海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





ワッペンを使った商品を縫製してみませんか?
2017.08.17
 CBC Laoはワッペンを使った商品の縫製を多く縫製しています。ワッペンをつけるだけで、服の雰囲気が一気に変わるので、ワッペンを使った服の縫製はとても楽しいです。また、ワッペンのポジション、デザイン、大きさ、色使いなど、どの部分をとってもデザイナーさんのセンスがとても表れていて、いつも「さすがだな」と思っています。

 しかし、ワッペンを使った商品を縫製するのは少し手間がかかります。縫製前の生地にワッペンを縫い付けておくのですが、ワッペンを縫い付けるためには、ワッペンを縫製する生地のパターンにあらかじめワッペンの縫い付け位置を書き込んでおく必要があります。さらに、そのワッペンの位置と大きさを書き込んだパターンを元に、縫製場のリーダーがブロックを作って、そのブロックを使って各生地にチョークで縫製位置を書き込んでいきます。

 下の写真が、ブロックです。このブロックを生地の上において、四角に切り抜いた部分をチョークでなぞり、ワッペンの縫い付け位置が分かるようにします。ちなみに、これは左腕で、サイズはMです。各サイズごとにこのブロックを作っていきます。


 ワッペンを使う場合には、3つ、4つと複数のワッペンを使うことが多いので、ワッペンを使った商品は、準備に少し時間がかかります。しかも、サイズごとに作っていく必要があるので、上の写真のようなブロックがたくさん作らなければなりません。子ども服だと、サイズ90〜サイズ160まで8サイズあることもあるので、けっこう大変です。

 また、デザイナーさんによっては、ワッペンの取り付けを、ミシンではなく、手縫いで縫い付けて欲しいと方もいらっしゃいます。ワッペンを一枚一枚縫い付けていくのは、手間と時間がかかりますが、CBC Laoでは手縫いでの縫い付けることも可能です。

 もちろんワッペンを手配することもできます。デザイナーさんの作ったデザインを元にタイの刺繍屋さん等にワッペンの作成を依頼します。多くの場合、ワッペン作成の最低ロットは、500枚だったり、1,000枚だったりしますが、それよりもずっと少ない枚数でも長年のおつきあいのある刺繍屋さんにお願いして作成可能です。

 ワッペンの価格はオーダー枚数や大きさなどにもよりますが、1枚50円くらいから手配可能です。オーダー数が多い場合には、この価格より安くなりますし、大きなワッペンは値段は高くなります。

 ワッペンを使った衣類の縫製をお考えの方は是非、CBC Laoにお声かけください!!
2017.08.17 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと
ラオスにも日本と同じようにお盆があります!! 
2017.08.14
 日本でお盆といえば、ご先祖様があの世から帰ってきて来るときです。日本では、お盆の時期には、少し長い休みがあり、実家に帰省して提灯を準備したり、お墓参りにしたりしますね。まさに日本はそんなときです。

 ラオスでは、日本のお盆の時期はいつも同じように縫製工場は操業していますが、ラオスにも日本と同じ仏教徒が多い国ということで、ラオスにもお盆があります。しかも、1回ではなく、2回あります。1回目は、旧暦の9月の新月で、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ)と呼ばれます。2回目は、旧暦の10月の満月で、ワン・ブン・ホー・カオ・サラーク(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າສະລາກ)と呼ばれます。

 このように旧暦に基づいて、仏教の行事が行われるので、ラオスのカレンダーには、必ず旧暦の日も書いてあります。書き方は、日本語でいうと「11月、月が満ちていく1日目」「11月、月が欠けていく3日目」というように書いています。ラオス語では、満ちていくこと「クン(ຂຶ້ນ)」、欠けていくことを「ヘム(ແຮມ)」、旧暦の「◯◯日」を「カム(ຄໍ່າ) 」、月のことを「デュアン(ເດືອນ)」と言います。 「11月、月が満ちていく1日目」は「クン・ヌン(1)・カム・デュアン・シプエト(11)<ຂຶ້ນ1ຄໍ່າ, ເດືອນ11>」、「11月、月が欠けていく3日目」は「ヘム・サム(3)・カム・デュアン・シプエト(11)<ແຮມ3ຄໍ່າ, ເດືອນ11>」となります。

 ラオスの2回あるお盆の日付は次のようになります。

1回目のワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນເຂົ້າ ຫໍ່ປະດັບດິນ):「9月、月が欠けていく14日目(新月)」で今年は8月21日
 ⇒ヘム・14カム・デュアン9 (ແຮມ14ຄໍ່າ, ເດືອນ9)
2回目のワン・ブン・ホー・カオ・サラーク(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າສະລາກ):「10月、月が満ちていく15日目(満月)」で今年は9月5日
 ⇒クン・15カム・デュアン10(ຂຶ້ນ15ຄໍ່າ, ເດືອນ10)
※旧暦では、「新月」「満月」の日がずれます。

 上の2回のそれぞのお盆の日は、どんな日かというと。。。まず、使われているラオス語を紹介します。

「ワン」:日
「ブン」:祭り
「ホー」包む
「カオ」:ご飯
「パダップ」:装飾する、魅力を与える、
「ディン」:土地
「サラーク」(くじ引きの)クジ

 上の訳を参考に意訳すると、今年は8月21日にある1回目のお盆のワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディンは「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」、9月5日にあるワン・ブン・ホー・カオ・サラークは「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」という感じになります。

 もう少し具体的には、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、その土地で亡くなったり、その土地を守っていてくれている霊(?)が、あの世からこの世に戻ってくる日です(あの世から亡くなった人が戻ってくるという意味でお盆です)。なので、土地を守ってくれている霊(?)に感謝するということで、この日は、お供え物のご飯を4セット作り、家の門など4箇所にお供え物をします。

 それに対し、ワン・ブン・ホー・カオ・サラーク「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」は、亡くなった先祖があの世からこの世に戻ってくる日です(まさに日本のお盆と同じです)。この日は、お寺に持っていくご飯に亡くなった親戚の名前を紙に書き添えます。その名前と同じ名前を書かれた紙をもう一枚用意します。お寺では、お坊さんが、信者の持ってきたどのご飯を食べるかを、この名前を書かれた紙をくじ引きして決めます(この日はたくさんの人がお寺にご飯を持っていきます)。お坊さんを通して、亡くなった親戚にご飯をたべていただくという意味があるそうです。

 ちなみに上の2つの日は、ラオス人にとって、安居入りの日の「カオパンサー」、安居明けの日の「オークパンサー」と並んで、もっとも大切な仏教の日です。

※これらの日以外にも、信仰の篤いラオス人は、この旧暦のカレンダーに基づいて、「満月」「上弦の月」「下弦の月」「新月」の日にお寺にお参りにいきます。この日はワン・シンと呼ばれ、多くのラオスのカレンダーには「仏像」の印がついています。

※ラオスの卓上カレンダーの写真です。日付の下に、旧暦の日付が書いてあり、また、ワンシンの日には仏像のマークがついています。
海外縫製工場のお昼ご飯を紹介します!!
2017.08.10
 海外縫製工場には、いろいろ行商人たちがいろいろなものを売りにきます。野菜、肉、衣類、雑貨などなど。お昼前には、お惣菜を売りに来る人がいます。何人かいますが、今日はそのうちの一人を紹介します。

(参考URL)
海外縫製工場前の行商人は大繁盛中です。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00049.html
海外縫製工場前の行商人は大繁盛中です。②
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00090.html
海外縫製工場前の行商人は大繁盛中です。③
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00091.html

 下の方は、毎日お惣菜を売りにきてくれます。朝に調理をして、昼前から職員が昼休憩で外に出て来るを待っています。左下のカゴにいろいろな種類のお惣菜が入っています。1袋あたり3,000kip(43円くらい)です。もちろんすべてラオス料理です。
 

下の写真は、野菜炒めで、オイスターソースがベースです。ラオス料理にオイスターソースはなくてはならない調味料の1つです。



これは豚肉のラープです。豚肉を小さく切り、それにハーブや魚醤などで味付けをしていきます。このラープは、豚肉だけでなく、牛肉、鶏肉、あひる肉などを使っても作られます。観光ガイドでは、ラオスを代表する料理として紹介されています。



落花生です。生の落花生を茹でてあるだけですが、美味しいです☆


次は、パパイヤサラダです。ラオス料理の中で一番有名な料理ではないでしょうか。細く刻んだパパイヤに、魚醤やパデークという魚を発酵させた調味料などを合わせていきます。このとき、鉢にいれば、木の棒でたたきながら混ぜ合わせます。このような混ぜ方を、ラオス語では「タム」といい、パパイヤだけでなく、熟していないマンゴー、きゅうり、インスタントラーメンなどを同じようにして料理します。

 
たけのこを煮込んだものです。 これも魚を発酵させたパデークという調味料を使って作ります。また、たけのこはラオスでもよく使われる食材は、ただ茹でで食べたり、ラオスで一番有名なケンノマイという料理にも使われます。


次は、きのこのスープです。少しどろどろしたスープです。どうやって味付けしているのかは食べる専門なので分かりませんが、日本人にとっては薬草のような野菜を使っているので、少し苦味のあるような癖のある味がします。


貝を煮たものです。爪楊枝で中の身をとってたべます。少し泥臭くて私は苦手ですが、ラオス人はよく好んで食べています。


そして、昼休みに入ると皆が一斉にこれらのお惣菜を買いにきます。縫製工場の近くに住んでいる職員が多いので、家に帰って食事をする職員も多いですが、工場内で食事をする人はこんな風にお昼ご飯を買っています。


お昼ごはんを買った後は、こんな感じでニコニコです。


工場横の食事スペースで、用意してある皿によそっていきます。


上の写真の袋のお惣菜を皿に盛り付けるとこんな感じになります。










 今日紹介したラオス料理の味は、街なかの外国人向けのラオス料理はまったく違う味です。外国人向けの料理には、魚を発酵させて作るパデーク等の癖のある調味料や、薬草のような味のする野菜は使われていません。しかし、ラオス人のためのラオス料理には、たくさん使われています。最初は、外国人向けのラオス料理の方が美味しく感じますが、なれてくるとラオス人のためのラオス料理の方が圧倒的に美味しく感じるようになります。
2017.08.10 09:50 | 固定リンク | 縫製工場の日常

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