海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





停電で移動オフィスを設置(?)
2018.05.07
 なんと出荷予定日の前日に停電になりました。しかも朝から夕方までの1日いっぱい。朝一番に、工場に行くと電気が来ておらず、また少し待っても電気が来る気配がないので電気局に電話すると、なんと朝から夕方の5時まで停電するとのことでした。しかも、この停電は、もともと計画されていたのものらしいものだったのですが、停電の通知書を配るのを忘れていたとのことでした。

 パッキング自体は終わっていたのですが、ダンボールに貼るシッピングマークなどはまだ印刷しておらず(ダンボールにどこの出荷するのか、中に何が入っているのかなどをしっかり書くことが必要です)、またバンドリングも終わっておらず、役所への輸出のための書類もできていませんでした。

 日本であれば想定外のことでバタバタするかもしれませんが、ここはラオスです。これくらいの想定外は予定の範囲内です。

 冷静にパソコン、コピー機、などをピックアップトラックに積んで、タイ人職員の家に持っていって、臨時オフィスを作ります。そこで、1つずつ書類を作っていって、必要な書類をプリントアウト、コピーをしていきます。何度か過去にもこういうこともあるので、皆、通有情業務のようにこなしていきます。

 しかも、次の日に来る予定だった荷物を取りに来る予定だったトラックが、なんと1日早くタイから来てしまったということで、出荷日も1日早くなるというハプニングも。そのため、工場の小型トラックで、バンドリングの機会とダンボールも、タイ人職員も家の裏に運び込み、ダンボールにシッピングマークなどを貼り、バンドリングして、タイへ輸出するトラックに載せたのでした。

 こんな感じで、突然の停電、なぜか予定よりも1日早くトラックなど、予定外のことに見舞われた1日でしたが、予定外のことを予定して冷静に状況に応じて対応するのが海外の縫製工場では必要だったりします。
2018.05.07 09:55 | 固定リンク | 縫製工場の日常
ラオスの最低賃金があがります。
2018.04.30
 先週23日に首相府から、最低賃金の上がることが発表され、最低賃金が900,000kipから1,100,000kipに5月1日から上がることになりました。

 

 ラオスの最低賃金は、周りの国の最低賃金の上昇や物価の上昇などを鑑みて何年かに一度上がっています。ここ最近では、2012年に380,000kipから626,000kipへ、2015年に900,000kipに、そして、今年2018年に1,100,000kipに上がっています。

 この最低賃金の上昇は、国民には概ね喜ばれているようで、最低賃金があがる5月1日はちょうど「労働者の日」なので、「労働者の日のプレゼント」なんてタイトルをつけているニュース媒体もありました。

 それはさておき、真偽のほどは確かではありませんが、一番最初にこの最低賃金が発表されたのは「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」(「トンルンラオス国首相をサポートする
」)というFB(フェイスブック)のページだという話がありました。確かに、いろいろなメディアいされている最低賃金上昇を伝える書類の写真は、「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」の写真と一緒なので、そうなのかなあと思ってしまいます。また、書類の決裁の日付が4月23日になっていて、この「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」のページにアップされたにも4月23日だったりします。
※このブログの写真も、「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」からもらってきました。

 確かにラオス人はFBが好きなので、多くの国民に伝えるには、この「Support Prime Minister Thongloun Sisoulith」というページを利用するのがもっとも効率的な気がしたりします。現在のトンルン首相は、ラオス国民から人気もあり、多くの人がこのページをフォローしています。

 このページについては、ラオス研究者の山田紀彦さんが「ラオス人のFacebook使用方法と特徴」という記事で詳しく書いているので、興味がある方は是非ご覧になってください。

(参考URL)
https://ir.ide.go.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=49318&item_no=1&attribute_id=58&file_no=1&page_id=26&block_id=95

 もっとも1つ気になるのが、せっかく最低賃金が上がったのに、物価も一緒に上がって、最低賃金の上昇が帳消しになってしまうことです。まだ、最低賃金の上昇の発表から1週間経っていませんが、すでにバスの料金と、ガソリン代の値上げが通達されています。


 

 
2018.04.30 09:28 | 固定リンク | ラオスの法律
ラオス正月のパーティーを皆で楽しみました。
2018.04.23
 4月14日から16日のラオス正月前に、ラオス正月のパーティを皆で楽しみました。このラオス正月前のパーティは、ラオスの官公庁、民間企業、学校を問わず、ほぼすべての職場などで行われるパーティで、もちろんCBC Laoでも開催されました。西暦の1月1日の正月よりも、ラオスでも一番暑い時期に訪れるこのラオス正月こそが、ラオス人がお祝いする正月になっています。

 CBC Laoでは、このラオス正月のパーティーの日の午前中には、皆で食べる料理を作ったり、大掃除をしたりして過ごしました。

 普段はなかなか掃除の行き届かない、高い場所などもしっかり掃除しました。

 

 また、網戸も外して、水洗いします。

 

 並行してお昼ごはんづくりもします。ラオスに特別なお正月料理というのもないということ、また、皆の楽しみはご飯というより、水掛けとダンスということもあり、ご飯はチャーハンに、鶏肉を焼いたもの、魚のみんちを揚げたもの、パパイヤサラダなどとシンプルです。

 

 



 上のような感じで、大掃除をして、ご飯を準備して、お昼ころからラオス正月のパーティのスタートです。毎年、西暦の年末にくじ引きを行っていますが、去年末は仕事が多くくじ引きをする時間がなかったため、今年はくじ引きを最初にしてラオス正月のパーティが始まりました。

 こんな感じで順番にくじを引いていきます。

 

 景品は、砂糖や醤油などの日用品やちょっとした電化製品です。
 

 

 このくじ引きが終わってから、本格的にラオス正月のパーティです。みんなでご飯を食べて、ビールを飲んで、踊って盛り上がりました。

 

 仲の良いメンバーでおそろいのTシャツで揃えているグループもあります。



 このラオス正月のパーティで忘れては行けないのが水掛けとダンスです。

 水掛けはこんな感じです。伝統的には、水をかけて前年の悪いものを流すという目的があります。しかし、やはりパーティーとなるとその伝統的な雰囲気を超えて、水をお互いに掛け合って楽しむという部分が大きくなります。それもまた良しですね☆

 

 

 こんな感じで水掛けをしながら、みんなで踊ったりもします。歌の得意な職員がマイクをもって、歌ったりもしています。







 それぞれの国で、地域でさまざまなお正月の過ごし方があります。ラオスの正月は、こんな感じで、一番暑い時期に、皆で水を掛け合って、前年の悪いものを流し新し年の幸福を祈りながら、楽しみます。(この時期のラオスは、35度以上の気温、日によっては40度近くになることもあるので、水を掛け合っても寒いということはまったくなく、むしろとても気持ちよかったりします。)

 今年もCBC Laoをよろしくお願いいたします!!
 

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