海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





日本人はラオスで鶏の卵の話をしています。
2017.06.22
 「日本人は、鶏の卵について、何を話しているの??」

 日本からラオスに来た日本人同士の会話を聞いていたラオス人が、ラオス語の話せる日本人にこのように聞きました。

 どういうことかというと日本人はラオスに来ると「海外は・・・。」というように「海外」という単語をたくさん使って話しています。そして、「かいがい」はラオス語で「鶏の卵」のことを言います。それでラオス人は、「かいがい」という単語を聞いて、「鶏の卵」について何を話しているんだろうと思うわけです。

 この話だけを聞くと面白いですね。「かいがい」は、日本語では「海外」、ラオス語では「鶏の卵」な訳です。

 でも、この海外の縫製工場で働いているとこの「かいがい」は、少しやっかいです。

 どういうことかというと、口の前にティッシュペーパーを垂らして、次のことをいってください。

「かきくけこ たちつてと ぱぴぷぺぽ」

 どうですか?? 口の前のティッシュペーパーは動いていましたか? 次に次の言葉を言ってください。

「がぎぐげご だぢづでど ばびぶべぼ」

 これはどうですか? 口の前のティッシュペーパーは動いていましたか?

 おそらく「かきくけこ たちつてと ぱぴぷぺぽ」と言ったときにはティッシュペーパーが動いていたと思います。「がぎぐげご だぢづでど ばびぶべぼ」と言ったときにはティッシュペーパーは動いていなかった思います。何気なく言葉を使っていますが、言葉には息を吐きだしながら話す有気音(ティッシュペーパーが動く)と、話して口から空気がでない無気音(ティッシュペーパーが動かない)があります。

 日本語の「かきくけこ たちつてと ぱぴぷぺぽ」は有気音で口から息を出しながら話しています。ところが、ラオスの「かきくけこ たちつてと ぱぴぷぺぽ」には、有気音(口から息がでる音)のものと無気音(口から息がでない音)のものの両方があります。試しに、ティッシュを口の前にあてて、ティッシュが動かないように「かきくけこ たちつてと ぱぴぷぺぽ」といってみてください。できましたか?? これがラオス語の無気音の「かきくけこ たちつてと ぱぴぷぺぽ」になります。日本語には元々無い音なのでちょっとコツが必要です。

 また、無気音(口から息がでない音)の「かきくけこ」と日本語の「がぎぐげご」は、本来違う音ですが、有気音(口から息が出る音)の「かきくけこ」に比べればずっと近い音になります。

 話を最初に戻せば「鶏の卵」を意味するラオス語の「かいがい」は、正確には、最初の「かい」は有気音(口から息が出る音)の「かい」、後の方の「がい」は無気音(口から息が出ない音)の「かい」になります。後の方の「がい」は、ラオス語では無気音の「かい」で、「がい」ではないのですが、日本語の「がい」とラオス語の無気音の「かい」は近い音なので、日本人が「かいがい」というとラオス人には「鶏の卵」に聞こえる訳です。

※ラオス語
有気音(口から息ができる音)の「かい」:卵
無気音(口から息がでない音)の「かい」:鶏 (日本語の「がい」に近い)
 
 日本語に区別のない有気音と無気音ですが、ラオス人はしっかり区別しています。なので、有気音と無気音をしっかり区別しないと、ラオス人はまったく理解できません。英語でいうと、日本人が「R」と「L」の音をまったく意識せずに話すと、アメリカ人などが「????」となるのと同じです。

 縫製工場のラオス人職員と円滑なコミュニケーションを取るためには、この区別をしっかりする必要があります!!

 最後に、ラオス語で、無気音と有気音で意味が違う単語を紹介します。(ラオス語は、声調【音の上がり下がり】によって、意味が違ってくるのですが、今回はそれを無視します。なので、雰囲気として受けってください。)

・「ぱー」
有気音(口から息ができる音):布
無気音(口から息がでない音):魚

・「かー」
有気音(口から息ができる音):足
無気音(口から息がでない音):ペーパータグ、洗濯ネーム、ワッペン

・「かーお」
有気音(口から息ができる音):白い
無気音(口から息がでない音):のり

・「たい」
有気音(口から息ができる音):国名のタイ
無気音(口から息がでない音):(明かりを)つける

2017.06.22 10:00 | 固定リンク | ラオス語
輸出時の条件はFOBバンコクでお願いしています。
2017.06.19
 ラオスから日本へ輸出するとき、タイをトラックで経由し、さらにタイ・バンコク港から商品を船に載せて、約2週間かかりラオスから日本にたどり着くことになります。商品の輸送中、さまさまなリスクがあります。例えば、商品がタイで輸送中交通事故に合うかもしれません、商品を出港まで置いておく保税倉庫が火事にあうかもしれません、船で商品を輸送中に商品を入れたコンテナが海に落ちるかもしれません。

 そのため、海外との貿易では、輸出者と輸入者の間で、どちらがどの部分の費用を払うのか、どちらがどこのリスク(危険負担)を取るのか、どちらが商品への保険をかけるのかをはっきりさせておく必要がでてきます。

 具体的な費用負担と危険負担のとり方には、次のようなものがあります。

1. FOB条件(本船甲板渡し条件)
 FOB条件は、Free on Boardの略で、輸出者が船に商品を積むまでが費用・危険負担を持ち、海上運賃や海上保険料は輸入者が負担します。具体的には、ラオスからタイ経由で、FOBバンコクで輸出するときには、次のようになります。
(輸出者(CBC Lao)の出費と危険負担)
・ラオス・ビエンチャンからタイ・バンコクまでの輸送にかかるトラック代
 ⇒(参考)ラオスからタイへは混載トラックで運びます。
 http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00029.html
・ラオスからタイに商品を輸出するときの輸出通関の費用
・バンコク港での保税倉庫の費用等(量にもよりますが、平均で1,500バーツくらいかかります。)
※輸送中の交通事故等により、ビエンチャンとバンコクの間でトラックに積んだ商品が毀損する危険負担は輸出者(CBC Lao)が持ちます。

(輸入者側(アパレル会社さん等)の費用と危険負担)
・タイ・バンコク港から日本の港(東京港など)までの船代(海上運賃)
・商品を保険をかける場合にはその保険代
・商品を日本へ輸入通関するときの費用
※船が台風にあって予定通りに港につかなかったり、輸送中に座礁したり、コンテナが海上におちる危険負担は輸入者(アパレル会社さん等)がもちます。

2. CIF条件(運賃・保険料込み条件)
 Cost、Insurance and Freight, named port of distinationの略で、船に商品を積むまでの費用・危険負担と海上運賃及び海上保険料を輸出者が負担します。輸出者は、海上保険料を払いますが、海上での危険負担は輸入者が受け持ちます。具体的には、ラオスからタイ経由で輸出するときには、次のようになります。
(輸出者(CBC Lao)の出費と危険負担)
・ラオス・ビエンチャンからタイ・バンコクまでの輸送にかかるトラック代
・ラオスからタイに商品を輸出するときの輸出通関の費用
・バンコク港での保税倉庫の費用等
・タイ・バンコク港から日本の港(東京港など)までの船代
・海上保険料
※輸送中の交通事故等により、ビエンチャンとバンコクの間でトラックに積んだ商品が毀損する危険負担は輸出者(CBC Lao)が持ちます。

(輸入者側(アパレル会社さん等)の費用と危険負担)
・商品を日本へ輸入通関するときの費用
※船が輸送中に座礁したり、コンテナが海上におちる危険負担は、輸出者が保険をかけますが、依然輸入者がもちます。但し、輸出者が保険をかけているので、何か事故等があったときには輸出者が選んだ保険会社と交渉する必要があります。

3.CFR条件( C&F条件)(運賃込み条件
Cost and Freightの略で、船に商品を積むまでの費用・危険負担を輸出者が責任を持ち、また、海上運賃を払います。輸入者は、海上保険料を払います。
(輸出者の出費と危険負担)
・ラオス・ビエンチャンからタイ・バンコクまでの輸送にかかるトラック代
・ラオスからタイに商品を輸出するときの輸出通関の費用
・保税倉庫の費用等
・タイ・バンコク港から日本の港(東京港など)までの船代
※輸送中の交通事故等により、ビエンチャンとバンコクの間でトラックに積んだ商品が毀損する危険負担は輸出者が持ちます。

(輸入者側の費用と危険負担)
・商品を日本へ輸入通関するときの費用
・船で輸送中の商品の保険
※船が台風にあって予定通りに港につかなかったり、輸送中に座礁したり、コンテナが海上におちる危険負担は輸入者(アパレル会社さん等)がもちます。

 他にも輸出入の条件はいくつかあるようですが、上記の3種類が代表的な条件ではないでしょうか。

 そして、CBC Laoが、商品を日本に輸出するときには、ほとんどの場合FOBバンコクで出荷しています。商品が船に載るところまでは、CBC Laoが費用を払い、手配をします。しかし、船に商品が載ってからの、保険や船代、日本到着後の通関などはアパレル会社さん等にお願いしています。

※もちろんお客様から要望があれば、C&F条件などで輸出することも可能です。
2017.06.19 10:00 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ポケットの位置はバッチリ、ピッタシです☆
2017.06.15
 縫製工場というと縫製、つまり縫うことがメインなのですが、その前段階にポケットなど、いろいろなものを縫い付けるポジションをしっかり定めることが必要です。アメカジの商品を縫製することが多いCBC Laoなので、カジュアルのパンツの後ポケットの定番であるスリットポケット(箱ポケット)とパッチドポケット(貼り付け式のポケット)のポジションを、縫製前にどのように定めているか、紹介します。

 縫製工場では、すべてのパンツのポケットが同じ位置にしっかり縫製されるように、縫製位置を書き込むための型紙を厚紙で作り、その型紙を使い、縫製位置を書き込んでいきます。

 まずは、パッチドポケット(貼り付け式のポケット)からです。各サイズごとに、下の型紙を作り、パンツの後身となるパーツにポケットの位置を1枚1枚書き込んでいきます。



大きくるとこんな感じです。


 パッチドポケット(貼り付け式のポケット)はこんな感じで、位置を決めるのも、表にポケット位置を書き込みだけなので、そんなに大変ではありません。

 これに対して、スリットポケット(箱ポケット)は少し大変です。まずは、表には、切込みのラインを書き込みます。


 書き込んだ後はこんな感じです。裏側の芯地の位置を決めた後に、このラインを切っていきます。


 ちょうど切り込み線の裏側には、芯を貼っていきます。芯を貼るときもしたの型紙を作って、正しい位置に貼り付けていきます。


 貼った後はこんな感じです。


 スリットポケット(箱ポケット)はまだまだ書き込むものがあります。


 書き込んだものはポケットの裏の布(向こう布)とポケットの袋布の位置です。


 こんな感じで、スリットポケット(箱ポケット)は、パッチドポケット(貼り付け式のポケット)に比べて少し手間がかかります。

 その他にも、こんな感じで、コインポケットの位置なども定めていっていっています。


 書き込んだ後は、こんな感じです。


 縫製工場では、同じ製品を大量(多くとも2000枚ですが)に作るためにいろいろな工夫をしています!! 
2017.06.15 10:00 | 固定リンク | 縫製のこと

- CafeNote -