海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





輸出時にはダンボールへの記載も大切です。
2018.03.26
 縫製工場では、出荷のときにはダンボールを使って出荷します。そのときのダンボールというのは、下の写真です。



 下のダンボールにどんなことが書いてあるのかというと、、、、

1.ひし形:この中に出荷先の会社の名前、例えば「CBC」などと書き込みます。
2.Tokyo, Japan:どこに出荷するかを書きます。「大阪」に出荷する場合には、Osakaに書き換えます。
3.Made in Lao:ラオス製であることを書きます。
4.Intransit from Laos, Nongkhai Bangkok Thailand.: ラオスからタイのノンカイとバンコクを経由することを記載します。航空便で、韓国のソウル経由で出すときには、「Intransit from Laos, Seoul South Koea」に書き換えます。

5. Style No.:中にどんな商品が入っているかを書きます。
6.N.W:ネットウエイトを書きます。
7.G.W.:グロスウエイトを書きます。

 そして、1〜4の事項は、インヴォイスという書類上にダンボールと同じ記載がされています。これで、通関の職員や運送会社さんなどが、たくさんあるダンボールの中から、どれがどの会社の荷物かを簡単に見分けることができるようになります。

 また、5〜7は、パッキングリストというそれぞれのダンボールに何が入っているかを示す書類と同じ内容、同じ重さを書かなければなりません。

 1.から7.をしっかり書くのは、アパレル会社さんなどのお客さんが、ダンボールの中に入っているものがすぐに分かるようにするためだけではありません。通関のときには、通関の職員がダンボールを開いて荷物の中身を確認するかもしれません。また、混載のコンテナで荷物は出荷されるので、コンテナの中にはたくさんの会社の荷物があります。その中から、すぐに荷物を見つけてもらうことで、通関手続きをスムーズに行うことができます。

 ダンボールの記載事項なんて、大したことではないように思われるかもしれませんが、きちんと書くことで、出荷からお客さんの手元まで届くまでのスムーズに行うことができます。

 
2018.03.26 10:00 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ダオ・イントラの木の実
2018.03.19
 職員が、ダオ・イントラという木の実を持ってきたので、試食してみました。ダオイントラのダオとは、ラオス語で星のことを意味するようにこの木の実は星の形をしています。

 こんな感じです。

 

 この木の実を袋いっぱいにもってきていました。

 

 この木の実をどのように食べるのかというと、まずはじめに木の実の一番外側の皮を剥がします。とても硬いので、手で剥がすことはできません。金槌をつかって、中の木の実を出していきます。

 

 金槌で、外側の皮を剥がすと、中身のこんな感じになってます。

 

 しかし、生のままでは食べられないので、この状態で炒っていきます。
 
 炒って加熱した後に、この茶色の皮の部分を軽くかんで、内側のしろい部分を出し、その部分を食べます。

 

 味はというと、そんなに味はしません。味の系統は違いますが、ひまわりの種を食べるような感覚です。最初に、金槌で外側の皮を剥がして、炒めて、さらに少しかんで白い部分を出してと手間がかかっている割には、正直そんなに美味しいものではありません。

 しかし、健康にはとても良いらしく、この木の実を食べると気持ちが落ち着いたり、コレストロールが下がったりといろいろな良い効果があるらしいです。1日7粒くらい食べると良いらしいです。また、価格もこちらの感覚でけっこう高く、30粒で300円弱ぐらいするようです。

 また、木の実そのものは、それほど美味しいものではありませんでしたが、この木の葉のお茶はさっぱりして美味しかったです。
 
 ラオスにある食べ物はいろいろなものを食べていますが、まだまだ初めて食べる食べ物があります。こんな風に、日本にない食べ物を、食べることもできるのが海外の縫製工場で働く密かな楽しみであったりします。
2018.03.19 10:00 | 固定リンク | 縫製工場の日常
3月8日は女性の日で縫製工場はおやすみでした。
2018.03.12
 3月8日は女性の日で縫製工場はお休みでした。この女性の日は、企業などでは、女性は必ず休まなければならないことになっています。また、男性は、本来、働くことになっていて、休日ではないのですが、「職場で女性がいないのあれば仕事が回らない」「男性も一緒に休んで男性が家事をすべてしないと女性は休めない」などの理由などで、ほとんどの企業などで男女ともにお休みになっています。

 この女性の日には、飲食店などで女性が優遇されるキャンペーンが行われたり、女性から電話がかかって来たときに「女性の日おめでとう」と男性が言ったり、女性同士のいわゆる飲み会などのパーティが開かれたり、家族がいれば男性が女性をどこかに連れ行ったりする日となっています。また、ラジオのニュースなどでも、この女性の日の前後には、女性の日の歴史が紹介されたり、男女平等の実現される社会が語られたりします。そういう意味で、この助成の日は、国全体として、女性に感謝しようという気持ちが表れる日です。

 ちなみにこの女性の日のお休みでは、日本では馴染みには少ないですが、世界では特に共産主義の国々では大切なお休みになっているそうです。この女性の去年のブログでも紹介しましたが、下の文章が女性の日の経緯について、よくまとめられているので、紹介します。
去年の女性の日のブログ:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00070.html

"The week's strike is taking International Woman's Day Back to Its Radical
http://www.slate.com/articles/double_x/doublex/2017/03/this_week_s_strike_is_taking_international_women_s_day_back_to_its_radical.html


「最初の公式としての女性の日は、1909年に、ニューヨークで一日開催のいくつかの大きなイベントを開催したアメリカの社会主義者の人々によって宣言されました。主催者は、2月28日の日曜日を選んだため、働く女性も参加することができました。そして、うまくいきました。そのイベントは、優先順位や戦略をめぐって過去に何度か衝突していた婦人参政権論者や社会主義者を含む、何千人もの人々を惹きつけました。「女性の義務が、家庭や母性に集中するというのは真実です。」ブルックリンの群衆の中で作家で改革者であるシャーロット・パーキン・ギルマンは言いました。そして、次のように続けたのです。「しかし、家庭は、すべての国を意味します。市や州の3つや4つの部屋には制限されません。

 2,3年の間に、労働や女性の権利に関係する大義のための「女性の日」のコンセプトは、ヨーロッパへと伝わっていきました。統計の中には、100万人以上の人々が、1911年3月19日の集会に出席したとするものがあります。1917年には、ロシアのフェミニストのアレキサンドラ・コロンタイが、皇帝ニコライ2世の退位とロシア革命を引き起こす大きなデモを導きました。敬意を表して、レーニンは1922年に、女性の日を公式の祝日にしました。中国とスペインの共産主義者も、公式に、女性の日を祝うことを始めました。1960年代半ばまで、国際女性の日は、共産主義者の祝日として残っていました。1975年には、国連が、公式に、国際女性の日を3月8日として認めました。」

 女性が大半を占める縫製工場であるCBC Laoはこの3月8日お休みになりました。多くの女性職員の多くが、「この日は男性がすべて家事をしなければならない」「男性は女性をどこかに連れていかなければならない」と言っていました。(もっとも、家庭にもよりますが、男女共働きが多いラオスでは男性も当然のように家事を担っています。)

 ただ、実際は、子供の面倒などを見て、そんなにくつろぐことはできないようですが、それぞれの家庭で、家族との時間を楽しんだ職員が多いようでした。

 ところで、CBC Laoは3月8日はお休みになったと書きましたが、洗い屋さんは、仕事をしたそうです。荒い屋さんは、縫製工場と違って、男性職員が大半を占めるので、男性職員だけで工場を回していくことができるようです。法律上でも、3月8日は男性はお休みになっていないので、これが本来の姿かもしれないです。

 
海外縫製工場前行商人たちは大繁盛中です。④
2018.03.05
 海外の縫製工場前に集まる行商人たちを紹介する記事の第4弾です。海外の縫製工場では、いろいろな方が職員目当てに商品を売りに来ています。

(参考)海外縫製工場の行商人は大繁盛中です。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00049.html

(参考)海外縫製工場の行商人は大繁盛中です。②
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00090.html

(参考)海外縫製工場の行商人は大繁盛中です。③
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00091.html

 珍しいところで、カオラムという、竹の中にもち米とココナッツ、それに何かも豆をいれるというお菓子を売りに来てくれた方がいました。


 


 このカオラムは、ラオスの伝統的なお菓子であったり、ご飯だったりします。お菓子として食べる時は、少し甘いのでそのまま竹の皮を向いて食べます。ご飯として食べる時は、ピンカイと呼ばれるラオス風焼き鳥の丸焼きと一緒に食べるのがラオス流らしいです。

 次は、茹でとうもろこし屋さんです。





 とうもろこしは日本と同じ黄色いとうもろこしもありますが、日本ではでんぷんをとるのしか使わないというもちもちとした食感の少し黒っぽいとうもろこしもあります。こう書くと、黄色いとうもろこしの方が、美味しいように思えますが、多くのラオス人は黒っぽいとうもろこしの方が好きなようです。この茹でとうもろこし屋さんも、もちもちとした食感の少し黒いとうもろこしを売っていました。




 お菓子屋さんです。もち米を使った伝統的なお菓子を売りに来てくれていました。





 

 最後にお肉屋さんです。かなり生々しい感じで売りにきていました。



豚肉です。一応各部分に分かれています。



肉の油だということです。ただ、どのように使うのかはわかりません。



 こんな感じでいろいろな方が、ときどきいろいろなものを売りにきます。毎日売りに来る人もいれば、ときどきしか売りにこない人もいます。小さな縫製工場とはいえ、100人近い人が働いているのは、行商人の方々には魅力的なようです。
2018.03.05 09:55 | 固定リンク | 縫製工場の日常

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