海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





ライブ船舶マップで輸出した商品の場所を確認!!
2017.08.07
 ラオスの縫製工場で縫製された商品は、飛行機で日本まで輸送されることもありますが、ほとんどの場合、タイ・バンコクまでトラックで輸送され、その後、タイ・バンコクから日本までは船で輸送されます。タイ・バンコクから日本まで、船でおよそ10日間です。
 
 その間、船がどこにあるかを知るのに役立つのが「ライブ船舶マップ」です。このライブ船舶マップを使うと船がどの辺りを航行しているかがわかります。

 ライブ船舶マップURL:https://www.marinetraffic.com/jp/

 下写真のトップページの左上の虫眼鏡マークのところに船の名前を入れると、その船がどこにあるか分かります。今回は試しに、前回の輸出で縫製した商品を運んたGUANGZHOU TRADER号と入れてみました(BL等にどの船に商品が載っているか記載があります)。下の画像だと、大きすぎて分かりませんが、縮小していくと船が台湾の近くを航行していることがわかります。



 また、なんと場所が分かるだけでなく、その船の情報も一緒に分かります。



どんなことが書かれているのかというと、船籍国、建造年、総トン数、船の平均速度、船の最新の位置など書かれています。商品の輸出入にはまったく関係ありませんが、どんな船で商品が運ばれているのかわかり面白いです。

 また、船の画像もあります。下の写真がGUANGZHOU TRADER号です。コンテナ船であることしか分かりませんが、この沢山のコンテナの中に、CBC Laoで縫製した商品があるんだなと思うと、少し感慨深いです。



 船の予約表やBLを見返してみて、どんな船に載って荷物が運ばれたか調べてみました。名前のあった船のすべてに、その写真がありました。本当にくだらないですが、こんなこともできます。コンテナ船以外にも、客船や自衛隊の船なども調べることができるようです。

KYOTO TOWER号


TS BANGKOK号


BOX ENDURANCE号


NORDLEOPARD号


 CBC Laoは縫製工場ですが、上で紹介したライブ船舶マップなどで商品の位置を確認すると、いろいろな業種の方が関わり合って、貿易というのが成り立っていて、ラオスで縫製した商品が、日本のアパレル会社、そして消費者の方に届くのだなと改めて感じます。
2017.08.07 09:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ビーズを使った商品も縫製します!!
2017.08.03
 ここ2週間、QCの5人の職員はビーズを縫い付けるのに大忙しです。オーダー数はけっして多くはありません。しかし、一人あたり1日にできる枚数は何と2枚か3枚だけなので、何日もかかります。

 その甲斐もあってか、ビーズを縫い付けた商品はかなりかっこよかったです。お見せできることはできませんが、物凄く手間がかかった分よいものができあがっています。この商品を企画したアパレル会社の方、デザイナーの方、この商品を買う方にもきっと喜んでいただけると思います!!

 このビーズを使った商品の縫製を通して改めて感じたことは、ラオス人は手先がとても器用だということです。職員の中には、小さい頃から刺繍をしていた職員もいます。ラオスの伝統的な巻きスカートを織ることのできる職員もいます。特に、モン族の職員は、伝統的な民族衣装を自分で作ったりしているので、びっくりすくらい器用です!! ラオス人職員たちは、日本人にはない社会的・文化的なバックグラウンドを持っています。

※下の写真がモン族の民族衣装です。下の写真は、CBC Laoの職員ではありませんが、モン族の職員は全員が下の写真のような民族衣装を自分で作ることできます。モン族の職員によると、モン族なら必ずできなくてはならない技能ということです。とても器用ですね☆




※また、ラオ族のQCの職員の中には、ラオスの伝統的な巻きスカートの下に縫いつける下のような布を刺繍で作ることができる職員もいます。手先の器用さと根気強さが要求されます。 


 ところで、今回使ったビースは、プラスチックではなく、本当の石を使ったビーズです。タイ工場の職員が手配してくれました。ラオスでビーズを入手することは難しいですが、弊社タイ工場により簡単に手配することができます。いろいろな色、大きさ、様々な材質のビースがタイでは手に入ります。

 ビーズを使った製品のように、手間がかかかる、根気のいる作業を必要とする製品の縫製も得意としています。また、いろいろなものを使って、新しいことに挑戦していきたいと考えています。手間がかかりそうだけど、こんな商品を縫製してみたいという方がいらっしゃいましたら、是非、お声掛けください。
2017.08.03 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと
アパレル商品は61〜63類です!!
2017.07.31
 HSコード。この単語は、貿易に関わったことがない人にはまったく馴染みのない単語かと思います。しかし、貿易をするときには、かならず必要になってくるのがこのHSコードです。もちろん、海外の縫製工場は、輸出企業でもあるので、いつもこのHSコードを使っています。

 さて、このHSコードとは何かというと、、、

1.この世の中にあるすべてのものにHSコードと呼ばれる番号がふられており、その番号をみればどのような商品か分かります。
2.すべてのものは1類から97類まで、まず97のグループに分けることができます。
3.最初の6桁は世界共通で、その後はそれぞれの国で独自の番号を振ることができます。
・最初の二桁は「類」、その次の二桁は「項」、さらに次の二桁は「号」と呼ばれます。例えば、HSコードが6203.32であれば、「62」が類、「03」が項、「32」が号となります。
4.関税率はこのHSコードごとに決められています。
5.インヴォイス、輸入申請書、輸出申請書、原産地証明取得時に必要なワーキングプロセスなどにも品名と一緒にHSコードも書かれます。
 (参考)「海外縫製工場は輸出書類も作成します!!」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00011.html
ラオスからはForm AJ(原産地証明)取得で関税免除です。:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00008.html

 縫製工場で考えてみると、生地や糸、その他の副資材を輸入するときには、それぞれの品にHSコードがついています。そして、輸入申請書(通関後は輸入許可証)には、品名とそれに対応するHSコードが一緒に書かれています。

 輸入する資材で考えてみると、HSコードは次のようになります。

・綿の生地:5208.11.00
・綿の生地(デニム):5209.42.00
・糸:5204.11.00
・金属の釦:9606.22.00
・プラスチック製のバックル:3917.40.00
・ウエスト部分のゴム:4015.90.10
・衣類をいれてビニル袋:3923.29.10
・ダンボール:4819.10.00
※7桁目と8桁目はラオス独自の番号になります(上6桁が世界共通、それ以降は各国独自で決めています)。

 HSコード上、いろいろな「類」=いろいろな種類のものが輸入されていることが分かります!! 52類は「綿あるい綿織物」、96類は「雑品」、39類は「プラスチック及びその製品」、40類は「ゴム及びその製品」、48類は「紙及び板紙並びに製紙用パルプ、紙又は板紙の製品」となっています。こんな風に、HSコードを通して、分類して見るもの面白いですね☆ 

 逆に輸出するときにも、インヴォイスなどにHSコードを必ず書いて輸出します。アパレル商品の最初の番号は61〜63と決まっていて、61類、62類、63類なんて呼ばれたりします。61類はTシャツなどのニットの衣類、62類はシャツ等の布帛の衣類、63類はその他のものとなっています。CBC Laoは布帛の縫製工場で、輸出品は布帛の衣類と寝具なので、輸出商品は衣類は62類また63類となります。

 また、62類を例に取れば、このHSコードをみれば、商品が、男性・男児用、女性・女児用のものか分かります。また、スカートか、パンツか、シャツか、ジャケットかも分かります。さらに、綿製なのか、動物の毛でできているのか、化学繊維でできているのかもわかります。

※アパレル商品でも、ニット製品は61類になります。

(HSコードの例)
☆62類 衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く。)
・男性用の綿製のジャケット:6203.32.00
・男性用のウールのパンツ:6203.41:00
・男性用の綿製のパンツ:6203.42.90
・男性用の綿製のシャツ:6205.20.00:
・女性用の綿製のブラウス:6206.30.00

☆63類 紡織用繊維のその他の製品、セット、中古の衣類、紡織用繊維の中古の物品及びぼろ
・ベットシーツや掛ふとんカバー:6302.21.00

 貿易は、いろいろな国の間で行われていて、それぞれの国で使っている言葉も違います。しかし、このHSコードを使えば、その言語が分からなくて、上から6桁の番号をみえば、輸出入しようとしている商品がどんなものなのか分かります。これって凄いことですし、とても便利です!! 

 
※HSコードが書かれている本(ラオスのものです。)


※HSコードコードが書かれている本の中身(洋服の部分)


2017.07.31 09:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易

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