海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場

CREATIVE BUSINESS CORP., (LAO) LTD.





100%輸出企業なので、輸入関税免除・消費税免除です!!
2017.09.11
 CBC Laoは、縫製した商品は100%輸出しています。ラオス国内で縫製した商品を売ったりすることはできませんが、縫製した商品をすべて輸出することで次のようなメリットあります。

1.生地等を輸入する時に、輸入関税を払わなくて良い。
2.ラオス国内で支払った消費税を払い戻してもらうことができる。

※ラオスでは、投資奨励法により、新たにラオスに会社を設立する方には、法人税免除などのメリットがあります。しかし、CBC Laoは創業以来、10年以上経っているので、利用できるのは輸出100%企業の上記のメリットだけになります。

 まず、1.生地等を輸入するときに、輸入関税を払わなくてよいについて、輸入から原則として6ヶ月以内にその生地等を使用すれば、その生地を輸入するときに本来払わなければならない関税が免除されます。半年以内で使い切ることができないと3月の延長認められ、それでも使い切れないとさらに3ヶ月の延長が認められます。最長1年以内に生地等を使えば良いというになります。

※下は延長の書類です。輸入許可証、在庫報告書などと一緒に、税関に提出します。


 次に、2.ラオス国内で支払った消費税を払い戻してもらうことができるについて、これは毎月、ビエンチャン財務省に消費税払い戻しの手続きをします。そうすれば、ラオス国内で購入したものやサービスに支払った消費税が戻ってくるになっています。そのとき、ものやサービスを買ったところから領収書を提出しなければなりませんが、財務省発効の領収書を使っている必要があります。

※下が財務省発効の領収書です。個人商店では、下の写真のような財務省発効の領収書は使っていないので、自動的に払い戻しのできる消費税は、ある程度大きな会社で購入したものやサービスに限られることになります。


 また、購入したすべてのものやサービスに関わる消費税がすべて戻ってくるという訳ではなく、直接工場の生産や輸出入に関わる消費税だけ戻ってきて、間接的にしか関わらない部分に関わる消費税は戻ってきません。この部分は少し難しいですが、コピー機の修理代等は、払い戻しの対象にはならないようです。

 役所への手続きは、いろいろ手間をかかる部分もありますが、上のような制度を使い、少しでも縫製コストを落としていくことができるよう日々努めています!!
2017.09.11 09:55 | 固定リンク | ラオスの法律
「クジ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」で縫製工場はお休みでした。
2017.09.07
 9月5日は「くじ引きでご飯を選んでいただく祭りの日」でした。このお祭りは、仏教徒のラオス人にとって、「カオパンサー(安居入りの日)」、「ホーカオパダップディン(ご飯を土地に供え讚える日」、「オークパンサー(安居明けの日」と並んで、もっとも大切な仏教のお祭りの日です。また、この日は、亡くなったご先祖様がこの世に戻ってくる日で、日本でいうところのお盆にあたる日でもあります。

(参考)ラオスにも日本と同じようにお盆があります。
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00117.html

 そして、この「くじ引きでご飯を選んでいただく日」は、縫製工場でも大多数が仏教徒が占めることもあり、職員がお寺にお参りにいってから出勤できるように毎年午前2時間お休みになっています。しかし、今年は、ちょうど出荷が終わり仕事も一段落したこともあり、全日休日になりました。

(参考)2017年のラオスの祝日・祭日を紹介!!
http://cbclao.readymade.jp/cafe/html/art/00025.html

 では、具体的には、どのようなお祭りかというと、朝、お寺にお供え物をもっていきます。この部分は、他の仏教のお祭りの日と同じです。このお祭りで特別なのは、お坊さんがくじ引きで、信者の人が持ってきたお供え物のご飯を食べるかを決めるを決める等点です。仏教徒の人々は、お供え物のご飯のセットに亡くなったお先祖様の名前を書きます。この日はたくさんの人がご飯のセットをお寺に持っていきます。そして、たくさんの信者の人が作ったご飯の中から、お坊さんがどのご飯のセットを食べるかをくじ引きで決めます。お坊さんに食べていただくことを通して、亡くなったご先祖様にも同じご飯を食べていただくことができると信じています。

 お寺に持っていくご飯のセットは次のような感じです。

 
 縫製工場でも、仕事が終わってから、工場長などがお供え物のお菓子を作っていました。バナナの皮で、蒸したもち米などを包んだ作ります。


 最後に、ラオスの英字新聞で、この「くじ引きでご飯を選んでいただくお祭りの日」を紹介していたので、紹介します。

<くじ引きでご飯を選んでいただく祭り、あるいは死者を讚える祭り>

 ラオスでは、「ブン」と呼ばれる多くのお祭りを祝い、多くはとても美しものです。くじ引きでご飯を選んでいただく祭りは、死者を讃え、また忘れないように通常旧暦の10番目の満月に、国中のお寺で行われます。

 くじ引きでご飯を選んでいただく祭り、あるいは死者を讚える祭りは、お坊さんへの寄進という点でこのくじ引きでご飯を選んでいただく日と似ているご飯を土地に供え讚える祭りの日(ホーカオパダップディン、新月に行われる)から15日後にあります。

 くじ引きでご飯を選んでいただく日には、人々は、ご先祖様の名前の書いた紙(皆の前に読まれることになる)が添えられた、食べもの、フルーツやその他のお供えものを持って、お寺にいきます。この日は、仏教徒にとってはとても大切な日で、多くの人は、朝早くからお寺にいきます。

 お供え物の準備は、朝の5時か6時くらいにからしばしば始まります。

 お供え物には、カオトン(バナナの葉で包まれていて、バナナと一緒にもち米を蒸したもの)、果物、花、ろうそく、線香、もち米、乾燥させた肉、乾燥させた魚、ソーセージやかまぼこ、お米のお菓子、バナナ、ガランガル、レモングラス、サトウキビ、なす、しろぐあい、グアバ、なつめ、辛子、たばこ、ぴんろうが含まれています。お供え物は、クジを引くことになるお坊さんにお渡します。

 家族の中には、「パー・カオ・ティップ」と呼ばれる地域の食べ物をいれたものを用意する家族もあります。。「パー・カオ・ティップ」には、魚のスープ、チキンスープ、パパイヤサラダ、肉や魚をラープと呼ばれる料理、野菜、干し魚、鳥の唐揚げ、たけのこスープが含まれます。これらのお供え物は、お坊さんの朝食となります。

 亡くなった家族の方へ、このような形で食べ物を、お供えすることは特に大切にされます。亡くなった家族の方へのこの義務を怠ることは、とんでもないことを引き起こすことになるかもしれません。もし(お坊さんを通して)死者の霊がお供え物を受け取ることができなければ、生きている人々によくないことを招くことになります。しかし、死者の霊がお供え物を受け取ることができれば、死者の霊はより良い状態で生まれ変わることができます。

 お坊さんへお供えものお渡しした後、信者の人々は、善い行いを思い出せるようなお説教をお坊さんからお聞きします。良い言葉を話すこと、良いか考えを持つこと、お酒を飲まないこと、嘘をつかないことなど。

 信者の人々は、亡くなったご先祖様に、良いことが起こるように、水を地面を注ぎます。

 夜の7時か8時頃には、老若男女が、一緒になって、花やろうそく、線香を持って地元にお寺に行き、仏様にお祈りをします。彼らは、祝福を得て、ろうそくをもってお寺の周りを3周します。これは、特に若い人々の中で人気があります。


※去年の生地なので、日付がずれています。
Laos celebrates many annual festivals (called “Boun”) which are particularly beautiful. Boun Khao Salak is a Buddhist festival held annually during the 10th full moon of the lunar calendar (this year on 16 September) at local temples nationwide to celebrate and remember the dead.

Boun Khao Salak, or the celebration of the dead, is followed by Boun Hor Khao Phadapdin for 15 days (the waning moon) when the offerings to the monks are smaller than during Boun Khao Salak.

During Boun Khao Salak, people go to temples with offerings of food, fruit, and other things along with papers about ancestors that will be read publicly. This is a day of great importance to followers of Buddhism and most visit the temples early in the morning.

Preparations of the offerings often begin around 5 or 6 o’clock in the morning.

Offerings may include Khaotoum (boiled sticky rice with banana covered by banana leaves), fruit, flowers, candles, incense sticks, rice, dried meat, dried fish, sauces and fish paste, puffed rice, bananas, galangal, lemongrass, sugar cane, eggplants, tamarinds, hardwood tree fruit (Mak Kheng), water chestnuts, (Mak Jab), guava, jujube, chilies, cigarettes, areca and betel nuts. The offerings are then brought to monks at local temples who will then draw lots (Salak), or a lottery gift basket.

Some families prepare bowls of favorite foods of the local area called Pha Khao Thip that may contain various dishes including fish soup, chicken soup, papaya salad, meat or fish (lap), vegetables, dried fish, fried chicken, bamboo soup or chili sauce. The offerings are brought to the monks to enjoy for breakfast (Jang Han).

It is especially important to give offerings in this way for family members who have died that year. To miss these familial duties for the dead may have disastrous consequences. If the spirit does not receive the offerings, it will bring bad luck to the living. However, if the spirit receives the offerings, they will reborn in good condition.

After finishing the offerings to the monks, laymen and laywomen listen to sermons from the monks that will remind them to engage in good activities – speak good words, think good thoughts, don’t drink alcohol and don’t tell lies.

The laymen and laywomen then pour water on the ground to give merit to deceased ancestors.

At the evening around 7 or 8 pm, ladies and gentlemen, both young and old, together go to the local temple with flowers, candles, and incense sticks and pray to Buddha. They then receive wishes and hold a candlelight procession, circling the main sanctuary three times, a ceremony which is especially popular among teenagers and young adults.

(参考URL:https://laotiantimes.com/2016/09/15/boun-khao-salak-or-celebration-of-the-dead/ )

ラオスの就労ビザの更新がありました。
2017.09.04
 海外で働くときに欠かせないのが、就労ビザの取得です。日本も含め、どこの国でもそうですが、外国人が働くためには、その国の政府から許可を得る必要があります。また、日本を含めどこの国でも役所への申請書類はたくさん種類があるもので、ラオスでも、もちろんいろいろな書類を役所に提出する必要があります。

 ちょうどビザの更新があったので、ラオスの就労ビザの更新について紹介します。ラオスでは就労ビザの更新と言っても、ビザの更新だけでなく、労働許可証とIDカードの更新を先に行わなければなりません。労働許可証を取って、次にIDカードを取り、最後に就労ビザの取得という流れになります。また、就労ビザは、「LA-B2」という種類のビザになります。

※下が労働許可証です。


※下がIDカードです。


 ラオスでは、外国人の就労ビザの具体的な更新は次の流れになります。
※下記は、更新手続きなので、ラオスに来て初めて就労する時の申請書類とプロセスは異なります。

1.労働許可証(Wok Permit)
 ビザの更新手続きにあたって、最初に更新するのが労働許可証です。まずは、ビエンチャン労働局から、就労の許可をもらえないと次のステップに進むことができません。申請時には次の書類が必要になります。このワークパーミットの申請先はビエンチャン労働局になります。

・申請書
・パスポートとビザのコピー
・期限が切れる労働許可証
・所得税の支払い書類やその他の会社関係の書類のコピー
・労働契約書
・工場内規則のコピー
・外国人労働者リスト
・3枚の顔写真
・労働許可証申請者の履歴書

※下が労働許可証の申請書です。上のある外国人労働者リストの書類も一緒にあります。


2.IDカードの更新
 IDカードは、警察が外国人に対して、滞在することができるかどうかを判断して、発行されます。申請時に必要な書類は次の通りです。提出先は警察で、約1週間でできます。

・申請書
・新しい労働許可証
・期限が切れるIDカード
・所得税の支払い書類やその他の会社関係の書類のコピー

※下がIDカードの申請書です。


3.就労ビザの更新
 労働許可証、IDカードができてはじめて、就労ビザを申請することができます。申請書類は次の通りで、提出先は外務省です。このビザも1週間くらいでできます。

・申請書
・新しい労働許可証
・新しいIDカード
・所得税の支払い書類やその他の会社関係の書類のコピー

 労働許可証、IDカード、就労ビザの更新には、およそ一ヶ月弱かかります。なので、ビザの期限が切れる、1ヶ月前くらいから、事務所のスタッフが、それぞれの政府機関に行き、申請書類を取ってきて、申請書の記入、その他必要な書類を集めて、それぞれの政府機関に提出していきます。また、ビザ更新の手続で、それぞれ申請書類を購入し、それぞれの許可証やビザを得るのに合わせて450ドルくらいかかります。

 このビザの更新をときには、いつも外国で働くということはある意味特別なことなのだなと感じます。日本人が、日本で働くのであれば、毎年のようにたくさんの書類を提出して、日本政府からそこで働く許可をもらう必要はありません。しかし、一歩、外国へでて働くとなれば、どこの国であってもその国の政府から許可をえることが必要になります。その国の役に立つことが、その国で働くための条件となる訳です。なので、これからも、縫製業をとおして、ラオスの社会や経済に少しでも寄与していきます!!
2017.09.04 09:55 | 固定リンク | ラオスの法律

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