海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」で縫製工場はお休みでした。
2017.09.07
 9月5日は「くじ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」でした。このお祭りは、仏教徒のラオス人にとって、「カオパンサー(安居入りの日)」、「ホーカオパダップディン(ご飯を土地に供え讚える日」、「オークパンサー(安居明けの日」と並んで、もっとも大切な仏教のお祭りの日です。また、この日は、亡くなったご先祖様がこの世に戻ってくる日で、日本でいうところのお盆にあたる日でもあります。

(参考)ラオスにも日本と同じようにお盆があります。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00117.html

 そして、この「くじ引きでご飯を選んでいただく日」は、縫製工場でも大多数が仏教徒が占めることもあり、職員がお寺にお参りにいってから出勤できるように毎年午前2時間お休みになっています。しかし、今年は、ちょうど出荷が終わり仕事も一段落したこともあり、全日休日になりました。

(参考)2017年のラオスの祝日・祭日を紹介!!
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00025.html

 では、具体的には、どのようなお祭りかというと、朝、お寺にお供え物をもっていきます。この部分は、他の仏教のお祭りの日と同じです。このお祭りで特別なのは、お坊さんがくじ引きで、信者の人が持ってきたお供え物のご飯を食べるかを決めるを決める等点です。仏教徒の人々は、お供え物のご飯のセットに亡くなったお先祖様の名前を書きます。この日はたくさんの人がご飯のセットをお寺に持っていきます。そして、たくさんの信者の人が作ったご飯の中から、お坊さんがどのご飯のセットを食べるかをくじ引きで決めます。お坊さんに食べていただくことを通して、亡くなったご先祖様にも同じご飯を食べていただくことができると信じています。

 お寺に持っていくご飯のセットは次のような感じです。

 
 縫製工場でも、仕事が終わってから、工場長などがお供え物のお菓子を作っていました。バナナの皮で、蒸したもち米などを包んだ作ります。


 最後に、ラオスの英字新聞で、この「くじ引きでご飯を選んでいただくお祭りの日」を紹介していたので、紹介します。

<くじ引きでご飯を選んでいただく祭り、あるいは死者を讚える祭り>

 ラオスでは、「ブン」と呼ばれる多くのお祭りを祝い、多くはとても美しものです。くじ引きでご飯を選んでいただく祭りは、死者を讃え、また忘れないように通常旧暦の10番目の満月に、国中のお寺で行われます。

 くじ引きでご飯を選んでいただく祭り、あるいは死者を讚える祭りは、お坊さんへの寄進という点でこのくじ引きでご飯を選んでいただく日と似ているご飯を土地に供え讚える祭りの日(ホーカオパダップディン、新月に行われる)から15日後にあります。

 くじ引きでご飯を選んでいただく日には、人々は、ご先祖様の名前の書いた紙(皆の前に読まれることになる)が添えられた、食べもの、フルーツやその他のお供えものを持って、お寺にいきます。この日は、仏教徒にとってはとても大切な日で、多くの人は、朝早くからお寺にいきます。

 お供え物の準備は、朝の5時か6時くらいにからしばしば始まります。

 お供え物には、カオトン(バナナの葉で包まれていて、バナナと一緒にもち米を蒸したもの)、果物、花、ろうそく、線香、もち米、乾燥させた肉、乾燥させた魚、ソーセージやかまぼこ、お米のお菓子、バナナ、ガランガル、レモングラス、サトウキビ、なす、しろぐあい、グアバ、なつめ、辛子、たばこ、ぴんろうが含まれています。お供え物は、クジを引くことになるお坊さんにお渡します。

 家族の中には、「パー・カオ・ティップ」と呼ばれる地域の食べ物をいれたものを用意する家族もあります。。「パー・カオ・ティップ」には、魚のスープ、チキンスープ、パパイヤサラダ、肉や魚をラープと呼ばれる料理、野菜、干し魚、鳥の唐揚げ、たけのこスープが含まれます。これらのお供え物は、お坊さんの朝食となります。

 亡くなった家族の方へ、このような形で食べ物を、お供えすることは特に大切にされます。亡くなった家族の方へのこの義務を怠ることは、とんでもないことを引き起こすことになるかもしれません。もし(お坊さんを通して)死者の霊がお供え物を受け取ることができなければ、生きている人々によくないことを招くことになります。しかし、死者の霊がお供え物を受け取ることができれば、死者の霊はより良い状態で生まれ変わることができます。

 お坊さんへお供えものお渡しした後、信者の人々は、善い行いを思い出せるようなお説教をお坊さんからお聞きします。良い言葉を話すこと、良いか考えを持つこと、お酒を飲まないこと、嘘をつかないことなど。

 信者の人々は、亡くなったご先祖様に、良いことが起こるように、水を地面を注ぎます。

 夜の7時か8時頃には、老若男女が、一緒になって、花やろうそく、線香を持って地元にお寺に行き、仏様にお祈りをします。彼らは、祝福を得て、ろうそくをもってお寺の周りを3周します。これは、特に若い人々の中で人気があります。


※去年の生地なので、日付がずれています。
Laos celebrates many annual festivals (called “Boun”) which are particularly beautiful. Boun Khao Salak is a Buddhist festival held annually during the 10th full moon of the lunar calendar (this year on 16 September) at local temples nationwide to celebrate and remember the dead.

Boun Khao Salak, or the celebration of the dead, is followed by Boun Hor Khao Phadapdin for 15 days (the waning moon) when the offerings to the monks are smaller than during Boun Khao Salak.

During Boun Khao Salak, people go to temples with offerings of food, fruit, and other things along with papers about ancestors that will be read publicly. This is a day of great importance to followers of Buddhism and most visit the temples early in the morning.

Preparations of the offerings often begin around 5 or 6 o’clock in the morning.

Offerings may include Khaotoum (boiled sticky rice with banana covered by banana leaves), fruit, flowers, candles, incense sticks, rice, dried meat, dried fish, sauces and fish paste, puffed rice, bananas, galangal, lemongrass, sugar cane, eggplants, tamarinds, hardwood tree fruit (Mak Kheng), water chestnuts, (Mak Jab), guava, jujube, chilies, cigarettes, areca and betel nuts. The offerings are then brought to monks at local temples who will then draw lots (Salak), or a lottery gift basket.

Some families prepare bowls of favorite foods of the local area called Pha Khao Thip that may contain various dishes including fish soup, chicken soup, papaya salad, meat or fish (lap), vegetables, dried fish, fried chicken, bamboo soup or chili sauce. The offerings are brought to the monks to enjoy for breakfast (Jang Han).

It is especially important to give offerings in this way for family members who have died that year. To miss these familial duties for the dead may have disastrous consequences. If the spirit does not receive the offerings, it will bring bad luck to the living. However, if the spirit receives the offerings, they will reborn in good condition.

After finishing the offerings to the monks, laymen and laywomen listen to sermons from the monks that will remind them to engage in good activities – speak good words, think good thoughts, don’t drink alcohol and don’t tell lies.

The laymen and laywomen then pour water on the ground to give merit to deceased ancestors.

At the evening around 7 or 8 pm, ladies and gentlemen, both young and old, together go to the local temple with flowers, candles, and incense sticks and pray to Buddha. They then receive wishes and hold a candlelight procession, circling the main sanctuary three times, a ceremony which is especially popular among teenagers and young adults.

(参考URL:https://laotiantimes.com/2016/09/15/boun-khao-salak-or-celebration-of-the-dead/ )

「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。
2017.08.24
  8月21日は「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。この「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、ラオス語では、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ)と言います。使われている単語は次のような感じで、土地を守ってくれる霊(ラオスでは「ピー」と呼ばれます)があの世から戻ってくる日で、土地を守ってくる霊に感謝する日になります。

「ワン」:日
「ブン」:祭り
「ホー」包む
「カオ」:ご飯
「パダップ」:装飾する、魅力を与える、
「ディン」:土地

(参考)ラオスにも日本と同じようにお盆があります。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00117.html

 そして、この「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、大多数が仏教徒が占めるラオスではとても大切な仏教という日で、職員がお寺にお参りにいってから出勤できるように毎年午前2時間お休みになっています。しかし、今年は、この日が月曜ということもあり、全日休日になり、連休となりました。

(参考)2017年のラオスの祝日・祭日を紹介!!
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00025.html

 では、具体的には、どのようなお祭りかというと、朝、お寺にお供え物をもっていきます。この部分は、他の仏教のお祭りと一緒ですが、お寺の行く前に(夜が開ける前に)、食べ物などを門など家の周り4箇所(?)やお寺などにお供えものを置きます。ここがこのお祭りの特別な部分であり、特徴です。このこのお供えものを置く時間は、朝の1時という人もいれば、朝の3時位という人もおり、けっこう曖昧です。このお供え物は、土地を守ってくれる霊(ピー)に供えるものです。

 このお祭りのためのお供え物は次のようなものです。果物や、野菜、魚などたくさんのものを用意します。


 上の写真の果物などを、バナナの皮で包み、当時の朝に家やお寺の周りにお供えをします。下の写真は、バナナの皮にそのまま、お供え物を置いていますが、バナナの皮を笹舟のように折ってお供え物を置いたりもします。
※上の写真と下の写真は、別の家のものなので、お供え物の種類が少し違っています。


 また、Lao Postというラオスの新聞にこの「ご飯を土地に讚える日」が紹介されていたので訳してみました。この記事は、去年のこの「ご飯を土地に供え讚える祭り日」の記事になりますが、ラオスの仏教の日のこと、「ご飯の土地に供え讚える日」の持つ意味が分かりやすく紹介されています。

<仏教徒の人々が、「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」に参加しました。みんなが集まり、とても幸せです。>
 9月1日【去年の記事のため日付が違います】は、仏教徒の私たちが行ってきた12の月行事と14の仏教徒の義務に則った、「ご飯を土地に供え讚える日」でした。この日は朝早くから、全国各地のお寺では、私たち一般の信者は、伝統に沿って、托鉢に参加し、お坊さんに寄進をしました。また、男性も女性も、新品の綺麗な服を来て、着飾っていきます。年配の方などは、托鉢のために、托鉢をするものを入れたカンやオー(お供え物をいれる鉢)や、ろうそく、お寺に供えるお花を持っていきます。綺麗な心で、お坊さんに寄進するものを持って、お坊さんの前に並んで、幸せな心でお説教も聞きます。また、この日には、信者の多くが、3つの大切なこと(仏陀、仏陀の教え、お坊さん)を思い出すとともに、功徳を積み、亡くなったご先祖様や父親、母親、お坊さん、親類の人々の魂が、お供え物を取りに来てもらえるように、いつもと違ってもち米のお菓子を作ります。

 年配の方々は次のように言っています。「ご飯を土地に供え讃える祭り」は、ずっと昔からラオスの人々が行ってきた12の月行事の9番目です。昔は、「ご飯を土地に供え讚える祭り」は、亡くなった祖父母や親戚の人々が、住む場所や食べ物を得ることができるように、ご飯を、木や川、大切な建物に供えるものでした。しかし、仏教が入ってきて影響力を持つようになってから、信仰の対象も変わり、お寺で托鉢やお坊さんへの寄進などもあるようになりました。伝統的な「ご飯を土地に供え讚える祭り」の日は、旧暦の9月、月が欠ける14日目に定められています。今年(2016年)は、9月1日です。仏教のお祭りですが、この「ご飯を土地に供え讚える祭り」という名前が残っています。また、その土地の甘いものや、生鮮品、食べ物といった、お供えものやご飯、果物を持っていき、お寺の後や木の下に供えをするのは伝統的な「ご飯を土地に讚える祭り」と同じです。目的は、家がなかったり、親類や友人のいない霊を助けることで、ここには昔から続く信仰があります。

 この「ご飯を土地に供え讚える祭り」の準備や儀式執り行い方は、他の祭りとどのように違うのか。前日には、親類がたくさん集まり、カオトン(笹の葉でもち米を包んだ料理)を作り、その他のご飯も準備します。親類が皆集まってから、お供え物をバナナの葉で包み置いておきます。当日には、夜が明ける前の3時から5時に、バナナの皮に包んだお供え物を家の周りに置きます。それから、朝にはお寺に行き、お参りをし、お経を読み、托鉢をし、お坊さんへの寄進を行い、伝統に沿ったお説教を聞きます。

 また、「ご飯を土地に供え讚えるお祭り」は、長年に渡って行われおり、ご先祖様への恩を思い出させてくれます。したがって、私たちラオス人は、子どもや孫、次世代にもこれまで述べたような素晴らしい伝統を知ってもらい続けるためにも、この伝統を正しく行なわなければなりません。

 以上が、訳文になります。

 ラオス人がもっとも楽しみにしているお祭りにボートレースがあります。世界遺産として有名なルアンパバンでは、この「ご飯を土地に供え讚える日」にボート祭りに行われます。また、ラオスとタイの仏教は、とても良く似ていますが、タイには一部のラオスに近い地域を除いて「ご飯を土地に供え讚える日の祭り」はないそうです。このようにこのお祭りは、ラオスに土着のお祭りでもあり、とても大切な人なっっています。

※次からが、訳文の原文になります。

<ຊາວພຸດລາວ ຮ່ວມກັນໃສ່ບາດ ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ຢ່າງເປັນຂະບວນຟົດຟື້ນ>
ວັນທີ 1 ກັນຍານີ້, ຊຶ່ງກົງກັບແຮມ 15 ຄ່ຳເດືອນ 9 ແລະ ເປັນວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ, ຕາມຮີດ12 ຄອງ14 ຂອງຊາວພຸດລາວເຮົາເຄີຍປະຕິບັດມາ ແລະ ແຕ່ຮຸ່ງເຊົ້າຂອງມື້ນີ້ ຢູ່ຕາມວັດວາອາຣາມຕ່າງໆໃນທົ່ວປະເທດ ພວກເຮົາຈະເຮັດອອກຕົນຍາດໂຍມຊາວພຸດທັງຫຼາຍ ຈະມາຮ່ວມກັນຕັກບາດ, ຖວາຍສັງຄະທານ ແກ່ພະສົງຕາມປະເພນີ, ຕ່າງກໍຈະປະດັບປະດາໄປດ້ວຍ ເຄື່ອງນຸ່ງໃໝ່ທີ່ສວຍງາມທັງຍິງ ແລະ ຊາຍ, ເຖົ້າແກ່ອາວຸໂສກໍຈະຖືຂັນ, ຖືໂອທີ່ກະກອບໄປດ້ວຍວັດຖຸປັດໄຈ, ທູບທຽນ, ດອກໄມ້ບູຊາເຂົ້າມາໃນວັດ, ເພື່ອຮ່ວມໃສ່ບາດ ແລະ ຟັງເທດສະໜາຢ່າງພ້ອມພຽງຮຽງໜ້າ ແລະ ຈິດໃຈທີ່ຊື່ນບານ, ໂດຍໄດ້ນຳເອົາເຄື່ອງປັດໄຈທານຂອງຕົນໄປມອບແດ່ພະສົງສຳມະເນນ ດ້ວຍຈິດໃຈອັນຜ່ອງໃສ່ ແລະ ໃນມື້ນີ້ເອງທີ່ຊາວລາວສ່ວນຫຼາຍ ຕ່າງກໍຈະເຮັດພາເຂົ້າທິບ, ເພື່ອລະນຶກເຖິງຄຸນຂອງພະຣັດຕະນະໄຕຣ 3 ປະການຄື: ຄຸນພະພຸດ,ພະທຳ ແລະ ພະສົງ, ພ້ອມທັງອຸທິດສ່ວນບຸນກຸສົນ ໄປເຖິງດວງວິນຍານຂອງບັນພະບູລຸດ, ຄຸນບິດາ, ມານດາ,ຄູບາອາຈານ ແລະ ຍາດຕິພີ່ນ້ອງທີ່ລວງລັບໄປແລ້ວນັ້ນ ໃຫ້ມາຮັບເອົາເຄື່ອງປັດໄຈທານຕ່າງໆດັ່ງກ່າວ.

ຕາມຄຳບອກເລົ່າຂອງຜູ້ເຖົ້າຜູ້ແກ່ວ່າ: ປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ເປັນຮີດ ທີ 9 ໃນ 12 ຮີດທີ່ຄົນລາວເຮົາເຄີຍສືບທອດປະຕິບັດກັນມາແຕ່ບູຮານນະການ. ເມື່ອກ່ອນປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ແມ່ນໝາຍເຖິງການເອົາເຂົ້າ ແລະ ອາຫານຕ່າງໆ ໄປບູຊາຕາມຕົ້ນໄມ້, ຕາມແຄມປ່າ, ຕາມຫໍເຈົ້າຫລັກເມືອງ ເພື່ອໃຫ້ຜີປູ່ຍ່າຕານາຍທີ່ລ່ວງລັບໄປນັ້ນ ໄດ້ມີຢູ່ມີກິນ. ແຕ່ຕໍ່ມາພາຍຫລັງທີ່ສາສະໜາພຸດເຂົ້າມາມີອິດທິພົນ ຄວາມເຊື່ອກໍປ່ຽນໄປພ້ອມນັ້ນ ຍັງມີການເຮັດບຸນຕັກບາດ, ຖວາຍສັງຄະທານຢູ່ຕາມວັດວາອາຮາມຕ່າງໆອີກດ້ວຍ. ປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ເພິ່ນກຳນົດໃນມື້ແຮມ 14 ຄໍ່າເດືອນ 9 ລາວ, ໃນປີນີ້ແມ່ນກົງກັບວັນທີ 1 ເດືອນກັນຍາ ແລະ ຍ້ອນຫຍັງຈຶ່ງມີຊື່ບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ກໍຍ້ອນວ່າເອົາເຄື່ອງສັກກາລະບູຊາ, ເຂົ້າປາອາຫານແຫ້ງຕ່າງໆ, ມີທັງໝາກໄມ້, ຂອງຫວານຂອງຄາວຂອງກິນຕາມພື້ນບ້ານເຮົາ ແລ້ວເອົາໄປວາງໄວ້ ຕາມດິນແຄມທ້າຍວັດ, ກ້ອງຕົ້ນໄມ້ຕາມຄວາມສະ ດວກຂອງໃຜລາວ, ຈຸດປະສົງແມ່ນ ເພື່ອເປັນການອະນຸເຄາະແດ່ພວກຜີເຜດ ທີ່ບໍ່ມີທີ່ຢູ່ອາໄສໄຮ້ຍາດຂາດມິດ ເຊິ່ງມີຄວາມເຊື່ອທີ່ສືບທອດກັນມາແຕ່ບູຮານ.

ການກະກຽມ ແລະ ພິທີກຳກ່ຽວກັບບຸນເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ກໍບໍ່ຕ່າງຈາກບຸນອື່ນໆພໍເທົ່າໃດ ຄືຕອນແລງຂອງມື້ 13 ຄໍ່າ ພໍ່ແມ່ພີ່ນ້ອງທັງຫລາຍຕ່າງກໍຈະພາກັນຫໍ່ເຂົ້າຕົ້ມ, ກະກຽມເຄື່ອງຢູ່ຂອງກິນຕ່າງໆ ມາລວມກັນແລ້ວເຮັດເປັນຫໍ່ໄວ້. ເມື່ອຮອດມື້ 14 ຄໍ່າກໍພາ ກັນໄປຢາຍຫໍ່ເຂົ້າ ຕັ້ງແຕ່ເວລາ 3 ໂມງຈົນຮອດ 5 ໂມງເຊົ້າ(ກ່ອນແຈ້ງ).ຈາກນັ້ນ ໃນຕອນເຊົ້າມາ ກໍຈະພາກັນເຂົ້າວັດເຮັດພິທີໄຫ້ວພະ, ຮັບສິນ, ໃສ່ບາດ, ຖວາຍສັງຂະທານ ແລະ ຟັງທຳມະເທສະໜາຕາມປະເພນີ.

ບຸນເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ນອກຈາກເປັນບຸນອຸທິດໃຫ້ຍາດແລ້ວ ເຮັດໃຫ້ຜູ້ເປັນລູກຫລານລະນຶກເຖິງ ບຸນຄຸນຜູ້ເປັນບັນພະບູລຸດ ດັ່ງນັ້ນພວກເຮົາທີ່ເປັນຄົນລາວ ຈົ່ງຊ່ວຍກັນປະພຶດປະຕິບັດປະເພນີໃຫ້ຖືກຕ້ອງ ເພື່ອສືບທອດໃຫ້ລູກຫລານຜູ້ເກີດໃໝ່ໃຫຍ່ລຸນ ຮູ້ຈັກປະເພນີອັນດີງາມດີງາມດັ່ງກ່າວ.
(URL)https://laopost.com/2016/09/02/70584
ラオスにも日本と同じようにお盆があります!! 
2017.08.14
 日本でお盆といえば、ご先祖様があの世から帰ってきて来るときです。日本では、お盆の時期には、少し長い休みがあり、実家に帰省して提灯を準備したり、お墓参りにしたりしますね。まさに日本はそんなときです。

 ラオスでは、日本のお盆の時期はいつも同じように縫製工場は操業していますが、ラオスにも日本と同じ仏教徒が多い国ということで、ラオスにもお盆があります。しかも、1回ではなく、2回あります。1回目は、旧暦の9月の新月で、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ)と呼ばれます。2回目は、旧暦の10月の満月で、ワン・ブン・ホー・カオ・サラーク(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າສະລາກ)と呼ばれます。

 このように旧暦に基づいて、仏教の行事が行われるので、ラオスのカレンダーには、必ず旧暦の日も書いてあります。書き方は、日本語でいうと「11月、月が満ちていく1日目」「11月、月が欠けていく3日目」というように書いています。ラオス語では、満ちていくこと「クン(ຂຶ້ນ)」、欠けていくことを「ヘム(ແຮມ)」、旧暦の「◯◯日」を「カム(ຄໍ່າ) 」、月のことを「デュアン(ເດືອນ)」と言います。 「11月、月が満ちていく1日目」は「クン・ヌン(1)・カム・デュアン・シプエト(11)<ຂຶ້ນ1ຄໍ່າ, ເດືອນ11>」、「11月、月が欠けていく3日目」は「ヘム・サム(3)・カム・デュアン・シプエト(11)<ແຮມ3ຄໍ່າ, ເດືອນ11>」となります。

 ラオスの2回あるお盆の日付は次のようになります。

1回目のワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນເຂົ້າ ຫໍ່ປະດັບດິນ):「9月、月が欠けていく14日目(新月)」で今年は8月21日
 ⇒ヘム・14カム・デュアン9 (ແຮມ14ຄໍ່າ, ເດືອນ9)
2回目のワン・ブン・ホー・カオ・サラーク(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າສະລາກ):「10月、月が満ちていく15日目(満月)」で今年は9月5日
 ⇒クン・15カム・デュアン10(ຂຶ້ນ15ຄໍ່າ, ເດືອນ10)
※旧暦では、「新月」「満月」の日がずれます。

 上の2回のそれぞのお盆の日は、どんな日かというと。。。まず、使われているラオス語を紹介します。

「ワン」:日
「ブン」:祭り
「ホー」包む
「カオ」:ご飯
「パダップ」:装飾する、魅力を与える、
「ディン」:土地
「サラーク」(くじ引きの)クジ

 上の訳を参考に意訳すると、今年は8月21日にある1回目のお盆のワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディンは「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」、9月5日にあるワン・ブン・ホー・カオ・サラークは「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」という感じになります。

 もう少し具体的には、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、その土地で亡くなったり、その土地を守っていてくれている霊(?)が、あの世からこの世に戻ってくる日です(あの世から亡くなった人が戻ってくるという意味でお盆です)。なので、土地を守ってくれている霊(?)に感謝するということで、この日は、お供え物のご飯を4セット作り、家の門など4箇所にお供え物をします。

 それに対し、ワン・ブン・ホー・カオ・サラーク「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」は、亡くなった先祖があの世からこの世に戻ってくる日です(まさに日本のお盆と同じです)。この日は、お寺に持っていくご飯に亡くなった親戚の名前を紙に書き添えます。その名前と同じ名前を書かれた紙をもう一枚用意します。お寺では、お坊さんが、信者の持ってきたどのご飯を食べるかを、この名前を書かれた紙をくじ引きして決めます(この日はたくさんの人がお寺にご飯を持っていきます)。お坊さんを通して、亡くなった親戚にご飯をたべていただくという意味があるそうです。

 ちなみに上の2つの日は、ラオス人にとって、安居入りの日の「カオパンサー」、安居明けの日の「オークパンサー」と並んで、もっとも大切な仏教の日です。

※これらの日以外にも、信仰の篤いラオス人は、この旧暦のカレンダーに基づいて、「満月」「上弦の月」「下弦の月」「新月」の日にお寺にお参りにいきます。この日はワン・シンと呼ばれ、多くのラオスのカレンダーには「仏像」の印がついています。

※ラオスの卓上カレンダーの写真です。日付の下に、旧暦の日付が書いてあり、また、ワンシンの日には仏像のマークがついています。
ラオスのベストソングを紹介します!! ラオス人はどんな音楽が好きなの??
2017.07.27
 CBC Laoでは流れていませんが、ラオスの多くの縫製工場では、縫製工場内でスピーカーから音楽が流れています。なので、ラオスの多くの縫製工場では、職員が音楽を聞きながら、ミシンを踏んだり、糸を切っているそうです。日本では音楽を聞きながら仕事するなんて想像し難いですが、ラオスでそれが普通のようです。

 そこで、ラオス人がどんな歌や音楽が好きなのかということで、今日は過去3年間のラオスのベストソングを紹介します!! ラオス人職員とヒットソングについて話したのを参考に、私の独断と偏見にもとづいて紹介します。もっとも、ラオスでは、歌が発表されてからヒットするまで時間がかかることもあるので、歌が発表された年とヒットの年がもしするとずれている場合もあります。

 それでは、2014年から2016年までのラオスのベストソングを紹介してきます!! ラオス語の表記も一緒に載せるので、興味のある方はYoutubeなどで、ラオス語の部分をコピー・ペーストして是非聞いてみてください。

2014年 シアン・ケン・テンチャイ<ສຽງແຄນແທນໃຈ>(歌手:ムクダーワン<ມູກດາວັນ ສັນຕິພອນ>)
 サワンナケート県出身の実力派の歌手であるムクダーワンが歌い、ヒットしたのがシアン・ケン・テンチャイです。下のYoutubeのアドレスから聞いてもらえると分かるように、一般的なポップスよりも伝統的な音楽という感じですが、美しい旋律とムクダーワンの歌唱力に多くのラオス人を惹きつけました。また、ヒット曲は、カラオケ等で歌われることが多いのですが、この歌は歌唱力を問われるらしくヒット曲にも関わらず、歌っている人はほとんどいません。この歌名のシアン・ケン・テンチャイは、日本語で「心のこもったケン(ラオスの伝統的な笛)の音」という意味です。
 ところで、日本人に一人、ラオス人の歌手を紹介するとすれば、間違いなくこのムクダーワンを紹介します。歌唱力、歌の旋律・リズムどれをとってもラオスの歌のよさがとてもよく表現されていると思います。

※参考アドレス(Youtube):https://www.youtube.com/watch?v=wAeuH8VhJjU

2015年 ノーン・コート・コンマイ<ນອນກອດຂອນໄມ້>(歌手:ケオパイポン、ヴィエンアヌサイ<ແກ້ວໄພພົງ, ບຽງອານູໄຊ>)
 この歌は、カラオケでいまだにもっともよく歌われている歌です。恋する二人ですが、男性側の母親が金持ちの女性との結婚を強制します。男性は、女性に一緒に逃げ出そうと誘いますが、女性はそんなことはいけないわと断ります。このような悲しい恋を、二人の男女が歌うラブソングで、ラオス人の心に響くものがあるようです。最後に歌のタイトル「ノーン・コート・コンマイ」(日本語で「丸太を抱いて寝よう」)と男性が歌って終わります。

※参考URL(Youtube) : https://www.youtube.com/watch?v=YHlr9UtSREg

2016年 コイ・ボメン・ナーン・ファー<ຂ້ອຍບໍ່ແມ່ນນາງຟ້າ> (歌手:ミミ・エンジェル<ມິນິ ເອັງເຈີ>)
 日本語に直すと「私は天使じゃないわ」という意味です。年上の男性に対して、これまでより良くなったり、一途の愛を見いだせないのであればあなたへの望みを捨てるわ。私のことをお金持ちだったいうけれど、私は極楽へと導くこともできないし、何かの利益をもたらすことができるような天使ではないのよと歌います。ラオスでは演歌(?)っぽい雰囲気のヒット曲が多いのですが、この曲は若者向けのポップスという感じのヒット曲です。

※参考URL(Youtube): https://www.youtube.com/watch?v=2-IpJu6x8q0

 また、2017年のラオスのベスト・ソングの予想は次の歌です。ラジオを聞いていると、今、かなりの頻度で流れています。

ハーシップ・ラン・パハーン・チャイ<50ລ້ານປະຫານໃຈ>(歌手:キー・ホイコン<ກີ ຫອບໂຄງ>)
 2014年のヒットソングに挙げたノーン・コート・コンマイは、女性側にお金がなく、叶わぬ恋となったわけですが、逆にこのハーシップ・ラン・パハーンチャイでは、男性側にお金がなく、叶わぬ恋となります。女性側から結納金を5,000万キープ(日本円で70万円ぐらい)と言われますが、男性は1,000万キープ(日本円で14万円くらい)しか持っておらず結婚できないという歌詞です。担保がなく銀行からもお金も借りられない。1,000万キープしかなければ結婚式のときのラオス風そうめんのお金にしかならないという男性が悲痛な叫びをあげる内容で、聞いていて悲しくなってくる内容です。

※参考URL(Youtube):https://www.youtube.com/watch?v=kvrWTkdi2a4

 音楽、特に歌はその国を文化を示すものです。ほとんど聞く機会のないラオスの歌ですが、一曲でも聞いていただき、ラオスのことを知ってもらえればと思います。
女性同盟設立の日で縫製工場はお休みでした。
2017.07.24
 7月20日は女性同盟設立記念日で縫製工場はお休みでした。政府関機関は、女性はお休みで、男性は働くことになっているようです。民間関係だと、例えば、運送会社でいえばOCSは休みで、DHLは男性職員だけが働いたそうです。CBC Laoはこの日が休みになることは元々決まっていましたが、直前にもラオス縫製業協会からも会員の縫製工場には休みにするように連絡がありました。政府関係・民間関係問わず、女性は休みになるようですが、男性だけで営業するのか、それとも企業自体が休みになるかはそれぞれの企業判断によるようです。

(参考)2017年ラオスの祝日・祭日を紹介!!
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00025.html

 さて、女性同盟とは何かというと、国民の意見を吸い上げあたり、まとめたりする役割を担うラオスにある大衆組織の1つです。この大衆組織には、青年同盟、女性同盟、労働組合連盟などがありあります。青年同盟は、ラジオ局を持っていたり、職業訓練をしたり(青年海外協力隊の方もいたようです)幅広く活動しています。

 今日が設立記念日の女性同盟とはどんなことをしているのか、少し調べてみたので、分かったことをまとめてみました。

1.1955年7月20日に設立。
2.目的は、国家の保護を受けたり、生活向上できるよう、女性を動員しまとめていくこと。様々な民族の女性や子どもの権利を守ること、男女の平等や女性の優位性に基づく政策の実施、女性への教育への参加等を目指していく。
 ※縫製指導もしている地域もあるようです。
 ※国連やNGOのプロジェクトでも女性同盟が参加しているものがあります。
3.それぞれの職場や学校で組織される。学校では、高校1年生からメンバーになれる。村レベル、郡レベル、県レベル、国レベルでそれぞれ活動している。
4.憲法上、大統領や内閣などと並んで、国会に法律案を起草することのできる。
5.現在の女性同盟の会員(?)数、100万人くらい。

(参考)女性同盟のHP:http://www.laowomenunion.org.la
OHCHR: http://lib.ohchr.org/HRBodies/UPR/Documents/Session8/LA/LWU_UPR_LAO_S08_2010_LaoWomensUnion.pdf

 以上のように女性同盟はいろいろな役割があり、活動しているようです。そして、このために7月20日は女性同盟設立記念日として、女性に感謝する日として、女性は休日となります。

 ところで、ある役場の職場の女性同盟の実際に会議に参加したことのある日本人女性によると、トイレのトイレットペーパーをきちんと用意することなど女性に身近な問題を話しあっていたそうです(中央レベルではいろいろと難しいことも話し合っていると思います)。

 なにはともあれ、日本に比べて祝日・祭日がかなり少ないラオス、多くの職員がこの休日を楽しんだようです。縫製工場は、再来週までおかげさまで、とても忙しいです。全職員力を合わせて、次の出荷まで全力疾走していきます!!

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