海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





お坊さんに縫製工場に来ていただきました。
2017.01.12
 先週の日曜日にお坊さんに縫製工場に来ていただきました。ラオス人職員の多くは、熱心な仏教徒で、お坊さんに工場にきていただきたいのです。毎年、土曜日にすることが多いのですが、今年はおかげさまで忙しく土曜日にすることができませんでした。それでも、ラオス人職員は、日曜でもいいから是非したいということで日曜開催ということになりました。

 前日の土曜日から準備です。お坊さんにお渡しするものをオレンジ色の袋に詰めたり、食べていただくカオプンと呼ばれる麺料理を作ります。



 オレンジの色の袋に何を入れたのかというと、ろうそく・お線香・カップラーメン・練乳・洗濯洗剤・歯磨き粉・オーバンティンというココアのようなもの・砂糖・水です。生活必需品?を袋の中に入れてお渡します。また、これとは別にお金を包みます。気持ち次第ということですが、一人あたり100,000kip(日本円で1,500円弱くらい)お渡しします。


 当日は、朝の6時から準備開始です。個人的なことでは、お坊さんにお渡しするお菓子と果物、もち米、お金を用意します。また、全体的なことでは、会場に敷物をひいたりと会場設営をしたり、注文しておいたお坊さん用のご飯とフーという麺料理を受け取ります。田舎であれば、お坊さん用のご飯は、村人の手作りとなりますが、首都・ヴィエンチャンでは、購入することができます。便利ですね☆

(私用のお坊さんへのお供え物セット)


(お坊さん用のご飯)


 そして、職員が、お寺に7時過ぎにお坊さんを迎えに行き、縫製工場にお連れします。ラオスでは、お坊さんは、車やバイクを問わず、乗り物を運転することができません。中学高校の社会で習ったところで、いえばいわゆる上座部仏教ということになります(日本は大乗仏教ですね)。

 お坊さんに会場の上座に座っていただき、あらかじめ用意しておいた生活費需品(?)をつめたオレンジ色の袋をお渡しし、その後、お経を唱えます。ラオス人も一緒に唱えます。多くのラオス人は、お経を覚えています!! 1つ目のお経が終わった後に、お坊さんがお寺からもってきた鉄製のバッグに、一人ひとりがもっていたお供え物を入れていきます。

(会場の様子)



(お供え物を入れている様子)


 全員が、お供え物をお坊さんの鉄製のバッグに入れた後は、お清めの時間です。職員の皆に、植物の枝を使って水をかけてお清めをしていただきます。その後、縫製工場の中に入っていただき、工場内もお清めしていただきます。

(お坊さんが職員に水をかけ、お清めをしてくださりました。)



(工場内もお清めの水をまいていただきます。)



 これで、儀式の部分を終了となり、この後、お坊さんに用意してあったご飯を食べていただきます。職員の皆は、用意しておいたカオプンという麺料理と、フーという麺料理を食べます。また、お坊さんさんの食事の残りも、皆で食べます。お坊さん用の食事は、通常、食べきれない量を用意します。そして、その残りを皆で食べるというのもラオスの仏教の特徴です。

(お坊さんに食事をたべていただきました。)


(職員は皆でフーやカオプンといった麺料理をいただきました。)


(お坊さんが食べきれなかった分は、皆でいただきます。)


 ちなみにこの儀式にかかった費用は、全部で5,000,000kipくらいです(日本円で7万円くらいです。)。内訳は、お坊さんへのお布施1,000,000kip(1万4千円)、お坊さん用の食事1,000,000kip(1万4千円)、職員用に用意したフーという麺料理1,500,000kip(2万1千円)、その他オレンジ色の袋に入れるもの、カオプンとい麺料理、みかん、お菓子、水などに1,500,000kip(2万1千円)というところでしょうか。

 今年1年間、CBC Laoが、お客様にも恵まれ、職員の皆が健康で幸せで過ごせてほしいです☆ 
2017.01.12 09:55 | 固定リンク | 縫製工場の日常
ビザなしでタイ入国は2回に制限?? (追加) 
2017.01.09
 先週のブログで「ビザなしでタイ入国は2回に制限」という書きました。その中で、ラオスで働いているあるいは住んでいる外国人は、タイへのマルチエントリー・ビザを取得できると書きました。このことについて、ラオスの会社であるJ&C Expat Serviceのホームページに記事が載っていたので紹介します。
※前回のブログURL:http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00041.html
※J&C Expatの参考URL:http://jclao.com/thai-visa-restrictions-apply-multiple-entry-6-months-tourist-visa/

私も5,000バーツ払って申請すれば、6ヶ月間有効のマルチエントリー・ビザを取得できそうですが、数ヶ月に1度しか、陸路でタイに入らない私にとっては高すぎます!! 旅行会社の方などは取得するような気がしますが、他の縫製工場などの製造業で働いている方などは、取得するのしょうか。

海外の縫製工場で働いていると、このような国際情勢(?)にも関わらずを得ません。ラオス・ヴィエンチャンからタイ・ノンカイへ行っても、今までは、あまり海外に行くというか、ラオス国外にでるという感覚はなかったのですが、こういうことがあると国境を強く意識させられます。

■次からはJ&C Expatの記事の日本語訳です。
(タイへのマルチエントリー・ビザの申請方法について)
 今週、J&C Serviceは、タイの6ヶ月のマルチエントリー・ビザのさらなる情報を求めて、ヴィエンチャンのタイ領事館に行ってきました。次がそこで得られた情報になります。

 ヴィエンチャンのタイ領事は、ラオスで働くあるいは住んでいる外国人が、タイのマルチエントリー・ビザ(METV)を申請する資格のあるということを認めます。

☆必要書類
1.有効期限が6ヶ月以上の残っている申請者のパスポートのコピー
2.申請者の3.5cm×4.5cmの写真を2枚。写真の背景は、白でなければならない。
3.大使館のビザ申請書の提出。申請者は次のURLからダウンロード可能。
 ※URL:http://vientiane.thaiembassy.org/upload/pdf/Visa%20Application%20Form_new_V_13_8_2558.pdf
4.申請者のビザ、IDカード、ワークパーミット(労働許可証)のコピー
5.雇用主による申請書の在職証明書
6.200,000バーツあるいは、その金額に相応の金額が銀行にあることの証明書

※補足
・はっきりとビザ申請書類で、6ヶ月有効のマルチエントリー・ビザが欲しいとマークすること。そうしなければ、シングルエントリー・ビザしかとれないかもしれません。
・タイの領事館職員は、タイの滞在先を求めてきます。ラオスに住んでいるのであれば、「セントラル・ショッピング・プラザ ウドンタニ」と書いても良いかもしれません。J&C Expatsの職員はそれで大丈夫でした。

☆ビザの申請方法
1.ビザ申請者本人が、タイ領事館に行かなければなりません。
2.領事館の開館日の8時間から11時半の間に、番号札が配られます。番号札を取ったら、申請に必要な書類を領事部門の箱の中に入れてください。
3.ビザのあるパスポートは次の日の13:30〜15:30の間に受け取ることができます。番号札順に呼ばれます。
4.ビザの申請料はビザの受取前に支払わなければなりません。
5.ビザの申請料はタイ・バーツで払わなければなりません。(6ヶ月有効のマルチエントリー・ビザの場合5,000バーツ)
6.指定の時間にパスポートが集められなければ、ビザはキャンセルになります。

※補足
・耐えてください!! 番号札を受け取るまで数時間待つかもしれません。
・待合スペースは屋外でとても暑いです。充分な水と、携帯で時間を潰すのであればしっかり充電をしっかりしてください。
・次の日のパスポートを集められる日、申請者が番号札順に呼ばれることに注意してください。1番の札の人は1時半に呼ばれます。J&C Expatの職員の場合、番号札の番号が540番だったため、呼ばれたのは16時過ぎでした。

■次からはJ&C Expatの記事の原文です。
How To Apply For 6-Month Multiple Entry Thai Visa

This week J&C Services went to the Thai Consulate in Vientiane to find out more about the 6-Month Multiple Entry Tourist Visa with the following result:

The Thai Consulate in Vientiane confirms that foreigners who work or reside permanently in the Lao PDR are eligble for applying for the Multiple Entries Tourist Visa (METV) to Thailand.


1. Applicant’s passport with at least 6 months validity Copy of applicants passport
2. Two 3.5 x 4.5 cm photographs of the applicant. The photographs’ background must be in white color.
3. Fill in the embassy’s visa application form. Visa application form can be downloaded here.
 *web URL:http://vientiane.thaiembassy.org/upload/pdf/Visa%20Application%20Form_new_V_13_8_2558.pdf
4. Copy of applicant’s Lao business visa, stay and work permit.
5. Confirmation of employment letter issued by the applicant’s employer in Laos.
6. Statement of the applicant’s bank account with at least Baht 200’000 or equivalent in major currencies.

Tips:

- Clearly mark on the visa application form that you want a 6-Month Multiple Entry Tourist Visa, otherwise you may end up getting a single-entry tourist visa.
- The Thai Consulate insists on the applicant providing a contact address in Thailand, for Expats living in Laos you may write “Central Plaza Shopping, Udon Thani”, which was accepted in our case. 🙂


1. Visa applicant are required to present themselves at the Thai Consular Section (map / location).
2. A queue number is distributed from 8.30 am –11.30 am of every working day. Once the queue number is received, place the completed visa application form with additional document in to a basket provided at the Consular Section.
3. Passport with visa is distributed only in the afternoon on the next working day from 01.30 p.m. – 03.30 p.m. The applicants are called by queue number order.
4. Visa fee must be paid prior to receiving your passport.
5. Visa fee can be paid only in Thai Baht (Baht 5’000 for the METV)
6. If the passport is not collected on appointed time, the visa will be cancelled.

Tips:

- Be patient … you may wait several hours to receive the queue number
- The waiting area is outdoor and it can get very hot .. make sure you have enough water with you (and a full battery if you like to play with your phone)
- On the next day when collecting the passport, be aware that the applicants are called in the order of the queue number, so no. 1 will start at 1.30pm etc. In our case, we had queue number 540, so we were called sometime after 4pm 🙂
会計書類の保存期間は10年間です。
2017.01.05
 去年末に、会計書類と貿易関係の書類の整理を行いました。書類は、毎日きちんと整理しているようでも、少しずつ量が増えてくると。。。  ということで、少し時間があったので、ファイルの書類をチェックして、古くなったものヒモで縛って、ダンボールにまとめてしまったりしました。今回は、同じ大きさのダンボールがいくつもあったので、古いダンボールから新しいダンボールに詰め替えたりと、ちょっとした大掃除になりました。

 会計士さんによると、ラオスの書類保存期間は、原則として、領収書・給与などの会計書類、輸出入の書類、税金の書類など10年となっています。(ラオスの会計法第8章41条によります。)

※ラオスの法律の英語訳の参考URL:http://www.laoftpd.com/index.php?option=com_docman&task=cat_view&gid=65&Itemid=86&lang=en
⇒ラオスの法律の英語訳をPDF又はワード形式でダウンロードすることができます。

※上記サイトの会計法第8章41条の英語訳
 Article 41. Conservation period of the documents
All supporting documents that constitute evidence for accounts must be preserved for a minimum of ten (10) years.

 但し、10年経っても保存しておくべき書類があるので注意が必要です。しかも、会計士さんに寄ると、特に法律の規定はないらしいので、気をつけなければなりません。

1.ミシンや検針機など輸入したときの領収書などの書類
 CBC Laoは、100%輸出企業なので、ミシンなどを輸入するときに関税などを免除されているからです。壊れたりして使えなくなったときにも、勝手に処分することはできず、政府の役人に伝えてから捨てることが必要になります。また、海外に修理にだすときにも、輸入時の書類が必要になります。

2.会社の法人税と職員の所得税に関わる書類
 会計士さんによると、財務省などの調査のときにあると役に立つそうです。

3.工場ができたときに購入した機器や設備のリスト

 各年ごとの書類をダンボールにいれていて、10年経ったら、そのダンボールごと処分することができるようにしてあります。しばらくしたら、2006年の会計書類等を処分する予定です。。

 裁断場の男性陣が、新たに棚を作ってくれたので、会計書類・貿易生類などを保管しておくのに使わせてもらっています。スチールラックも、鉄の足も必要な長さに切って、あっという間に完成です。みんな、とても器用です☆



 海外の縫製工場で働いていると、縫製のことはもちろんのこと、貿易の知識、法律の知識も必要になってきます。学ばなければならないことがいっぱいです。2017年も頑張っていきます!!

 
  
 

 
2017.01.05 09:55 | 固定リンク | ラオスの法律
ビザなしでタイ入国は2回に制限??
2017.01.03
新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、多くの方にいろいろとお世話になりました。誠にありがとうございます。
今年も、全職員一人ひとりが、よい丁寧で綺麗な縫製を心がけ、より良い商品を日本を輸出できるにしようと心新たにしてく所存でございます。
今年も、変わらずご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

CBC Laoは今日3日から通常通り操業しております。

さて、ラオス在住の日本人にとって、少し大きなニュースが去年末にありました。ラオス在住の日本人は、メコン川を渡り陸路でタイに入り用事を済ましたり、週末に買い物に行ったりするのですが、タイへのビザ無しでの入国が年2回に制限されるというニュースがありました。

下のように、ラオス・ヴィエンチャンのタイ大使館からアナウンスがありました。
(参考URL:http://vientiane.thaiembassy.org/en/news/announce/detail.php?ID=407)



要約すると、

1.すべての外国人は2016年12月1日より2017年2月28日まで、シングルエントリーの観光ビザ(60日以内)を申請料無料で申請することができる。

2.ラオスで仕事をしているあるいは住んでいる外国人は、マルチエントリーの観光ビザを申請することができる。このビザは、6ヶ月有効で申請料は5,000バーツで、一回の入国あたり60日以内タイに滞在することができる。

3.30日以内の滞在ならビザ無しで入国できる国の国民に対して、陸からの入国(すべてのイミグレーションでの総計)の許可は2回与えるだろう。詳しいことは、イミグレーションの職員まで。

私は、タイにそれほど多く行くわけではありませんが、本当にビザ無しだと2回しかタイに陸路で入国できないとなると少し大変です。
ヴィエンチャンに住んでいると、国境に渡ってノンカイに行くのは、外国に行くというよりは、隣町にいくような感覚なのです。

上のような通知がヴィエンチャンのタイ大使館から出されつつも、ラオスで働いている外国人はビザ無しでの年2回の入国制限を受けないという話もあり、多少情報が錯綜してもいます。

とりあえず、タイ大使館に行き、シングルエントリーの観光ビザを取ってこようかなと考えています。

- CafeNote -