス人でもあっても、何を言っているかがわからないことがあるようです。

 先日、ラオス職員が電話出て、ずっと「何? 何?」と聞きかしていました。そして、終わった後に「声が小さすぎて、全然わからない」とちょっと怒っていました。

 日本では、電話では、ハキハキと相手にわかりやすい話すのが大切ですが、ラオスでは小さな声で話すのが大切なようなです。
 
先週はオークパンサーとボートレースがありました。
2018.10.29
 先週、縫製工場のあるラオスは、オークパンサーと呼ばれる仏教の日でした。オークパンサーは、安居明けのことを言い、お坊さんが厳しい修行を終える日です。この日は国が定める国民の祝日という訳ではありませんが、ほぼすべての企業や学校がお休みになります。もちろんCBC Laoもこの日もお休みです。

 安居期間中は、結婚式などの行事が控えられたり、お酒を飲むのを控える人がいたりと、節操な生活をするイメージです。そして、このオークパンサーを境に、結婚式シーズンに入っていったりします。その意味に出、盛り上がり方と言っては語弊があるかもしれませんが、ラオス人の中でも気持ち的に開放されて盛り上がる日のようです。

 このオークパンサーの日は、ラオス人は結構忙しく過ごします。まず、朝、お寺に托鉢に行きます。そこで、お経を唱えて、お坊さんに托鉢をします。

 夕方からは、家の門などにろうそくを灯します。

 

 

 このときに、ロケット花火
のようなものや爆竹を一緒に鳴らしたりします。このため、この日の夕方からは、ずっと爆竹やロケット花火の音が響いています。

 この部分は、仏教というよりは精霊信仰のような部分です。ラオスは、仏教と精霊信仰のようなものの両方が混じり合っていたりします。

 このことに前後して、お寺に再び行き、花とろうそくを持ってお寺のお堂の周りを3周する人もいます。

 最後に、若者、とくにカップルにとってクライマックスになるのが、ローイカトンと呼ばれる、バナナの木の枝で作った船を川を流す行事です。この日は、いたるところで、下の写真のような船がたくさん売られています。

 

 

 上の船を買って、近くの川に行き、流しにいきます。カップルは、2つのローイトカトンを流し、ずっと一緒に流れたらずっと一緒にいることのできるという言い伝え(?)があるそうですが、皆その結果を恐れてか、ほとんどのカップルが二人一緒に1つの船を流しています。

 

 

 この日は、こんな感じでどこもかしこもラオスは明るい雰囲気に包まれています。

 また、CBC Laoのある首都ビエンチャンでは、オークパンサーの日とその次の日には、メコン川でボートレースが行われます。首都ビエンチャンは、オークパンサーの盛り上がりに加え、ボートレースの盛り上がりも加わり、大変な賑わいでした。

 ボートレースはオークパンサーの次の日も行われるため、この日もCBC Laoを含めほぼすべての企業や学校などがお休みとなりました。

 
ブンホーカオサラークでした。
2018.10.01
 先週の月曜はブンホーカオサラークという仏教のお祭りの日でした。この日は、国が定める祝日というわけではありませんが、慣習的にほとんどの会社などで職員がお寺に行ってから、出勤できるように午前中が休みになっていたりします。CBC Laoも例年は午前中は職員がお寺に行ってから出勤できるように休みになっていますが、今年はちょうど仕事が空いた時期と重なったことから1日お休みとなりました。

 ラオスでは、もっとも大きな仏教のお祭りの日の一つであるブンホーカオサラークは、日本に直すと「ご飯をくじ引きで選んでいただく日」となります。紙に自分の名前と亡くなったご先祖さまの名前を書いてもっていきます。その紙がお坊さんに引いていただくクジとなります。

 このブンホーカオサラークは、なくなった両親やご先祖様が、戻ってくる日であると信じられています。そういう意味で、日本のお盆の相当するのはこのブンホーカオサラークなります。

 お寺にもっていくご飯にも、クジと同じご先祖さまの名前が書いてあり、お坊さんに引いていただくくじを通じて、なくなったご先祖様に、ご飯などを食べていただくという意味があるそうです。
 
 ラオスは、仏教のお祭りの日には、仏教徒の多くの人々がお寺に行くような敬虔な仏教徒が多い国です。CBC Laoも、そんな敬虔な仏教徒の職員が多く働いています。

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