海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





シャツやパンツはS、M、L、XLでどれくらい用尺が違うのか??
2017.08.31
 メンズのカジュアルの洋服の一般的なサイズはS、M、L、XLで、ときどきXXLのサイズもあります。各サイズで、どれくらい使う生地の長さに違いがあるのでしょうか。もちろん各ブランドがターゲットするスタイル等によって、同じMでも、ウエストのサイズや、総丈の長さが違っています。また、SとM、MとL、LとXLのサイズ間の大きさも違います。

 そのブランドによる違い等を無視して、今回、計算してみました。下の用尺は、上に述べたように、本当に参考で、ロングパンツと言っても、パンツの太さやデザインなどによって、大きく変わるので本当に大雑把です。また、もちろん生地の幅によっても、用勺は大きく変わってきます。今回は、生地幅が約140cmで考えてみました。

 ※下の数字は1枚あたりの用尺ですが、実際は2枚だとか、4枚だとかで型入れしています。
 ※ポケットの袋布などは、除いています。

1.メンズのロングパンツ
 S:1.19m M: 1.26m L: 1.36 XL: 1.45

2.メンズのショートパンツ
 S: 1.03m M: 1.06m L: 1.11m XL: 1.19

3.メンズのシャツ
 S: 1.39m M: 1.42 L: 1.51 XL: 1.65

4.メンズのカバーオール
 S: 1.46m M: 1.53m L: 1.69m XL: 1.82m

5.メンズのオーバーオール
 S: 1.44m M: 1.52m L: 1.56m XL: 1.65m

 上の数字を見ていくと、突然、各サイズ間の用勺の違いが一気に大きくなるところがあります。うまく型入れできなかったところです。サイズが大きくなっていくと、どうしても空きスペースができてしまうことがあります。例えばパンツの場合だと、前身頃2枚と後身頃2枚、ウエスト部分を入れて、生地巾ギリギリまで使えればいいのですが、パンツの太さによっては、どうしてもスペースができてしまうことがあります。いろいろ試行錯誤して、できるだけ効率的に生地を使うように、入れ方を工夫したり、何枚型入れすればもっとも効率的に裁断できるか考えていますが、どうしてもうまくいかないときがあります。

 ところで、例えば、パンツのSとXLで用勺が20cmぐらい違うと、1mあたり500円の生地を使った場合、SとXLの生地代の差は100円ということになりますね。

 当たり前のことですが、綺麗に縫製することでなく、いつも用尺等を気にかけ、コスト意識をもって仕事をしています!!
2017.08.31 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと
家族・親戚で縫製工場で働いています。
2017.08.28
 ラオスにある他の縫製工場と比べて、CBC Laoの職員の特徴として、職員寮がないため、工場近郊から通ってくる職員が多いことがあります。中には配偶者の公務員宿舎等から通ってくる職員もいますが、工場の近くに元々住んでているような職員が多いです。そして、CBC Laoのもう1つの特徴として、元々近くに住んでいるような職員の多くが、家族・親戚で働いているということです。

 どんな風に家族・親戚で働いているのかというと、、、

1.母(縫製場)と娘(QC)

2.母(縫製場)と娘(縫製場)

3.母(QC)と娘(QC)、姪(QC)、姪(QC)、姪(裁断場)

4.母(QC)、姪(縫製場)、甥(裁断場)、甥の妻(QC)

5.夫(裁断場)と妻(縫製場)

6.夫(裁断場)と妻(縫製場)

7.夫(ドライバー)と妻(縫製場)

8.いとこ同士(縫製場と縫製場)

9.姉と妹(縫製場と裁断場)

10.何かの親戚同士(縫製場とQC)

 なんと男性陣は皆夫婦で働いています!!(4人しかいませんが。。。)

 こんな風に家族・親戚同士で働きにきているのは、きっとやりがいを持って働くことができているからです!! どこの工場も人集めに苦労しているラオスの縫製工場ですが、CBC Laoは口伝てで職員集めができています。社長はいつも「職員が気持ちよく、やりがいをもって働くことができて初めて、良い商品を縫製し出荷することができる」と言っています。
 
 シャツやパンツ、寝具を問わず、1つの商品を出荷するまでに、生地を裁断し、縫製をし、QCに至るまで、たくさんの職員が関わっています。だからこそ、一人ひとりが、どのような気持ちで働いているかがとても大切になってきます。

 これからもCBC Laoはよりより商品を縫製できるよう、一丸となっていきます!!
 
2017.08.28 09:55 | 固定リンク | 縫製工場の日常
「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。
2017.08.24
  8月21日は「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。この「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、ラオス語では、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ)と言います。使われている単語は次のような感じで、土地を守ってくれる霊(ラオスでは「ピー」と呼ばれます)があの世から戻ってくる日で、土地を守ってくる霊に感謝する日になります。

「ワン」:日
「ブン」:祭り
「ホー」包む
「カオ」:ご飯
「パダップ」:装飾する、魅力を与える、
「ディン」:土地

(参考)ラオスにも日本と同じようにお盆があります。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00117.html

 そして、この「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、大多数が仏教徒が占めるラオスではとても大切な仏教という日で、職員がお寺にお参りにいってから出勤できるように毎年午前2時間お休みになっています。しかし、今年は、この日が月曜ということもあり、全日休日になり、連休となりました。

(参考)2017年のラオスの祝日・祭日を紹介!!
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00025.html

 では、具体的には、どのようなお祭りかというと、朝、お寺にお供え物をもっていきます。この部分は、他の仏教のお祭りと一緒ですが、お寺の行く前に(夜が開ける前に)、食べ物などを門など家の周り4箇所(?)やお寺などにお供えものを置きます。ここがこのお祭りの特別な部分であり、特徴です。このこのお供えものを置く時間は、朝の1時という人もいれば、朝の3時位という人もおり、けっこう曖昧です。このお供え物は、土地を守ってくれる霊(ピー)に供えるものです。

 このお祭りのためのお供え物は次のようなものです。果物や、野菜、魚などたくさんのものを用意します。


 上の写真の果物などを、バナナの皮で包み、当時の朝に家やお寺の周りにお供えをします。下の写真は、バナナの皮にそのまま、お供え物を置いていますが、バナナの皮を笹舟のように折ってお供え物を置いたりもします。
※上の写真と下の写真は、別の家のものなので、お供え物の種類が少し違っています。


 また、Lao Postというラオスの新聞にこの「ご飯を土地に讚える日」が紹介されていたので訳してみました。この記事は、去年のこの「ご飯を土地に供え讚える祭り日」の記事になりますが、ラオスの仏教の日のこと、「ご飯の土地に供え讚える日」の持つ意味が分かりやすく紹介されています。

<仏教徒の人々が、「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」に参加しました。みんなが集まり、とても幸せです。>
 9月1日【去年の記事のため日付が違います】は、仏教徒の私たちが行ってきた12の月行事と14の仏教徒の義務に則った、「ご飯を土地に供え讚える日」でした。この日は朝早くから、全国各地のお寺では、私たち一般の信者は、伝統に沿って、托鉢に参加し、お坊さんに寄進をしました。また、男性も女性も、新品の綺麗な服を来て、着飾っていきます。年配の方などは、托鉢のために、托鉢をするものを入れたカンやオー(お供え物をいれる鉢)や、ろうそく、お寺に供えるお花を持っていきます。綺麗な心で、お坊さんに寄進するものを持って、お坊さんの前に並んで、幸せな心でお説教も聞きます。また、この日には、信者の多くが、3つの大切なこと(仏陀、仏陀の教え、お坊さん)を思い出すとともに、功徳を積み、亡くなったご先祖様や父親、母親、お坊さん、親類の人々の魂が、お供え物を取りに来てもらえるように、いつもと違ってもち米のお菓子を作ります。

 年配の方々は次のように言っています。「ご飯を土地に供え讃える祭り」は、ずっと昔からラオスの人々が行ってきた12の月行事の9番目です。昔は、「ご飯を土地に供え讚える祭り」は、亡くなった祖父母や親戚の人々が、住む場所や食べ物を得ることができるように、ご飯を、木や川、大切な建物に供えるものでした。しかし、仏教が入ってきて影響力を持つようになってから、信仰の対象も変わり、お寺で托鉢やお坊さんへの寄進などもあるようになりました。伝統的な「ご飯を土地に供え讚える祭り」の日は、旧暦の9月、月が欠ける14日目に定められています。今年(2016年)は、9月1日です。仏教のお祭りですが、この「ご飯を土地に供え讚える祭り」という名前が残っています。また、その土地の甘いものや、生鮮品、食べ物といった、お供えものやご飯、果物を持っていき、お寺の後や木の下に供えをするのは伝統的な「ご飯を土地に讚える祭り」と同じです。目的は、家がなかったり、親類や友人のいない霊を助けることで、ここには昔から続く信仰があります。

 この「ご飯を土地に供え讚える祭り」の準備や儀式執り行い方は、他の祭りとどのように違うのか。前日には、親類がたくさん集まり、カオトン(笹の葉でもち米を包んだ料理)を作り、その他のご飯も準備します。親類が皆集まってから、お供え物をバナナの葉で包み置いておきます。当日には、夜が明ける前の3時から5時に、バナナの皮に包んだお供え物を家の周りに置きます。それから、朝にはお寺に行き、お参りをし、お経を読み、托鉢をし、お坊さんへの寄進を行い、伝統に沿ったお説教を聞きます。

 また、「ご飯を土地に供え讚えるお祭り」は、長年に渡って行われおり、ご先祖様への恩を思い出させてくれます。したがって、私たちラオス人は、子どもや孫、次世代にもこれまで述べたような素晴らしい伝統を知ってもらい続けるためにも、この伝統を正しく行なわなければなりません。

 以上が、訳文になります。

 ラオス人がもっとも楽しみにしているお祭りにボートレースがあります。世界遺産として有名なルアンパバンでは、この「ご飯を土地に供え讚える日」にボート祭りに行われます。また、ラオスとタイの仏教は、とても良く似ていますが、タイには一部のラオスに近い地域を除いて「ご飯を土地に供え讚える日の祭り」はないそうです。このようにこのお祭りは、ラオスに土着のお祭りでもあり、とても大切な人なっっています。

※次からが、訳文の原文になります。

<ຊາວພຸດລາວ ຮ່ວມກັນໃສ່ບາດ ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ຢ່າງເປັນຂະບວນຟົດຟື້ນ>
ວັນທີ 1 ກັນຍານີ້, ຊຶ່ງກົງກັບແຮມ 15 ຄ່ຳເດືອນ 9 ແລະ ເປັນວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ, ຕາມຮີດ12 ຄອງ14 ຂອງຊາວພຸດລາວເຮົາເຄີຍປະຕິບັດມາ ແລະ ແຕ່ຮຸ່ງເຊົ້າຂອງມື້ນີ້ ຢູ່ຕາມວັດວາອາຣາມຕ່າງໆໃນທົ່ວປະເທດ ພວກເຮົາຈະເຮັດອອກຕົນຍາດໂຍມຊາວພຸດທັງຫຼາຍ ຈະມາຮ່ວມກັນຕັກບາດ, ຖວາຍສັງຄະທານ ແກ່ພະສົງຕາມປະເພນີ, ຕ່າງກໍຈະປະດັບປະດາໄປດ້ວຍ ເຄື່ອງນຸ່ງໃໝ່ທີ່ສວຍງາມທັງຍິງ ແລະ ຊາຍ, ເຖົ້າແກ່ອາວຸໂສກໍຈະຖືຂັນ, ຖືໂອທີ່ກະກອບໄປດ້ວຍວັດຖຸປັດໄຈ, ທູບທຽນ, ດອກໄມ້ບູຊາເຂົ້າມາໃນວັດ, ເພື່ອຮ່ວມໃສ່ບາດ ແລະ ຟັງເທດສະໜາຢ່າງພ້ອມພຽງຮຽງໜ້າ ແລະ ຈິດໃຈທີ່ຊື່ນບານ, ໂດຍໄດ້ນຳເອົາເຄື່ອງປັດໄຈທານຂອງຕົນໄປມອບແດ່ພະສົງສຳມະເນນ ດ້ວຍຈິດໃຈອັນຜ່ອງໃສ່ ແລະ ໃນມື້ນີ້ເອງທີ່ຊາວລາວສ່ວນຫຼາຍ ຕ່າງກໍຈະເຮັດພາເຂົ້າທິບ, ເພື່ອລະນຶກເຖິງຄຸນຂອງພະຣັດຕະນະໄຕຣ 3 ປະການຄື: ຄຸນພະພຸດ,ພະທຳ ແລະ ພະສົງ, ພ້ອມທັງອຸທິດສ່ວນບຸນກຸສົນ ໄປເຖິງດວງວິນຍານຂອງບັນພະບູລຸດ, ຄຸນບິດາ, ມານດາ,ຄູບາອາຈານ ແລະ ຍາດຕິພີ່ນ້ອງທີ່ລວງລັບໄປແລ້ວນັ້ນ ໃຫ້ມາຮັບເອົາເຄື່ອງປັດໄຈທານຕ່າງໆດັ່ງກ່າວ.

ຕາມຄຳບອກເລົ່າຂອງຜູ້ເຖົ້າຜູ້ແກ່ວ່າ: ປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ເປັນຮີດ ທີ 9 ໃນ 12 ຮີດທີ່ຄົນລາວເຮົາເຄີຍສືບທອດປະຕິບັດກັນມາແຕ່ບູຮານນະການ. ເມື່ອກ່ອນປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ແມ່ນໝາຍເຖິງການເອົາເຂົ້າ ແລະ ອາຫານຕ່າງໆ ໄປບູຊາຕາມຕົ້ນໄມ້, ຕາມແຄມປ່າ, ຕາມຫໍເຈົ້າຫລັກເມືອງ ເພື່ອໃຫ້ຜີປູ່ຍ່າຕານາຍທີ່ລ່ວງລັບໄປນັ້ນ ໄດ້ມີຢູ່ມີກິນ. ແຕ່ຕໍ່ມາພາຍຫລັງທີ່ສາສະໜາພຸດເຂົ້າມາມີອິດທິພົນ ຄວາມເຊື່ອກໍປ່ຽນໄປພ້ອມນັ້ນ ຍັງມີການເຮັດບຸນຕັກບາດ, ຖວາຍສັງຄະທານຢູ່ຕາມວັດວາອາຮາມຕ່າງໆອີກດ້ວຍ. ປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ເພິ່ນກຳນົດໃນມື້ແຮມ 14 ຄໍ່າເດືອນ 9 ລາວ, ໃນປີນີ້ແມ່ນກົງກັບວັນທີ 1 ເດືອນກັນຍາ ແລະ ຍ້ອນຫຍັງຈຶ່ງມີຊື່ບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ກໍຍ້ອນວ່າເອົາເຄື່ອງສັກກາລະບູຊາ, ເຂົ້າປາອາຫານແຫ້ງຕ່າງໆ, ມີທັງໝາກໄມ້, ຂອງຫວານຂອງຄາວຂອງກິນຕາມພື້ນບ້ານເຮົາ ແລ້ວເອົາໄປວາງໄວ້ ຕາມດິນແຄມທ້າຍວັດ, ກ້ອງຕົ້ນໄມ້ຕາມຄວາມສະ ດວກຂອງໃຜລາວ, ຈຸດປະສົງແມ່ນ ເພື່ອເປັນການອະນຸເຄາະແດ່ພວກຜີເຜດ ທີ່ບໍ່ມີທີ່ຢູ່ອາໄສໄຮ້ຍາດຂາດມິດ ເຊິ່ງມີຄວາມເຊື່ອທີ່ສືບທອດກັນມາແຕ່ບູຮານ.

ການກະກຽມ ແລະ ພິທີກຳກ່ຽວກັບບຸນເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ກໍບໍ່ຕ່າງຈາກບຸນອື່ນໆພໍເທົ່າໃດ ຄືຕອນແລງຂອງມື້ 13 ຄໍ່າ ພໍ່ແມ່ພີ່ນ້ອງທັງຫລາຍຕ່າງກໍຈະພາກັນຫໍ່ເຂົ້າຕົ້ມ, ກະກຽມເຄື່ອງຢູ່ຂອງກິນຕ່າງໆ ມາລວມກັນແລ້ວເຮັດເປັນຫໍ່ໄວ້. ເມື່ອຮອດມື້ 14 ຄໍ່າກໍພາ ກັນໄປຢາຍຫໍ່ເຂົ້າ ຕັ້ງແຕ່ເວລາ 3 ໂມງຈົນຮອດ 5 ໂມງເຊົ້າ(ກ່ອນແຈ້ງ).ຈາກນັ້ນ ໃນຕອນເຊົ້າມາ ກໍຈະພາກັນເຂົ້າວັດເຮັດພິທີໄຫ້ວພະ, ຮັບສິນ, ໃສ່ບາດ, ຖວາຍສັງຂະທານ ແລະ ຟັງທຳມະເທສະໜາຕາມປະເພນີ.

ບຸນເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ນອກຈາກເປັນບຸນອຸທິດໃຫ້ຍາດແລ້ວ ເຮັດໃຫ້ຜູ້ເປັນລູກຫລານລະນຶກເຖິງ ບຸນຄຸນຜູ້ເປັນບັນພະບູລຸດ ດັ່ງນັ້ນພວກເຮົາທີ່ເປັນຄົນລາວ ຈົ່ງຊ່ວຍກັນປະພຶດປະຕິບັດປະເພນີໃຫ້ຖືກຕ້ອງ ເພື່ອສືບທອດໃຫ້ລູກຫລານຜູ້ເກີດໃໝ່ໃຫຍ່ລຸນ ຮູ້ຈັກປະເພນີອັນດີງາມດີງາມດັ່ງກ່າວ.
(URL)https://laopost.com/2016/09/02/70584
ワッペンを使った商品を縫製してみませんか?
2017.08.17
 CBC Laoはワッペンを使った商品の縫製を多く縫製しています。ワッペンをつけるだけで、服の雰囲気が一気に変わるので、ワッペンを使った服の縫製はとても楽しいです。また、ワッペンのポジション、デザイン、大きさ、色使いなど、どの部分をとってもデザイナーさんのセンスがとても表れていて、いつも「さすがだな」と思っています。

 しかし、ワッペンを使った商品を縫製するのは少し手間がかかります。縫製前の生地にワッペンを縫い付けておくのですが、ワッペンを縫い付けるためには、ワッペンを縫製する生地のパターンにあらかじめワッペンの縫い付け位置を書き込んでおく必要があります。さらに、そのワッペンの位置と大きさを書き込んだパターンを元に、縫製場のリーダーがブロックを作って、そのブロックを使って各生地にチョークで縫製位置を書き込んでいきます。

 下の写真が、ブロックです。このブロックを生地の上において、四角に切り抜いた部分をチョークでなぞり、ワッペンの縫い付け位置が分かるようにします。ちなみに、これは左腕で、サイズはMです。各サイズごとにこのブロックを作っていきます。


 ワッペンを使う場合には、3つ、4つと複数のワッペンを使うことが多いので、ワッペンを使った商品は、準備に少し時間がかかります。しかも、サイズごとに作っていく必要があるので、上の写真のようなブロックがたくさん作らなければなりません。子ども服だと、サイズ90〜サイズ160まで8サイズあることもあるので、けっこう大変です。

 また、デザイナーさんによっては、ワッペンの取り付けを、ミシンではなく、手縫いで縫い付けて欲しいと方もいらっしゃいます。ワッペンを一枚一枚縫い付けていくのは、手間と時間がかかりますが、CBC Laoでは手縫いでの縫い付けることも可能です。

 もちろんワッペンを手配することもできます。デザイナーさんの作ったデザインを元にタイの刺繍屋さん等にワッペンの作成を依頼します。多くの場合、ワッペン作成の最低ロットは、500枚だったり、1,000枚だったりしますが、それよりもずっと少ない枚数でも長年のおつきあいのある刺繍屋さんにお願いして作成可能です。

 ワッペンの価格はオーダー枚数や大きさなどにもよりますが、1枚50円くらいから手配可能です。オーダー数が多い場合には、この価格より安くなりますし、大きなワッペンは値段は高くなります。

 ワッペンを使った衣類の縫製をお考えの方は是非、CBC Laoにお声かけください!!
2017.08.17 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと
ラオスにも日本と同じようにお盆があります!! 
2017.08.14
 日本でお盆といえば、ご先祖様があの世から帰ってきて来るときです。日本では、お盆の時期には、少し長い休みがあり、実家に帰省して提灯を準備したり、お墓参りにしたりしますね。まさに日本はそんなときです。

 ラオスでは、日本のお盆の時期はいつも同じように縫製工場は操業していますが、ラオスにも日本と同じ仏教徒が多い国ということで、ラオスにもお盆があります。しかも、1回ではなく、2回あります。1回目は、旧暦の9月の新月で、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ)と呼ばれます。2回目は、旧暦の10月の満月で、ワン・ブン・ホー・カオ・サラーク(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າສະລາກ)と呼ばれます。

 このように旧暦に基づいて、仏教の行事が行われるので、ラオスのカレンダーには、必ず旧暦の日も書いてあります。書き方は、日本語でいうと「11月、月が満ちていく1日目」「11月、月が欠けていく3日目」というように書いています。ラオス語では、満ちていくこと「クン(ຂຶ້ນ)」、欠けていくことを「ヘム(ແຮມ)」、旧暦の「◯◯日」を「カム(ຄໍ່າ) 」、月のことを「デュアン(ເດືອນ)」と言います。 「11月、月が満ちていく1日目」は「クン・ヌン(1)・カム・デュアン・シプエト(11)<ຂຶ້ນ1ຄໍ່າ, ເດືອນ11>」、「11月、月が欠けていく3日目」は「ヘム・サム(3)・カム・デュアン・シプエト(11)<ແຮມ3ຄໍ່າ, ເດືອນ11>」となります。

 ラオスの2回あるお盆の日付は次のようになります。

1回目のワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນເຂົ້າ ຫໍ່ປະດັບດິນ):「9月、月が欠けていく14日目(新月)」で今年は8月21日
 ⇒ヘム・14カム・デュアン9 (ແຮມ14ຄໍ່າ, ເດືອນ9)
2回目のワン・ブン・ホー・カオ・サラーク(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າສະລາກ):「10月、月が満ちていく15日目(満月)」で今年は9月5日
 ⇒クン・15カム・デュアン10(ຂຶ້ນ15ຄໍ່າ, ເດືອນ10)
※旧暦では、「新月」「満月」の日がずれます。

 上の2回のそれぞのお盆の日は、どんな日かというと。。。まず、使われているラオス語を紹介します。

「ワン」:日
「ブン」:祭り
「ホー」包む
「カオ」:ご飯
「パダップ」:装飾する、魅力を与える、
「ディン」:土地
「サラーク」(くじ引きの)クジ

 上の訳を参考に意訳すると、今年は8月21日にある1回目のお盆のワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディンは「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」、9月5日にあるワン・ブン・ホー・カオ・サラークは「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」という感じになります。

 もう少し具体的には、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、その土地で亡くなったり、その土地を守っていてくれている霊(?)が、あの世からこの世に戻ってくる日です(あの世から亡くなった人が戻ってくるという意味でお盆です)。なので、土地を守ってくれている霊(?)に感謝するということで、この日は、お供え物のご飯を4セット作り、家の門など4箇所にお供え物をします。

 それに対し、ワン・ブン・ホー・カオ・サラーク「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」は、亡くなった先祖があの世からこの世に戻ってくる日です(まさに日本のお盆と同じです)。この日は、お寺に持っていくご飯に亡くなった親戚の名前を紙に書き添えます。その名前と同じ名前を書かれた紙をもう一枚用意します。お寺では、お坊さんが、信者の持ってきたどのご飯を食べるかを、この名前を書かれた紙をくじ引きして決めます(この日はたくさんの人がお寺にご飯を持っていきます)。お坊さんを通して、亡くなった親戚にご飯をたべていただくという意味があるそうです。

 ちなみに上の2つの日は、ラオス人にとって、安居入りの日の「カオパンサー」、安居明けの日の「オークパンサー」と並んで、もっとも大切な仏教の日です。

※これらの日以外にも、信仰の篤いラオス人は、この旧暦のカレンダーに基づいて、「満月」「上弦の月」「下弦の月」「新月」の日にお寺にお参りにいきます。この日はワン・シンと呼ばれ、多くのラオスのカレンダーには「仏像」の印がついています。

※ラオスの卓上カレンダーの写真です。日付の下に、旧暦の日付が書いてあり、また、ワンシンの日には仏像のマークがついています。

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