海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





ブンホーカオパダップディンでした。
2018.09.17
 先日9月9日は、ホーカオパダップディンでした。何かのおまじないの呪文に聞こえなくもないこのホーカオパダップディンは、ラオスのお盆とも呼べる仏教の日で、死んだ人々が戻ってくると信じられている日です。似たようなお祭りで、約2週間後にも、ホーカオサラークと呼ばる仏教の日があり、この日も死者が戻ってくる人されてます。

 もっとも、この2つには次のような違いがありあります。

ホーカオパダップディン:その土地でなくなり、その土地とそこに住む人々を守ってくれる守り神(?)を祀るお祭りです。
ホーカオサラーク:身内でなくなった人々を祀るお祭りです。

 ちなみにそれぞれのお祭りの日本語に直すと次のような意味になります。

ホーカオパダップディン:ご飯を土地に供え讚える祭りの日
ホーカオサラーク:くじ引きでご飯で選んでいただく日

(参考)
「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00121.html

 このホーカオパダップディンは、ラオスでは、カオパンサー(安居入りの日)、ホーカオサラーク(くじ引きでご飯を選んでいただく日)、オークパンサー(安居明けの日)と並んで、もっとも重要な仏教の日とされています。今年は、日曜と重なりましたが、平日であれば、職員がお寺にお参りにいってから出勤できるように午前中2時間がお休みとなっています。

 さて、ホーカオパダップディンは、日本語に直すとご飯を土地に讃えるお祭りの日となるように、土地の守り神を讃える日なので、そのためにお供え物を、家の周りやお寺にお供え物を起きます。もちろんCBC Laoも、縫製工場の周りにお供えものをしました。

 お供え物は次のような感じです。

 

 サトウキビ、魚、ミニナス、バナナ、もち米のお菓子などがバナナの葉の上に置いてあります。地域によって、このバナナの葉のうつわの作り方が違います。上の写真では、ただバナナの葉の上にそのままお供え物を載せていますが、ある地域では、笹舟のような形にしたり、また別なある地域では長方形の箱のような形でつくったります。

 また、このお供え物をするときに大切なポイントは、袋は開けておくということです。バナナの葉で包まれたもち米のお菓子は、バナナの葉を外しておきます。個装のお菓子をお供えするときは、袋からお菓子を取り出しておきます。土地の守り神が食べることができるようにとのことです。

 それぞれの家庭で、多少、何を載っているかは違いますが、上のようなお供えものを作ります。

 このようなお供え物を家の周りに置いた後には、皆、お寺にいきます。この日は、ラオスの仏教でもっとも大切なお祭りの日ということで、多くの人がお寺にご飯を作って持っていきます。

 次のような感じです。

 

スープとナムワーンと呼ばれる甘いお菓子です。

 

鶏肉です。 



上がラープと呼ばれる肉を小さく刻んだ料理、下がかぼちゃとさつまいもです。真ん中の白い筒は、竹の中にもち米をいれたものです。



 それぞれの家の人々が、上のようなご飯をお寺に持っていきます。









 この日は、多くの人が上のようなお供え物を作るので、お寺の中もご飯でいっぱいになります。





 ちなみに今回行ったお寺は、ビエンチャン市内の大きなお寺ではなく、村の中にあるお坊さんが一人しかいないようなお寺です。

 こんなお寺です。



 お坊さんは、この方です。



 このような感じで、ラオスには、仏教文化が強く根付いています。
3度目の正直?? やっと停電しました。
2018.09.10
 ここ最近、停電のお知らせが来て、それからすぐにその停電がなくなるということが続いていました。

 まず、8月15日の朝に、8月16日に停電になりますとお知らせがきました。なんとお知らせの方法は、職員の携帯電話にWhatAppで朝の5時半で停電の文書を送付。今だに電気局職員がどうやってそのその職員の電話番号を知ったのかは謎のままです。そして、10時くらいに、停電がなくなると連絡がありました。当初の予定されたいた8月16日はラオス国立大学の入試の日で停電にできないためです。(CBC Laoはラオス国立大学の近くにあります。)

 次に、8月20日の午後に8月22日に停電になるとお知らせがきました。しかし、8月21日の昼くらいに、やはり停電はなしとの連絡が。。。

 そして、最後に、8月31日に9月2日に停電のお知らせが来ると連絡が来て、9月2日にはこの通知の通り、停電しました。

 9月2日はちょうど日曜日で縫製工場もお休みの日だったのでちょうど良かったです。9月5日と6日に出荷を控えていたので、出荷日やその前日に停電になることだけは嫌だなと思っていたところ、ちょうど日曜が停電になったので縫製スケジュール上とても助かりました。

 停電になる場合は、近くのCBC Laoと近くの銀行と学校だけのときもあれば、今回の停電のようにラオス国立大学が含まれているときもあります。今回のように大学が含くんで停電する場合には、大学だと平日にはさまざな会議がどこかしらで開かれているので平日の停電は厳しかったのでしょうか。(CBC Laoは、ラオス国立大学の正門のすぐ近くにあります。)

 今年は、世界銀行のプロジェクトかなにかでビエンチャン市内の電気のなにかがアップデートされているようです。今回もCBC Laoのある周辺地域だけでなく、ビエンチャン市内で順番に停電になってなにか工事をしているようでした。

 平日に停電になると縫製スケジュール上大変になる場合にもありますが、突然のアクシデントによる停電が減り、ラオスの電力事情が改善されるととても助かります。 
ラオスのDHLの閉まる時間が早くなりました。
2018.08.21
 ラオスでDHLで日本向けの、荷物を出すとタイ国際航空のビエンチャン−バンコク便で運ばれていくことになります。

 このタイ国際航空のビエンチャン−バンコク便が今年の5月から1時間早くなって、次のような時間になりました。

 20:30ビエンチャン発 ⇒21:35バンコク着

 ビエンチャンから日本に、タイ国際航空の夜便を使って行く場合には、この飛行機が1時間くらい遅れることもよくあり、この飛行機が1時間早くなることは良いことだな〜と思っていました。

 しかし、、、

 この飛行機にDHLの荷物を載せなければならないために、なんと最終集荷の時間が17時に早まってしまいました。

 この飛行機の時間変更前は、自分たちでDHLのオフィスに持っていく場合には19時まで荷物を受付けてくれていました。5月に飛行機が1時間早まってからも18時までは荷物を集荷を受け連れてくれていました。

 しかし、先週くらいから荷物の集荷を依頼する場合には16時までに、自分たちでDHLのオフィスに持っていく場合でも17時までに持っていかなければならないことになりました。

 今までサンプル等をお客さんに送るときに、急ぐ場合には、午前中に洗い加工に出して、午後に釦をつけて、QCの過程を経て、ギリギリ17時過ぎにサンプルを完成するということがしばしばありました。

 たった1時間の差ですが、午前中に洗い加工に出して、そのまま洗い屋さんで洗い加工が終わるのを待って、そのまま持って縫製工場に持って帰って、残りのボタン付けなどの過程をするとなると1時間はとても大切な時間です。

 急ぎのサンプルはできるだけ早くお客さんにお送りするようにしていますが、さらにスケジュールが詰まることが多くなりそうです。早めにサンプルを仕上げれば良いと言えば、口では簡単ですが、急ぎのサンプルがあるのも事実。時間が少しタイトになり、ときどき大変になりそうです。
先週末からラオスから安居入りとなりました。
2018.07.30
 先週の27日にラオスでは安居(あんご)入りとなりました。この安居入りは、ラオス語ではカオパンサーと呼ばれます。国民の多数が仏教徒であるラオスでは、この日を境に結婚式のパーティなどを控えたり、お酒を飲むのをやめたりします。そんな意味で、ラオス人の生活に変化が起きるのが、この安居入りです。

※お酒を飲むのを控えるという人もいますが、なぜかこの安居期間中に、ボートレースが行われる県などがあり、ここでは盛大にお酒が飲まれます。これもラオスらしさです。

 また、お坊さんにとっては、この安居(あんご)入は、厳しい修行期間の始まりとなり、お寺にこもって修行するそうです。

 そんなこともあり、この安居入り日には、朝から大勢のラオス人の人々がお寺に托鉢にいきます。行政機関は休みの日ではありませんが、午前中に行ってもほとんど人がいません(そもそもこの日に書類等を提出にいくおうなラオス人もいません)。多くの民間企業でも、始業時間を遅くしています。CBC Laoでも、午前中はおやすみでした。

 カオパンサーの托鉢については、去年のブログに詳しく書いたので、興味のあるかたは去年のブログを御覧ください。

(参考)カオパンサーはお寺に行くので、縫製工場はお休みです。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00103.html

 また、今、仕事が多く残業がある日が続いていますが、このカオパンサーの前日は、職員の多くがお寺に行ってお坊さんにお渡しするろうそくやお菓子などを買いに行ったり、カオトンと呼ばれるバナナで来るんだお菓子を作るので、残業はなしになります。特にカオトンは、市場でも売っていますが、自分で作ってお寺にもっていく人が多いです。

 ちなみにカオトンというのは、こういうものです。職員が作っていました。

 ココナッツや米粉などを混ぜたものを、バナナを葉で包んでいきます。


それを蒸して完成です。
 

完成すると中身はこんな感じです。ラオス人であれば、皆が作れるそうです。托鉢のときの必須アイテムです。


 最後のなりましたが、今年の安居の期間は、陰暦の8月の満月の日(西暦の7月27日)から、陰暦の11月の満月の日(西暦の10月24日)までになります。
女性同盟設立の日で縫製工場はお休みでした。
2018.07.22
 先週の土曜日は女性同盟設立の日でお休みででした。女性同盟とは何かというと、国民の意見を吸い上げあたり、まとめたりする役割を担うラオスにある大衆組織の1つです。ラオスは共産主義国なので、共産党の下部組織として大衆組織と呼ばれるものがあります。この大衆組織には、青年同盟、女性同盟、労働組合連盟などがありあります。青年同盟は、ラジオ局を持っていたり、職業訓練をしたり(青年海外協力隊の方もいたようです)幅広く活動しています。

 女性の同盟については、去年のブログに少し書いたのでこちらをご覧ください。

(参考)女性同盟設立の日で縫製工場はおやすみでした。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00107.html

 この女性同盟設立の日は7月20日で、一昨年から新たに一応祝日に加わった日で、一昨年と去年はCBC Laoも含めて多くの官公庁や企業はおやすみでした。

 今年も、普通にこの日は休みになるものかと思いきや、、、けっこうバタバタしてました。

 というのは、慣習的な祝日(仏教の日など)のほかは、ラオスでは労働省が祝日を決めているのですが、この「女性同盟設立の日」が入っていなかったらしいのです。

 そこで、この日は祝日なのかどうかをラオス縫製業協会に問い合わせてみました。縫製工場を休みにしなければいけない場合には、労働省から縫製業協会に通達がいっていることが多いのです。しかし、上のような事情に加え、特に縫製業協会にも通達もないということで、今年からまた祝日でなくなるという話がでてきたのです。

 こうしたことから、多くのラオス国内の縫製工場が「休みにすべきなのか、どうなのか」わからず右往左往していました。

 最後はどうなったのかというと、労働省からではなく、女性同盟からこの女性同盟設立の日は女性職員がお休みにしてくださいという通知が、7月19日に来て、7月20日の女性同盟設立の日はお休みになることになりました。

 といっても、CBC Laoでは、7月20日(金)は仕事して、7月21日(土)をお休みにしました。(ラオスの縫製工場は土曜日も操業します。)
  
 ところで、お休みの日を移動させて良いのも女性同盟設立の日の特徴だったりします。3月8日女性の日や12月2日の建国記念日などは、必ずその日に休まなければなりません。ラオスの祝日で、唯一休みの日を変えて良い日でないでしょうか。ISUZUからいただいたカレンダーをみたところ、ISUZUもCBC Laoを同じく、7月20日に仕事をして、7月21日お休みになっていました。

 CBC Laoでは、男性職員はお休みでしたが、職場によっては男性だけ働いているところもありました。民間でいえばDHLが、官公庁では税関などは男性だけが働いて、業務を回していたようです。こんな風に、法的に女性だけ休みになる日があるのも、ラオスの祝日の特徴だったりします。

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