海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





タイ工場から訪問がありました。
2016.12.12
 先週、タイ工場の職員が、ラオス工場を訪問してくださりました。

 タイ工場の職員は、とても熱心が仏教徒。みんなでお金を出し合って、ラオスとの国境にある町ノンカイのお寺に仏像を寄進しました。その後、国境を越えて、工場のあるラオス・ヴィエンチャンを訪問してくれました。

 タイ工場はバンコクにあるのに、なぜバンコクから800キロも離れたノンカイのお寺に仏像を寄進することになったのかというと、ノンカイのお寺は、新しいお寺で仏像なども揃っておらず、その話を聞いてお金を出し合って仏像を寄進することになったそうです。

 仏像やお供え物は、タイの首都バンコクから来るまで運んできました。仕事が終わってから、夜通し運転してきたそうです。


 この仏像を、本堂へ移動させ、「開眼」の儀式を行います。届いたばかりの仏像は、まだ目が開いていないとのことなので、目を開く儀式を行います。本堂と行っても、まだ建設途中で、屋根しかなく、壁がありません。


 お坊さんが、目に水をかけたりして、「開眼」の儀式が終了します。

 
 この寄進について、タイ工場の職員の方は「まだ何もないお寺に仏像を寄進できて、とてもうれしい。何か貢献できたことを時間できる」というように話していました。

 こういう仏教の心をもっていて素晴らしいなあと感心してしてしまします。来年は、タイ工場の職員にも、ラオス工場の職員にも、ご利益があれば嬉しいです☆

 この儀式が終わったあと、皆さん、国境を渡って、ラオスまで来てくださりました。(といっても、お寺のあるノンカイからCBC Laoのあるヴィエンチャンの中心まで20はキロくらいです。

 そして、CBC Laを見学です。縫製工場っていっても、それぞれの雰囲気が違うし、工場のレイアウトも違うし、あるミシンやその他の設備も違うしということで、皆さん、興味深く見学してくれました。


 最後に、工場の前で記念撮影。タイ工場とラオス工場の職員の中には、30年近く関わりのあるメンバーのいます。


 タイ工場の皆さん、ラオス工場への訪問ありがとうございました。
生地の縮率って難しい。
2016.12.08
 縫製工場で働いていて、いつも不安でドキドキするのが、洗い屋さんから戻ってくる生地の縮率です。生地は、洗った後に、生地が縮みますが、その縮み方が生地によって全く違います。10%以上縮む生地もあれば、ほとんど縮まない生地があります。縦横両方同じように生地もあれば、縦と横の縮み方がまったく違う生地があります。

 この縮率を、サンプルを縫製する中で、縫製工場もアパレル会社さんも、必ずしっかり確認します。洗った後に、サイズはどうなったのかを、股上、股下、わたり、裾、身巾、着丈といろいろな部分をはかり、どれくらい縮まったのかを計算していきます。洗濯後のサイズも、アパレル会社さんと、測り方の確認も含めて、しっかり照らし合わせます。

 同じ生地を使っていても、色によって少しずつ縮率が違っていることもあります。同じ生地でも、プリントがしてあるかどうかでも槭率が違いことがあります。同じ生地でも、ロット違いで縮率が違うことがあります。

 さらに、展示会サンプル作成時に、しっかりこの縮率を計算しても、量産用の生地の縮率が、サンプル用の生地の縮率と違っていたりすることもあるので、さらに注意が必要です。初めて使う生地の場合には、縮率を調べるためだけに、1着縫製したりします。
 
 ここまでしても、量産品の製品が洗い屋さんから戻ってきて、メジャーを手に、採寸するときは「きちんと縮まなかったらどうしよう」とドキドキしています。。。

 気を使えるだけ使って、慎重にやって、やっと指定のサイズスペックの製品を作ることができます。

 何気なく店頭に並んでいる衣類ですが、いろんなことに注意を払われて作られています!! 


 
 
2016.12.08 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと
ドライバーの妹の結婚式に行ってきました。
2016.12.05
 先週末にドライバーの妹の結婚式に行ってきました。

 ドライバーのことは、一緒に働いてるのでもちろん知っています。でも、ドライバーの妹なんて、会ったこともないし、写真も見たこともないし、名前も知らないです。

 そんな赤の他人とは言わずも、名前も知らない人の結婚式に、招待状をもらったら行くのがラオス流です。ラオスの結婚式は、人が多ければ多いほど良いという部分もあるので、とにかく配れるとろこには、招待状を配ります。私も、これまで何十回とラオスで結婚式に出席していますが、新郎あるいは新婦を知っている結婚式は数回です。

 今日は、ラオスの結婚式を紹介します。

 まず、ラオスの結婚式は、バーシーという儀式と披露宴の2部構成です。バーシーという儀式は、親類と本当に親しい友人だけで行います。披露宴は、呼べるだけ人を呼んで盛大に行います。私が今回参加したのも、披露宴だけです。

■バーシーの儀式
 新婦の家で行います。新郎が、家族・親類を引き連れて、新婦の家に行きます、そこで、バナナの葉で作ったオブジェ(?)の周りに新郎新婦、その両親などが座ります。このときおまじない(?)を唱える人が、おまじないを唱えて、新郎新婦の幸福を祈っってくれます。ラオス人のほとんどは仏教国ですが、このバーシーの儀式は、土着の宗教になります。

 この下の写真が、バーシーの儀式です。但し、ドライバーの妹のバーシーの儀式には参加していないので、写真はドライバーの妹ではありません。


■披露宴
 披露宴では、会場の入口で、新郎新婦が迎えてくれます。ドライバーの妹さんは、とても綺麗でした☆


 会場に入るとテーブルが並べられているので、好きなところに座ります。招待状に19時からと書いていますが、20時前に行くのが丁度よいくらいです。それでも、実際にはじまるまでけっこう時間があります。

 この下の写真は縫製工場の面々です。「早く始まらないかな〜、お腹減ったな〜」という感じでしょうか。


 20時半くらいになると新郎新婦が会場に入ってきて、親戚代表がスピーチをして披露宴のスタートです。下の写真は、会場の一番前に新郎新婦と親戚一同が並んでいるところです。


 この後、待ちにまった食事の時間です。料理は下のような写真です。豚の煮付けに、野菜炒め、米の麺をココナッツベースの食べる料理、牛肉を小さく切っていためたものなどが並びます。



 ラオス名物のビアラオを飲みながら、これらの料理を楽しみました。
※飲み食いに夢中になり、盛り上がっているところの写真を撮り忘れました。

 私は22時くらいに帰りましたが、縫製工場の職員の中には0時まで飲み続けた人もいたようです。。

 最後にドライバーとその奥さんの写真。奥さんは、縫製場で働いています。
明日はラオスの建国記念日です。
2016.12.01
 明日は、ラオスの建国記念日で工場はお休みです。祝日が日本に比べてずっと少ないラオスですが、10月からは月に1回ぐらいずつ祝日があります。

 12月2日は、ラオス人民民主共和国(ラオスの正式名称)の建国記念日です。ラオス人民民主共和国は、1975年12月2日に成立し、明日で41年目を迎えます。去年は、ちょうど建国40周年ということで、さまさまなイベントがラオス中で開かれてたのに比べると今年は静かです。

 今日は、ラオス人民民主共和国ができまでのラオスの歴史を少し紹介します。

 1353年 ファーグム王により、ランサン王国が成立する。
 ラオス語で「ラン」は「100万」、「サン」は「象」を意味するので、ランサン王国は「100万もの象の王国」という意味になります。

 1905年 フランスの植民地になる。
 このとき、フランスはラオスに対して愚民化政策を行います。政府の重要な役職は、同じくフランスの植民地だったベトナム人が担ったそうです。

 1949年 フランスから独立し、ラオス王国が成立する。
 しかし、フランスやアメリカの影響下におかれ、国民の中には不満に思う者も多かった。その中から、ラオス共産党が生まれ、内戦になり、1975年の革命へと向かいます。その間、ベトナム戦争に巻き込まれたりと混乱の時代でもありました。

 1975年 ラオス人民民主共和国が成立する。
 現在のラオスの大統領などは、最初はとても勝てる見込のない中、真のラオス人の国のための着くために命がけで戦ったメンバーです。建国のために力を尽くした人々が、政府の中枢にいるというには、新しい国ならではです。

 ラオスは、現在、フレッシュな国らしく、経済成長の真っ只中です!! CBC Laoも縫製業を通じて、ラオスの経済発展に少しでも、貢献していきます!

※ウィキメディアにラオス国歌の日本語訳が載っていたので紹介します。「帝国主義者や売国奴に妨害はさせない」という部分に、ラオスが大国に振り回されてきた歴史を感じます。フランスには植民地され、アメリカにはベトナム戦争のときに、クラスター爆弾を落とされ、今だに苦しんでいます。
(参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/ラオスの国歌)

ラオス民族はいにしえより 全てのラオ人は心たからか
ちからを合わせ心をつどい 一つの力として協力する
絶対に一緒に前進し ラオスの名誉をたたえる
主権者たるをうながし 全てのラオスの民族は平等である
帝国主義者や 売国奴に妨害はさせない
ラオス人はみな統一と ラオス民族の独立をかかげる
勝利を決心し 民族を繁栄に導く

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