海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





ラオスからタイへは混載のトラックで商品を運びます。
2017.05.25
 ラオスから日本への商品を出荷するときには、タイを経由することになります。ラオスは海に面していない内陸国なので、まず陸路でタイで経由してバンコクの港まで行き、そこから船で商品を日本へ輸送しなければなりません。

 ラオス・ヴィエンチャンからタイ・バンコク港までの輸送では、混載のトラックを使っています。大きな製造業の企業では、コンテナにその企業の荷物だけを載せて運ぶこともできます。しかし、CBC Laoのように小さな縫製工場では、とてもコンテナを一杯にするだけの商品を輸出することはできません。そこで、タイ・バンコク港までの輸送では、混載のトラック(1台のトラックに複数の企業の荷物が一緒に載る)のトラックを利用しています。

 そのときにタイの運送会社に払うお金は、混載のトラックで13立方メートルまでは10,000バーツぐらい(32,000円くらい)、それを超えると15,000バーツぐらい(49,000円ぐらい)です。大きめのダンボールが1つあたり0.1立方メートルなので、13立方メートルというと大体ダンボールが130箱分になります。出荷するときにダンボールが10箱でも、100箱でも運送料金は変わらないので、できるだけたくさん一度に出荷できると嬉しいです。日本への出荷時には、この他に通関費用として、およそ5,000バーツぐらい(16,000円くらい)かかります。

 ラオスからタイの港までの送料は、例えば商品が全部男性用パンツだとすると、1つのダンボールに40枚くらい入るので、出荷枚数が1000枚だとダンボールが25箱で1枚あたり15バーツ(50円くらい)、出荷枚数が4000枚だとダンボールが100箱で1枚あたり4バーツくらい(13円くらい)になります。パンツを1,000枚出荷するのと、4,000枚するのとでは、37円くらいコストに差がでてきます。たった37円と思われる方もいるかもしれませんが、縫製工場にとっては、かなり大きな差です。(通常、CBC Laoで、バンコク港までのトラック代を負担しています。)

 海外で縫製をするときに沿岸国であれば上に書いた港まで費用はかなり安くなるので、内陸国のラオスで縫製する場合にはちょっと不利になります。(さらに生地や副資材を輸入するときもコストがかかっています。)

(参考)バンコクからヴィエンチャンまでの貨物輸送は
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00035.html

 ちなみにラオスから日本へ向けて、商品を輸出するときは、タイ国内は保税運送で運ばれます。商品がラオスから日本に向けて輸出される時に、タイを経由することになりますが、タイに商品が入るときには輸出入の手続きは必要ありません。その代わり、ラオスでトラックに荷物を載せてから、タイ・バンコク港の保税倉庫までトラックの扉を開けることはできません。(途中で、こっそりトラックの扉を開けて、荷物をだしたとすれば、それは密輸ということなります。)

 通関業者さん、あるいは日本の税関によっては、タイで保税輸送されていることの証明(タイ荷物がはいるときに輸出入の手続きをしていない証明)をするときに、商品がタイに入る時に交付されるIn Transit Entryの書類の提出が求められるときがあります。

 こんな感じで、海外の縫製工場は輸出企業でもあります。
2017.05.25 09:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ラオスからはForm AJ(原産地証明)取得で関税免除です。
2017.03.30
※2017年6月2日訂正
本文記事中にあるFormAJ申請時に必要な書類のうち、次の書類の提出が必要なくなりました。
7.生地の原産地証明(County of Origin)
 例えば、タイ製の生地であれば、タイ政府からその生地がタイ製であることを証明する書類を発行してもらいます。


 昨日、商品を出荷しました。商品は、今日(3月30日)タイ・バンコクに到着し、バンコク港を4月2日に出港、日本の港に届くのは4月15日の予定です。商品は、ラオスを出発して、日本に到着するまで約2週間と少しかかります。それから、通関手続きに約1週間かかり、アパレル会社さんの手元に商品を届きます。

 下の写真は、縫製工場の小さなトラックから、タイ・バンコクへ向かう大きなトラックに荷物を移し替えているところです。工場への道は、狭いので大きなトラックが入ってくることができず、二度手間ですが、大きな道まで工場のトラックで運んで行って、そこからタイ・バンコクへ向かうトラックへダンボールを移し替えています。





 上の写真のように、出荷が無事に終えることができ、縫製工場として一安心なのは事実です。

 しかし、輸出入担当の職員は、出荷後にもまだ仕事が残っています。それは、Form AやForm AJといった原産地証明の取得です。B/L(船荷証券)が、原産地証明の取得するために必要な書類だったりするので、原産地証明の申請は、輸出通関後でなければできません。また、原産地証明を取得することで、ラオスから日本へ商品を輸出する時の関税がゼロになるので、とても重要な書類になります。

※(参考)輸出時に必要な書類については、次のブログの記事をご覧ください。
「海外縫製工場は輸出書類も作成します!!」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00011.html

※(参考)Form AとFormAJについて、少し詳しく書いています。
「Form AとForm AJ取得で関税免除です。」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00007.html

 さて、今日は、輸出入担当の職員が、Form AJ取得のためにどんな書類を用意するかを紹介します。

(Form AJの申請するときに必要な書類)
1.Form AJの申請書
 会社から、商工会にForm AJの申請をします。商品のHSコードは何番か、どんな商品が何枚あるのかを簡単に書きます。

2.原産地証明書(Form AJ)
 下の写真のフォームに必要事項を書き込んで提出します。役所でサインをもらうと、原産地証明(Form AJ)として使用することができます。



3.原産地証明を取得する商品を輸出したときのインヴォイスとパッキングリスト
 インヴォイスと請求書のことで、どのような商品がいくら分入っているかを示す書類です。パッキングリストとはどのダンボールに何が入っているかを示す書類です。

4.原産地証明を取得する商品を輸出したときの輸出申告書(輸出許可証)
 輸出申告書はラオスではD13Bと呼ばれていて、商品を輸出する時に税関に向けて作成します。税関の職員からサインをもらうと、この輸出申告書が、輸出許可証になります。

5.船荷証券(Bill of Lading)あるいはAir Waybill
 船荷証券は、日本での商品との引換証となります。また、実際に荷物が船に載って日本に向かっていることも証明します。

6.原材料一覧表(List of Row Materials)と生産プロセス表(Working Process)
 原材料一覧は、どこの国で作られた原料を使って、商品を縫製したのかを示す書類です。例えば、生地と糸はタイ製、ジッパーは日本製、段ボール箱はラオス製などと書いています。生産プロセス表では、どのような原材料が、縫製のどのプロセスで使われているかを書きます。

7.生地の原産地証明(County of Origin)
 例えば、タイ製の生地であれば、タイ政府からその生地がタイ製であることを証明する書類を発行してもらいます。

8.7.の生地を輸入したときのインヴォイス
 インヴォイスとは請求書のことで、7.の原産地証明のある生地が、どれくらいの長さが入ってきて、どれくらいの価格なのかが書いてあります。

9.7.の生地を輸入したときの輸入申請書(輸入許可証)と残生地報告書(Fabric Control)
 輸入申請書は、ラオスではD52Bと呼ばれていて、税関の職員からサインをもらうと、この書類が輸入許可証となります。
 また、残生地報告書(Fabric Control)とは、7.の原産地証明のある生地が、どれくらい残っているかを報告します。例えば、タイ製の生地を1,000m輸入した場合、今回の出荷で300m使ったので、残りのこの生地は700mありますというようなことが書いてあります。

 以上の書類を揃えて、商工会(Chamber of Commerce)に申請することで、Form AJが取得できます。商品は、ラオスの国境を越え、タイから日本へ船に載せて運ばれます。最初にも書いたようにタイから日本までは、船で約10日かかります。その10日間の間に、B/L(船荷証券)をタイから送ってもらい、Form AJを申請・取得し、日本のアパレル会社さんに船の到着前のインヴォイスなどと一緒にForm AJが届くようにしなければなりません。なので、船の出荷後の月曜などがタイの祝日になったりすると、結構、時間との戦いだったります。

 こんな感じで、海外の縫製工場は輸出企業でもあります!!
2017.03.30 09:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易
ラオスでは縫製に必要なものは輸入しなければなりません。
2017.03.16
 今週、タイ工場から、手配してた生地、テープ、バックル、釦などの副資材が届きました。今回は、混載のトラックで送ってもらいました。混載のトラックでタイから送ってもらう場合には、土曜日にタイ・バンコクを出発して、火曜日にラオス・ヴィエンチャンに荷物が到着し、国境の税関(ターナレン)に荷物を取りにいくということが多いです(ときどき早いと荷物を月曜に受け取ることができるときもあります。)

※(参考)タイ・バンコクからラオス・ヴィエンチャンまでの貨物の輸送方法について
「バンコクからヴィエンチャンへの貨物輸送方法は」:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00035.html

 ラオスでは縫製に必要なものはほぼすべて輸入しています。生地、釦やジッパーなどの資材、ブランドネームのなどの織りネーム、洗濯ネームやペーパータグ、商品を入れるポリ袋など、縫製に必要なものはほぼすべて他の国から輸入しなければなりません。ラオスで手に入るのは、商品をつめるダンボールくらいです。ここがラオスの縫製工場の大変なところです。

 他の国から生地や資材をもってくるのは、距離的・時間的な問題だけでなく、「輸入」という手続きを踏まなければならないのでさらに大変です。宅急便などのように伝票を1枚書けば良いという訳にはいきません。たくさんの書類を用意して、通関を手続きが必要になります。

 縫製に必要な生地や資材を輸入する時にどのような書類を用意しなければならないか、紹介します。ちなみに、日本では、商品が外国から届いてから輸入通関をして手元に商品が手に入るまで、通常1週間ほどかかるとのことですが、ラオスでは商品が届いたその日に税関にいって通関手続きをして商品を受け取ることができます。ここは小さな国の大きなメリットです!!

☆輸入通関に必要な書類
1.輸入申請書
 ラオスの税関に輸入することを申請します。

2.請求書(Invoice)
 輸出者名・輸入者名、品目、数量、価格等を記載されている書類で、商品の代金の請求書です。輸入前に、アパレル会社さん等から送っていただきます。今回は、タイ工場からラオス工場への輸入なので、タイ工場から、この請求書(Invoice)を送ってもらいました。

3.包装内容明細書(Packing List)
 それぞれのダンボールに、どんな商品がいくつ入っているかの明細書です。請求書と一緒に、事前にアパレル会社さん等から送っていただきます。今回は、請求書(Invoice)と同様、タイ工場からの荷物なのでタイ工場から送ってもらいました。

4.Airway Billあるいは船荷証券(BL)
 Airway Billや船荷証券(BL)は、荷物の引換証のようなものです。飛行機や船を使うような輸出入では、このような証券が使われます。しかし、今回は輸出入は、タイからラオスへの陸路ということで、これらの証券はありません。

5.輸入申告書・輸入許可通知書(Import Decrairation)
 輸入者名、品目、数量、価格等を記載されていた書類で、税関から輸出許可のサインをもらうと輸出許可証となります。

6.銀行からの引き出し許可証
 生地などの資材の代金を、銀行から引き出すこと許可があることを約束してもらいます。

(7.輸入する生地の原産地証明(C/O))
 原産地証明は、輸入時にある必要ありませんが、ラオスから日本へ商品を輸出する時に原産地証明(Form AJ)を取得するときに必要です。

 その他、輸入時には、次の書類をもっていくことになります。

1.輸出入許可証(IDカード)
  2日間の講習をうけると取得できるそうです。

2.年間生産計画書 
 ラオスでは、輸出100%企業は、1年間に例えばシャツを1万枚、パンツを5,000枚縫製するなど年間生産計画を立てなければなりません。

3.会社登記書類などのコピー
 工場の営業許可証、投資許可証、工場の登録証、税免除証明書など

 これらの書類を揃えて、やっと他の国から生地や釦、ジッパーなどの副資材をタイからラオスへ輸入することができ、縫製工場に荷物が届くことになります。なので、ラオスで縫製する場合には、縫製に必要なものをしっかり事前にしっかり確認し、縫製時に資材が足りないことがないよう手配しなければなりません。(ということを、いつも頭にいれて、必要資材を確認して、オーダーをしています。)


 
2017.03.16 09:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易
海外縫製工場は輸出書類も作成します!!
2017.01.25
 昨日、おかげさまで2017年最初の商品の出荷をすることができました。

 下の写真は、縫製工場のトラックにダンボールを積んでいるところです。工場は、大きな道沿いではなく、小道に少し入ったところにあり、タイまで荷物を運ぶ大型トラックが入ってくることができません。手間はかかりますが、工場の小さなトラックに荷物を積んで、大きな道までまでいき、大型のタイ行きのトラックに荷物を載せ替えています。



 CBC Laoは海外にある縫製工場なので、「商品の出荷」は「商品の輸出」ということになります。国境をまたぐというのは少々面倒で、伝票を1枚書いて宅急便や郵便で出荷するのとは違い、たくさんの書類を揃えなければなりません。

 出荷日の前日までに、ダンボールに商品を全てつめて、インヴォイスやパッキングリストなどの書類をあらじめて作って、それからラオスからタイまでのトラックと、タイから日本までの船をあらかめ予約しておかなければなりません。出荷日には、朝から輸出入担当の職員が朝から銀行に行って振込確認証(?)を取得して、それから税関に通関手続きをしに行ってと大忙しです。

 今日は、そんなやらなければならいことがたくさんのラオスから日本へ向けての手続きを紹介していきます。Form AJなどの原産地証明を取得する場合には、また別な手続きが必要になります。タイなどの国であれば、通関業者がいて、いろいろな業務を代行してくれるようですが、ラオスではそれぞれの縫製工場には輸出入担当の職員がいて、その職員が書類の作成から通関手続きまでしています。ちなみに、CBC Laoの輸出入担当職員は、創業以来働いている大ベテランです☆

 以下が、輸出時に作成する書類になります。

1.輸出申請書
 ラオスの税関に対して、輸出をすることを申請します。

2.振込確認証(?)
 銀行に出荷商品の代金が振り込まれるということをCBC Laoと銀行で確認します。おそらくラオス独自のものではないでしょうか。

3.輸出申告・輸出許可通知書(Export Declaration)
 輸出者名、品目、数量、価格等を記載されていた書類で、税関から輸出許可のサインをもらうと輸出許可証となります。

4.請求書(Invoice)
 輸出者名、品目、数量、価格等を記載されている書類で、商品の代金の請求書です。

5.包装内容明細書(Packing List)
 それぞれのダンボールに、どんな商品がいくつ入っているかの明細書です。

7.在庫報告書(Stock Control)
 CBC Laoは輸出100%企業で、消費税が免除されています。この報告書は、輸入したものやラオス国内で購入したものが、きちんと商品に使われているかを証明します。もっとも大切な書類となります。

8.運送指示書(Shipping Instruction)と運送許可証(Letter of Authorisation)
 荷物をバンコクまで運んくれる運送会社に渡す書類になります。

 また、提出書類という訳ではありませんが、輸出入の手続きをする職員は、次の書類等を持っていかなければなりません。

1.輸出入業務許可証(IDカード)
 2日間の講習をうけると取得できるそうです。輸出入担当の職員は、取得しなければなりません。

2.会社関係の書類のコピー
 工場の営業許可証、投資許可証、工場の登録証、税免除証明書など

3.年間生産計画
 ラオスでは、輸出100%企業は、1年間に例えばシャツを1万枚、パンツを5,000枚縫製するなど年間生産計画を立てなければなりません。

 海外の縫製工場に限らず、生産企業は、縫製して衣類などの商品を作るだけでなく、国境を越えて日本に商品を送るために、多くの書類や手続が必要になってきます。また、ただ上の書いた書類を作れば良いというだけでなく、実務上その他にも覚えなければいけないことも多いです。

 
2017.01.25 07:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易
バンコクからヴィエンチャンへの貨物輸送方法は
2016.12.15
 今週、タイ工場に手配してもらった生地やその他の資材が届きました。
 
 ということで、タイ・バンコクからラオス・ヴィエンチャンまでの貨物の輸送手段を今日は紹介します。人の移動手段としては、飛行機があり、電車があり、バスがあり、インターネット上に多くの人がその手段を紹介してくれています。しかし、大きな貨物をどのように移動するかについてはほとんどありません。知りたい人もほとんどいないと思いますが、紹介します。

 タイ・バンコクから、ラオスからのヴィエンチャンまで、荷物を運ぶ手段は大きく、1.専用トラック、2.電車、3.混載トラックの3通りがあります。郵便局のEMSやDHLなどもありますが、荷物の良が多くなると使えなかったり、何より料金がとても高くなります。

1.専用トラック
 タイ工場で運送会社で専用のトラック(荷主はCBC Laoだけ)を手配してもらいます。専用なので、曜日を気にすることなく、荷物を欲しい時に送ってもらうことができるのが最大のメリットです。しかし、トラック代が15,000B(4万8千円)前後に、タイからラオスへの輸出通関に2,000〜2,500B(6500円〜8,000円)がかかります。トータルで、日本円で5万5千円くらいでしょうか。
 大きな工場であれば毎回専用トラックで荷物を運べるかもしれませんが、CBC Laoのように小さな縫製工場では、専用トラックをチャータするほどの量になることはなかなかありません。
 どうしても早急に欲しい時は、専用トラックをチャーターすることもありますが、けっこう大きな出費となります。ただ、運良く、荷物をタイから送って欲しいときに、他の荷主さんも見つかれば、トラック代が安くなったりします。

2.混載トラック
 タイ工場で、運送会社に頼んで混載(いろいろな会社の荷物を積む)のトラックに載せてもらいます。荷物がおおければタイ工場まで荷物を取りに来てくれます。メリットはなんといっても価格の安さです。1kgあたり4〜5B(13〜16円)くらいに、タイからラオスへの輸出通関に2,000〜2,500B(6500円〜8,000円)ですみます。1000kgぐらいの荷物を、バンコクからヴィエンチャンまで運んでも、2万円から2万5千円くらいでしょうか。
 しかし、最大のデメリットは、土曜日にしか、定期便の混載のトラックがないことです。といっても、小規模な縫製工場にとっては、もっとも使い勝手の良い手段で、もっともよく使う輸送手段です。今週、入ってきたタイから生地なども、この混載トラックを利用しています。

3.電車
 タイ工場の職員が、バンコク市内の鉄道の駅まで荷物を持っていき、そこから鉄道に荷物を載せ、ラオスとの国境の駅であるノンカイ駅まで荷物を運びます。その後、運送会社がトラックに荷物を積み、タイからラオスへの輸出通関をします。ノンカイ駅からラオスの国境までは、1kmぐらいでしょうか。もの凄く近いです。
 料金は、バンコク市内の駅からノンカイ駅まで料金は1kgあたりは量にもよりますが20〜30B(65〜100円)ぐらいで、これにノンカイ駅から国境までトラックと輸出通関に4000B(13000円)くらいかかります。
 あまり使うことはありませんが、ごくまれに生地を数本だとか緊急に必要なときなどに使うことがあります。

 1.〜3.のいずれの方法でラオス側に入ってきても、CBC Laoでは、輸入通関を自ら行い、トラックで荷物を受け取り、工場まで生地等を持ってきます。

 縫製に必要な資材は、ラオスでは何も生産されていないので、すべてを外国から輸入する必要があります。その分、輸送費や通関費用がかかってしまいます。

 ですので、CBC Laoは、そのコスト上昇分にも、帳消しにできるくらい品質の良い衣類や布団カバーなのでベッティンググッズを縫製できるよう日々努めています!!
2016.12.15 07:55 | 固定リンク | 輸出入や貿易

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