海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





ホームページ開設2周年!!
2018.10.08
 今日(10月8日)は、ラオスの学校はお休みです。昨日、10月7日が教師の日で、この日が日曜だったため、月曜の今日は振替休日でお休みです。教師の日は、教師だけが休むことができるので学校はお休みですが、それ以外は官公庁・民間企業問わずいつもどおり仕事をしています。そういう意味で、今日は、一部の人だけが祝日になるというラオス的な祝日です。 

 ところで、このホームページは、2016年10月8日に解説したので、今日でちょうど2周年を迎えました!!

 2年目からは、1年目よりもお問い合わせの数を数が増え、お問い合わせからサンプル作成、オーダーとつながっていくことも少しずつできるようにきました!! 

 情報をけっして多くはありませんが、少しずつでも情報を発信していくことは大切ですね☆

 百貨店やショッピングモールなどで衣服を売っているのを見たことがない人はいない思います。そういう意味で、衣服を販売しているところは、誰もが知っています。しかし、その衣服が、縫製工場で、特に衣服の生産を大半を占める海外の縫製工場でどのように作られているかの情報はとても少ないように感じます。

 このような状況の中、海外の縫製工場に興味を持つ人はけっして多くはないと思いますが、日本の衣服販売の生産に寄与している海外の縫製工場の一端を紹介してこれたとしたらとても嬉しいです。

 また、村上春樹さんの本のタイトルになって少しは知られたかもしれない「ラオス」という国についても、日本人在住者も周辺国と比べて少なく、発信される情報も限られています。ラオス人とはどのような人々で、どのような文化を持っているのかを伝えることで、CBC Laoの縫製を支えるラオス人職員のことを知ってもらえたらとも考えています。

 せっかくの機会なので、CBC Laoで働く職員たちがどのような文化を持っていて、どのような社会を暮らしているかを、このホームページを知ってもらう機会となれば良いと考えております。

 これからも少しずつですが、海外縫製工場のこと、ラオスのことを伝えていきますので、よろしくお願いいたします。

 


 
 
2018.10.08 10:00 | 固定リンク | 縫製工場の日常
ブンホーカオサラークでした。
2018.10.01
 先週の月曜はブンホーカオサラークという仏教のお祭りの日でした。この日は、国が定める祝日というわけではありませんが、慣習的にほとんどの会社などで職員がお寺に行ってから、出勤できるように午前中が休みになっていたりします。CBC Laoも例年は午前中は職員がお寺に行ってから出勤できるように休みになっていますが、今年はちょうど仕事が空いた時期と重なったことから1日お休みとなりました。

 ラオスでは、もっとも大きな仏教のお祭りの日の一つであるブンホーカオサラークは、日本に直すと「ご飯をくじ引きで選んでいただく日」となります。紙に自分の名前と亡くなったご先祖さまの名前を書いてもっていきます。その紙がお坊さんに引いていただくクジとなります。

 このブンホーカオサラークは、なくなった両親やご先祖様が、戻ってくる日であると信じられています。そういう意味で、日本のお盆の相当するのはこのブンホーカオサラークなります。

 お寺にもっていくご飯にも、クジと同じご先祖さまの名前が書いてあり、お坊さんに引いていただくくじを通じて、なくなったご先祖様に、ご飯などを食べていただくという意味があるそうです。
 
 ラオスは、仏教のお祭りの日には、仏教徒の多くの人々がお寺に行くような敬虔な仏教徒が多い国です。CBC Laoも、そんな敬虔な仏教徒の職員が多く働いています。

ブンホーカオパダップディンでした。
2018.09.17
 先日9月9日は、ホーカオパダップディンでした。何かのおまじないの呪文に聞こえなくもないこのホーカオパダップディンは、ラオスのお盆とも呼べる仏教の日で、死んだ人々が戻ってくると信じられている日です。似たようなお祭りで、約2週間後にも、ホーカオサラークと呼ばる仏教の日があり、この日も死者が戻ってくる人されてます。

 もっとも、この2つには次のような違いがありあります。

ホーカオパダップディン:その土地でなくなり、その土地とそこに住む人々を守ってくれる守り神(?)を祀るお祭りです。
ホーカオサラーク:身内でなくなった人々を祀るお祭りです。

 ちなみにそれぞれのお祭りの日本語に直すと次のような意味になります。

ホーカオパダップディン:ご飯を土地に供え讚える祭りの日
ホーカオサラーク:くじ引きでご飯で選んでいただく日

(参考)
「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00121.html

 このホーカオパダップディンは、ラオスでは、カオパンサー(安居入りの日)、ホーカオサラーク(くじ引きでご飯を選んでいただく日)、オークパンサー(安居明けの日)と並んで、もっとも重要な仏教の日とされています。今年は、日曜と重なりましたが、平日であれば、職員がお寺にお参りにいってから出勤できるように午前中2時間がお休みとなっています。

 さて、ホーカオパダップディンは、日本語に直すとご飯を土地に讃えるお祭りの日となるように、土地の守り神を讃える日なので、そのためにお供え物を、家の周りやお寺にお供え物を起きます。もちろんCBC Laoも、縫製工場の周りにお供えものをしました。

 お供え物は次のような感じです。

 

 サトウキビ、魚、ミニナス、バナナ、もち米のお菓子などがバナナの葉の上に置いてあります。地域によって、このバナナの葉のうつわの作り方が違います。上の写真では、ただバナナの葉の上にそのままお供え物を載せていますが、ある地域では、笹舟のような形にしたり、また別なある地域では長方形の箱のような形でつくったります。

 また、このお供え物をするときに大切なポイントは、袋は開けておくということです。バナナの葉で包まれたもち米のお菓子は、バナナの葉を外しておきます。個装のお菓子をお供えするときは、袋からお菓子を取り出しておきます。土地の守り神が食べることができるようにとのことです。

 それぞれの家庭で、多少、何を載っているかは違いますが、上のようなお供えものを作ります。

 このようなお供え物を家の周りに置いた後には、皆、お寺にいきます。この日は、ラオスの仏教でもっとも大切なお祭りの日ということで、多くの人がお寺にご飯を作って持っていきます。

 次のような感じです。

 

スープとナムワーンと呼ばれる甘いお菓子です。

 

鶏肉です。 



上がラープと呼ばれる肉を小さく刻んだ料理、下がかぼちゃとさつまいもです。真ん中の白い筒は、竹の中にもち米をいれたものです。



 それぞれの家の人々が、上のようなご飯をお寺に持っていきます。









 この日は、多くの人が上のようなお供え物を作るので、お寺の中もご飯でいっぱいになります。





 ちなみに今回行ったお寺は、ビエンチャン市内の大きなお寺ではなく、村の中にあるお坊さんが一人しかいないようなお寺です。

 こんなお寺です。



 お坊さんは、この方です。



 このような感じで、ラオスには、仏教文化が強く根付いています。

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