海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





タートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。
2017.11.06
 11月3日はタートルアン祭りで縫製工場はお休みでした。今年は、偶然にも日本の文化の日と重なり、日本とラオス共に休日と珍しいパターンでした。

(参考)2017年のラオスの祝日・祭日を紹介:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00025.html
タート・ルアン祭りで工場はお休みでした。(2016年の記事):http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00018.html

 このお祭りはタートルアンと呼ばれる仏塔を中心に行われます。この仏塔は、元々は16世紀中頃にランサン王国のセタティラート王によって建てられたもので、現在は、国を代表するシンボルとなっています。また、仏陀の遺物が塔の中に残っているとも言われています。

 そして、タートルアン祭りは、旧暦12月の満月の日に行われます。ラオスの首都ビエンチャンの人々にとっては、先月行われたボートレースと並んでもっとも大きな祭りの1つです。このお祭りのクライマックスは11月3日の最終日に行われた托鉢ですが、お祭り自体は10月27日の夜から始まっていて、いろいろな出店がでていたり、ビアラオの企業がステージを作っていたりとこの約1週間タートルアン周辺は大変盛り上がっていました。縫製工場の職員同士でも、「タートルアン祭りに行った?」みたいな会話が繰り広げられるのがこの時期です。また、お坊さんもこのお祭りのときに、全国から集って来るそうです。

 まず、27日の夜にはたくさんの人々が白い服(仏教徒にとって神聖な服?)を着て、タートルアンの祭りに集まってお祈りを捧げます。



 この後から本格的に出店がでたり、ステージでいろいろな企画が始まっていきます。今年は行かなったので、写真で紹介できないのが残念ですが、まだまだ遊ぶ場所の少ないビエンチャンの人々は、ここで服を買ったり、ご飯を食べたり、ステージでショーを見て楽しみます。もとも、こういうところで遊びだけでなく、タートルアンの仏塔を、花などをもって3周します(本来は3周するらしいですが、1周して終わる人も多そうです)。

 最終日の11月3日の朝から始まる托鉢には、たくさんのビエンチャンの人々参加します。大統領や首相も参加したようです。もの凄い人なので、暗いうちに出発しないといけないそうです。また、ある程度きちんとした服装で行くことが求められ、特に女性はスアと呼ばれるシャツと、シンと呼ばれる巻きスカートを着飾ってこの托鉢にします。
 
 私は行かなかったので、下の写真は、Lao Simply BeautyというFaceBookのページからもらって来たその托鉢の朝の日の写真です。びっくりするくらいたくさんの人が参加しているのが分かります。

縫製サンプルをインスタグラムにアップしています!!
2017.10.30
 営業用のものなど、縫製工場ではいろいろ縫製サンプルを作っています。そして、その一部を縫製サンプルとして、インスタグラムにアップしています。せっかく世界に向けて、いろいろ情報を発信していくツールがあるのだから、それを使わない手をないですよね!! 

 インスタグラムのID名は、mountainstarskyです。

 https://www.instagram.com/mountainstarsky/

 このインスタがグラムには、ラオス工場で縫製したサンプルとタイ工場で縫製したサンプルが両方が載っていますが、ここではいくつかラオス工場で縫製したサンプルを紹介します。

 まず下のパンツは、膝下の部分がグラデーションになっているパンツです。どのように作るのかというと、一番下の色の濃い部分を中に織り込んで、つまむようにして下の膝下部分に縫い付けます。それから、ブリーチ加工をして、洗い上がって来てから、その糸をほどきます。内側に折り込まれた部分と、つまむようにして縫った部分が色は、あまり脱色されずに色が濃いまま残ります。



 下のシャツは、チェンマイコットンを使ったパッチワークシャツです。タイ工場では、チェンマイコットンを手配することができ、そのチェンマイコットンを中心に8種類の生地を使って縫製しました。画面では分かりにくいですが、一つ一つの柄もとてもきれいなのですが、それらが組み合わさせるとさらに良い雰囲気に仕上がっています。パッチワークのように手間がかかる縫製も得意としています。



 下の切替のスカートは、すべて同じ生地を使って縫製しています。まず、生地に洗い加工を施します。バイオ加工(一番濃い部分)にブリーチ加工が2種類です。洗い加工後に、それぞれのパーツを裁断し、縫製していきます。1つの生地でも、洗い加工によって、さまざまな色を作っていけることも、洗い加工の面白さです。



 下のスカートは、裾部分がグラデーションになっています。洗い加工後に、糸をほどいただけですが、裾口部分がグラデーションになり、また、裾口が切りっぱなしになります。ちょっとしたことで、アクセントを加えることができます。



 上のような感じで、一度縫っておいて洗い加工後に糸をほどいたり、パッチワークをしたり、先に生地洗いをしてから裁断したりと、一手間かけるような縫製を、CBC Laoは得意としています!! 是非、お問い合わせください!!
2017.10.30 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと
YKKのジッパー(ファスナーテープ)は色がいっぱい!!
2017.10.23
 日本のアパレル会社さんとお仕事をしていると、使うジッパー(ファスナーテープ)は間違いなくYKKのものです。そして、CBC Laoのお客さんは日本のアパレル会社さんですので、必然的にYKKさんにジッパー(ファスナーテープ)をオーダーすることになります。

 YKKさんは、アパレル用のジッパー以外にも、凄いところでは宇宙服用のジッパー等も作っているようで、様々な用途のためにジッパーを生産しているようです。YKKさんのホームページを見ると、いろいろな用途に使われて、ジッパーといっても奥が深いのだなと関心してしまいます。

 もっとも、CBC Laoで使用するジッパーはアパレル用のものだけです。しかし、その色の数、その種類は本当にたくさんあります。

 下の本がYKKさんのジッパーの色台帳です。


 この本を開くをジッパーの色見本がでてきます。青といっても、たくさんの種類の青があるのが、下の台帳をみると分かります。




 上のジッパーの色を数えてみると、何と577色ありました。すごい数です。

 また、ジッパーの種類もいろいろあります。よくデニムのパンツなどに使われている金属製のジッパー、スーツのパンツに使わているプラスチックのジッパー、クッションカバーなどに使われるジッパーが隠れるようになっているコンシールファスナーなどいろいろあります。

 すべての種類のカタログは有るわけでありませんが、次のようなカタログがあります。


 
 中を見てみると、それぞれのジッパーの見本と品番が書いています。






 上で紹介した「色の種類」×「形状の種類」がYKKさんにオーダーできるジッパーの数になります。ものすごい数なのがわかります!! ジッパーは通常、YKKさんのタイ支社に発注していて、本数にもよりますが2週間前後でデリバリーされています。

 このようにたくさんあるジッパーの色と種類なので、アパレル会社さんからのジッパーの指定も「青い金属製のジッパーで」では、まったくどのジッパーのことを言ってるかわかりません。なので、アパレル会社さんも、同じYKKさんのカタログを持っていて、ジッパーの色と形状の番号が指定されてきます。色と番号を指定していただければ、上で紹介した本で、どんな色でどんな形を確認した上で、ジッパーを発注することができます。

2017.10.23 09:55 | 固定リンク | 縫製のこと

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